2018年 09月 03日
ヴァカンスの終わり |
ポルトガルの休暇中の、ある1日。
朝7時半。あっちこっちで響く雄鶏の声で起きる。
あさごはん。
洗濯。部屋の掃除。
午前中2時間、家族4人で豆の収穫(莢から豆を外す)。
昼ごはん。
2時から4時まで昼寝。
4時から7時まで近場の海でのんびり。
夜8時からは近所のレストランで仲良しの家族とワイワイ。
11時半まで喋り尽くして帰って、歯磨きしてバタンきゅー。
働くだけじゃない、遊ぶだけでもない。
必要なだけ働いて、あとはのんびり楽しんで、
日差しが熱すぎる時間帯には昼寝して、
畑で熟れたものを食べて。
家族そろって健康で笑っていられて。
これ以上のしあわせな生活なんてあるかしら?と思った。
まさに夢の生活!
約3週間のポルトガル滞在を終えてパリに帰る道々、
息子たちはこの夢の如きポルトガル生活から離れるのが辛すぎて、
車の中でもほとんど言葉を発しなかった。
出るのはためいきばかり。
あなたたち、そんなにポルトガルが好きなら、
いっそのこと引っ越してポルトガルに住んじゃう?
冗談と本気半々で聞いてみた。
息子たちは揃ってうーんと考えて、
住むのはパリのままでいいや、と言った。
そのこころは?
だって、住むとしたらそこで学校に行かなきゃいけなくなるじゃない。
ポルトガルは学校のことを忘れていられるからいいんだよ。
そんな楽しい楽しいヴァカンスもついに終わって、
今日から新学期が始まった。
学校なんて嫌い、といいながらも、
持ち物をしっかり揃え、双子はしゃきんとした顔で出かけて行った。
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by poirier_AAA
| 2018-09-03 22:57
| 日々の断片
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