2021年 09月 17日
塵も積もれば |
息子Aの視力が落ちていたので先日メガネを作りにいった。それができあがったというので店にでかけて店頭で微調整してもらい、慣れるためにそのままかけて帰って来た。その夜、もらってきたメガネケースにメガネをしまおうとしたところ、なんとサイズがあってないことが判明。メガネのツル部分が長くてケースの蓋がしまらないのだ。あ〜これは。ブランド名だけチェックしてサイズを確認しなかったな。店頭でチェックしなかったこちらも悪かったけれど、売る方だって迂闊なことだ。あ〜めんどくさいけど交換してもらいに行かないと。
ある日は義両親の薬をもらいに薬局に行った。目下ポルトガルにいる義両親は、もう何十年もこちらで世話になっている家庭医から処方箋を出してもらっている。ふつうは1ヶ月分以上の薬は処方してもらえないのだけれど、国外滞在予定と申告すると3ヶ月分を一度に受け取ることが可能。揃って80代の義両親はどちらも持病持ちなので、常用薬の量もかなり多い。それが3ヶ月分だから、薬屋を出るときはまわりがギョッとするほどの量になる。薬を揃えるのにも時間がかかるので、ふつうは朝店に処方箋を持って行って夕方薬をピックアップしに行く。種類も多いし量も多いから仕方ないといえば仕方ないのだろうが、薬屋が量を間違えて用意することも結構頻繁にある。今回もそうだった。朝夕1錠服用で3ヶ月分だから180錠必要な薬が90錠しかなかったり。逆に90錠あれば足りる薬が180錠入っていたり。夫と2人がかりできっちりチェックして、翌日過不足を正しに薬屋に行った。
それから薬を2箱のダンボール箱に詰めてポルトガルに発送した(あわせて7キロ!)。やれやれこれで一安心かと思いきや、発送後2日経っても荷物追跡の情報が上がってこない。いくらなんでもおかしい。夫が運送会社に問い合わせたところ、まだこちらの荷物として登録されていない、荷物を引き受けた郵便局に置いたままになっているんだろう、こちらでは何もできないから郵便局に問い合わせに行けと、結構失礼な態度で言われたらしい。それで今度はわたしが郵便局に赴いて問い合わせた。実は荷物が行方不明になっているんですが。。。実は入った瞬間から来るタイミングが悪かったと覚悟した。雰囲気がすごく悪かったのだ。3人いる局員同士が仲良くないみたいで、3人でお互いにケチをつけあっている。それで3人とも不機嫌な雰囲気を濃厚に漂わせたままお客に接している。そういうときにただでさえ面倒臭い問い合わせ。しかも郵便局じゃないサービスが絡む問い合わせ。そんな荷物はこちらには残っていません、どうにもできませんと話を終わらせようとする局員に食い下がって、ともかく小包置き場を再チェックしてもらい、さらに郵便局サイドから運送会社に連絡を入れて運送会社側のクレーム係に繋いでもらうことに成功。繋いでくれた先が真面目に仕事をしてくれたようで、その日の夕方には荷物の行方が判明した。きちんと荷物の番号を登録しないまま輸送ラインにのっけてしまっていたらしい。ポルトガルでの配送会社がしっかり登録してくれたことで存在が確認できた。あ〜ホッとした。
昨日はその薬が無事に届いたと義母から電話が来た。しかし、ある薬が数が多すぎるんじゃないかと言う。手元にもまだたくさん残りがある、と。え?そんなはずはないでしょう、処方箋のとおりだよと言いながら電話のあっちとこっちで確認しあったところ、なんと、義母が朝夕1錠飲まなければいけない薬を朝1回しか飲んでいないことが判明。おおお。。。薬が多すぎることもあるし、字が小さくて読み難いせいもあったかも。こういうところも注意していかないといけないんだな、と思った。
またあるときは息子たちの白衣。化学の授業の時に必須だという白衣を、夏休み中に連絡をくれれば買っておいたものを、新学期が始まってから3日後に必要だからもってこいなどという。白衣なんていったいどこで売ってるんだ!?しかもここはフランス、日本のようにネットで注文すれば翌日には手にはいるなんて夢のようなサービスはあてにできない。やみくもに探しても時間ばかりかかって不発に終わりかねないと、2日後に配送可能というネット販売で1枚2500円もする白衣(これきっと医学部の学生とかだって使えるやつだよね)を注文することにした。その翌日のことである、家から少し離れた大型スーパーの文具コーナーで1枚1000円程度の白衣が売られているのを見つけたのは。かーっ、ここにあったのか!しかも半額以下じゃないか。縫製はあきらかに悪いけれど、何回使うかわからない白衣ならこれで十分だったのに。。。悔しい。
ひとつひとつは小さいことなのである。でも、えっそんなはずは!とか、えっこれってどうしたら?とか、おいおい、ちょっと待てや、というようなことが地味に続いている。そのせいか、なんとなく気ぜわしい。まだまだ9月半ばだからね、これも新学期(夏休みボケ明け)のゴタゴタのうちだと思いたい。
by poirier_AAA
| 2021-09-17 18:14
| 日々の断片
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Comments(4)
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きゃすぴえ
at 2021-09-18 04:56
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本当にそういう小さなことが積み重なって日々の暮らしがゴタゴタするんですよね。悩みというほどではないけれど、スッキリしない感じで。やることやったらさっさと切り替えてリラックスする、そういう技術が人生で一番大事かもしれませんね。
ところで、義両親さんのお薬のお話、私も帰国して父の薬と格闘してきたのでとても身近に感じます。ちょっと間違えるのは想定済みなのか、大問題なのか分かりませんが、間違えやすい条件が勢揃いなのでみているこちらがヒヤヒヤします。
ところで、義両親さんのお薬のお話、私も帰国して父の薬と格闘してきたのでとても身近に感じます。ちょっと間違えるのは想定済みなのか、大問題なのか分かりませんが、間違えやすい条件が勢揃いなのでみているこちらがヒヤヒヤします。
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Mtonosama at 2021-09-18 05:55
いや~、大変!
お薬なんて大事なものなのに、読んでいてハラハラしちゃいました。
日本の薬局には最近kakariというアプリがあって、病院でもらった処方箋をその場で撮影し、薬局に送ると薬局に到着と同時にお薬をもらうことができます。去年、脳梗塞になった夫の薬はものすごく大量で朝昼晩と飲み分けないといけないのですが、お薬カレンダーなるものに、セットできるよう分包したものを渡してくれます。ありがたいです。
お薬なんて大事なものなのに、読んでいてハラハラしちゃいました。
日本の薬局には最近kakariというアプリがあって、病院でもらった処方箋をその場で撮影し、薬局に送ると薬局に到着と同時にお薬をもらうことができます。去年、脳梗塞になった夫の薬はものすごく大量で朝昼晩と飲み分けないといけないのですが、お薬カレンダーなるものに、セットできるよう分包したものを渡してくれます。ありがたいです。
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poirier_AAA at 2021-09-19 06:12
> きゃすぴえさん、こんにちは。
一時帰国、無事に行って帰って来られたようで本当によかったです。お疲れ様でした。ひろびろとした緑の景色を見て、すごく羨ましく感じました(わたしの一時帰国はコンクリートの灰色ばっかりでしたから。。。)。
薬は、、、気になりますね。自分で管理しているといいながら、実はあっちこっちで大事なことが抜けてしまっているとか、指先の自由が効きにくくなって小さい薬の扱いが難しくなるとか、処方箋や説明書の字がうまく読めなくなるとか、処方する側、服用する本人、その周りの人のそれぞれで、いろいろ考えたり改良したり工夫したりするポイントがありそうです。
一時帰国、無事に行って帰って来られたようで本当によかったです。お疲れ様でした。ひろびろとした緑の景色を見て、すごく羨ましく感じました(わたしの一時帰国はコンクリートの灰色ばっかりでしたから。。。)。
薬は、、、気になりますね。自分で管理しているといいながら、実はあっちこっちで大事なことが抜けてしまっているとか、指先の自由が効きにくくなって小さい薬の扱いが難しくなるとか、処方箋や説明書の字がうまく読めなくなるとか、処方する側、服用する本人、その周りの人のそれぞれで、いろいろ考えたり改良したり工夫したりするポイントがありそうです。
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poirier_AAA at 2021-09-19 06:19
> Mtonosamaさん、こんにちは。
日本の薬局だと1回分ずつ分包にしてくれるのでわかりやすいのですが、こちらは薬を箱ごとくれるので、個々人が自分で管理して服用しないとなりません。自分できっちり管理して服用できるならいいのですが、、、その点はやっぱり心配です。
こちらの薬は1錠の大きさが日本のものよりずっと大きいこともあるので、今は頑張れば飲めるけれど歳をとったらすごく辛くなるんじゃないかな〜、なんて思ったりしますよ。
日本の薬局だと1回分ずつ分包にしてくれるのでわかりやすいのですが、こちらは薬を箱ごとくれるので、個々人が自分で管理して服用しないとなりません。自分できっちり管理して服用できるならいいのですが、、、その点はやっぱり心配です。
こちらの薬は1錠の大きさが日本のものよりずっと大きいこともあるので、今は頑張れば飲めるけれど歳をとったらすごく辛くなるんじゃないかな〜、なんて思ったりしますよ。