2018年 03月 01日
極寒散歩@パリ |
ちょっと用事があってこどもと3人でパリの中心部に出たら、
せっかくここまで来たのだからレゴショップに寄って行こう!と言われた。
1日中氷点下で、おまけに北風がびゅうびゅう吹いている日だった。
えーっ、この寒い中あそこまで歩くの!?
やめようよ。また出直そうよ。
ねぇ寒すぎるよ。わたし、風邪ひいちゃうよ。
不機嫌に、やんわりと、哀願調で、なんとか断念してもらうと頑張ったが、
なにせむこうは2人がかりなのでビクともしない。
しぶしぶ、本当にしぶしぶ、レ・アール方面に向かった。
幸いお天気だけはよかったので、
日向にいると太陽の光の暖かさで体全体がふんわりといい気持ちになる。
でも日陰に入ると、一瞬で寒さが戻る。
とくに北風吹き抜ける道は、寒いというより頰や耳がピリピリ痛い。
なんでこんな日に用事もないレゴショップに行かなきゃいけないのよ。。。
歩きながらぶつぶつ文句を言っていたら、息子に諭された。
あのねぇ、ママンは用事がなくても本屋に行って本を見るのが好きでしょう。
ボクたちは買う予定がなくてもレゴが並んでいるのを見るだけで幸せなの。
お互い様なんだから文句言わないでよ。
‥‥なるほどね。
レ・アールには大きなショッピング・センターがある。
あまりにも広すぎて、店の数が多すぎて、よって人も多すぎて、
だからわたしはとても苦手で、なるべく近寄らないようにしている。
ここに来るのは、映画を観るときか(大きな映画館が入っているので)、
本屋に行くときか(ここのFnacはパリのFnacの中では本の品揃えがいい)、
子どもにせがまれてレゴショップに行くときか、しかない。
ここにレゴショップができたのはつい2、3年前のことだったと思う。
他の国のレゴショップがどんなふうかは知らないけれども、
レゴの箱がずらりと並んでいるところ、
レゴでできた大きな作品が飾られているところなど、
別にレゴ愛好者でもないわたしでも、おおお〜っと感嘆してしまうくらいだから、
レゴ好きの子ども達にとっては、さながら地上の楽園、いや聖地か?
旅行でパリに来て、是非レゴショップに行こうと思う人もいるのかもしれない。
いかにも旅行者といった様子の親子連れを見かけることも多い。
ショーウィンドウにはレゴでできた大きなパティシエ&パティスリーが。
(この下3枚の写真は去年の夏に撮りました。道ゆく人が半袖姿)
まずは凱旋門。






そういえば、子どもが小さい頃は牧羊犬の気分だったなぁと思い出した。
走り回る羊を引率して無事に囲いに戻すのが仕事だ。
今は、例えるなら躾の悪い大型犬に引っ張られて歩いている飼い主の気分だ。
寒いなぁと思っても、犬が引っ張るから歩くしかない。
さむいさむい、さむ〜いパリの散歩であった。
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by poirier_AAA
| 2018-03-01 20:07
| パリを歩く
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