2018年 02月 07日
雪 |
パリに雪が降った。
このところ何年も暖かい冬が続いていたから、
こんなまとまった量の雪を見るのは久しぶりだ。
故郷は雪国である。
豪雪地帯ではないけれど、冬は雪があるのが普通だった。
昨今はそれもずいぶん少なくなったと聞くが、
それでも住人は冬には雪が降るのが当たり前と思っている。
交通機関も雪で麻痺することはない。
その程度には雪に慣れた土地なのだ。
朝起きて、窓の外を見た子どもたちが歓声をあげた。
うわぁ、こんなに雪がある!
ここ何年もちらつく程度の雪しか見たことがないので
子どもたちには積もった雪が特別なものにみえるらしい。
窓辺に積もった雪をまるめて雪玉をつくる、
それだけのことで、もう嬉しくて嬉しくてニコニコだ。
わたしのこども時代にタイムスリップできたらいいのに。
雪玉どころではない、等身大以上の雪だるまだって作れちゃう。
雪合戦だっていくらでもできる。
雪は使い尽くせないほどあるのだから。
そんな雪体験が、うちの子にはまったくない。
夫にもない。
雪が特別なものでないのは、家族の中ではわたしだけだ。
だから何?という話ではあるが、少し残念にも思う。
きちんと雪が降ってよかった。
冬はやっぱりきちんと寒くならなければ。
(今朝のパリ)
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by poirier_AAA
| 2018-02-07 17:28
| 日々の断片
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