2020年 05月 07日
カツカレー |
カツカレーを初めて食べた時、こんな素敵な食べ物があったのか!と息子たちは思ったそうである。カレーはもとから大好きなのだが、外で食べる場合はとにかく量が足りない。その足りない量を補ってくれるのが、これまた大好きなトンカツなのだから、好きにならないわけがない。黄金の組み合わせ、夢の共演、これを探していたんだよ!みたいに感じたのかもしれない。
ちょうど豚のヒレ肉(フランス語だとフィレ・ミニョン)を買ってあったので、ふと思いついてカツカレーを作ることにした。どうせつくるならカレーも日本風がいいだろうと、アジア食材店で日本のカレールーも買って来た。そうして作ったカツカレー、家族は大喜びで食べてくれたのだが、いくつか今後のヒントも貰った。
息子たちのイメージするカツカレーとは
・カレーが日本風であることはもちろんだけれど、たしか具はほとんど入っていなかった(ソースの海に小さな野菜と肉がこっそり点在する感じ)
・トンカツの衣はもっとガサガサしていた(今回はフランスの細かいパン粉を使ったからね)
なのだそうだ。
それを聞いて、おもわず笑ってしまった。特に具が入っていない方がいいという部分。そういうカツカレーって、例えばスキー場とか美術館とかいった施設に併設されたカフェテリアのような、「とりあえず何か食べられれば」という食堂系のところで出て来そうだ。そういえば、少し前に日本に行った時にそういう場所で慎ましいカツカレー(具なし、肉薄)を食べたかもしれない。ははは、あれを刷り込まれちゃったか。
今度つくるときは、生パン粉を作ってサクサクの衣のトンカツにしよう。頭の中にメモする。お望み通りソースばっかりのカレーにしてもいいけど、せっかく家で作るのに具がほとんどないなんて寂しいので、その部分は妥協せず、野菜ゴロゴロが我が家流なのだと言い張ってみようか。真っ赤な福神漬けでも添えれば視覚的にさらに日本っぽくなるけれど、それはまぁ無くてよし。
日本風のカレーというとルーの味ばかりしかしないのであまり好きではなかったけれど、こんなふうにカツカレーにするとちょっと懐かしくて、悪くない。インド風のカレーはスパイス万歳を叫びたくなる美味しさがあるし、肉と野菜をワインでじっくり煮込んだ欧風カレーには煮込みならではの凝縮した美味しさがある。でも、そういうカレーはカツカレーとかカレーうどんにはどうも似合わなくて、やっぱり日本のルーの味がするカレーが欲しくなる。
またルーを買っておこう。これも頭の中にメモメモ。
by poirier_AAA
| 2020-05-07 19:10
| 味わう
|
Comments(8)
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fusk-en25 at 2020-05-08 08:02
残念ながら。カツカレーは食べたことがありません。
家で両方同じ日にすることなんかないし。。
外ではカレーがご飯にのってる。。
でもカツカレーのご飯抜きってやっぱりちょっと変ですね。
カツ丼のご飯抜きは。大阪では「だいぬき」と言って。
食堂のメニューにもありましたが。。
家で両方同じ日にすることなんかないし。。
外ではカレーがご飯にのってる。。
でもカツカレーのご飯抜きってやっぱりちょっと変ですね。
カツ丼のご飯抜きは。大阪では「だいぬき」と言って。
食堂のメニューにもありましたが。。
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at 2020-05-08 12:53
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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poirier_AAA at 2020-05-08 16:20
> fusk-en25さん、こんにちは。
わたしも今回初めてつくりました。だって、カレーに肉が入ってますし。わざわざ更に肉を添える理由がわからん!でしょう?
ふふ、カツカレーのご飯抜き、うちの子なら「詐欺だ!」と大騒ぎしそうです。
ところで「だいぬき」って、ご飯が別添えになったカツ丼の分け盛りバージョンなのでしょうか。それとも、ご飯抜きで出てくるトンカツの卵とじ?
わたしも今回初めてつくりました。だって、カレーに肉が入ってますし。わざわざ更に肉を添える理由がわからん!でしょう?
ふふ、カツカレーのご飯抜き、うちの子なら「詐欺だ!」と大騒ぎしそうです。
ところで「だいぬき」って、ご飯が別添えになったカツ丼の分け盛りバージョンなのでしょうか。それとも、ご飯抜きで出てくるトンカツの卵とじ?
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poirier_AAA at 2020-05-08 16:39
> kagikomeさん、こんにちは。
カレーの話って、日本で生まれ育った人なら大抵何かしら「語ること」がある、なかなかおもしろい話題かもしれませんね。わたしも、カレーの話(自分の好み)なら、まだまだ書けそうな気がするくらいですし。
揚げ物で大量の油を使うのが面倒なので、今回のカツも、カツとは呼びながらもウインナーシュニッツェルみたいに多めの油で焼く感じで作ったのでした。次回生パン粉で作るなら、今度こそ絶対に揚げないとだな〜と思っています。
カレーの話って、日本で生まれ育った人なら大抵何かしら「語ること」がある、なかなかおもしろい話題かもしれませんね。わたしも、カレーの話(自分の好み)なら、まだまだ書けそうな気がするくらいですし。
揚げ物で大量の油を使うのが面倒なので、今回のカツも、カツとは呼びながらもウインナーシュニッツェルみたいに多めの油で焼く感じで作ったのでした。次回生パン粉で作るなら、今度こそ絶対に揚げないとだな〜と思っています。
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ひかり
at 2020-05-09 07:38
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fusk-en25 at 2020-05-09 07:48
PS
カツ丼の上下?が別々にお膳にのってでてくるはずです。
もちろんご飯は付いていて。人によっては最後におつゆ?をかけて食べる。
ちなみに蕎麦屋に「ぬき」と言う食べ物も東京ではあったそうです。
おつゆに海老の天ぷらが浮かんでる?らしい。
それでお酒を飲んで。最後に確かそばを入れてもらって食べる。。
私は読んだだけで食べたことも見たこともありませんが。
カツ丼の上下?が別々にお膳にのってでてくるはずです。
もちろんご飯は付いていて。人によっては最後におつゆ?をかけて食べる。
ちなみに蕎麦屋に「ぬき」と言う食べ物も東京ではあったそうです。
おつゆに海老の天ぷらが浮かんでる?らしい。
それでお酒を飲んで。最後に確かそばを入れてもらって食べる。。
私は読んだだけで食べたことも見たこともありませんが。
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poirier_AAA at 2020-05-09 08:06
> ひかりさん、こんにちは。
ふふ、本当に食堂(レストランではない!)のカツカレーなんですよね。トンカツ屋で分厚いトンカツだって食べているはずなのに、なぜかカツカレーのカツは厚くなくてもいいんだよ、とか言いますし。刷り込みってへんなの。
でもまさか、自分でカツカレーを作ることになるとは想像もしませんでした。だってカロリーが滅茶苦茶高そうですもん。成長期の子どもにはよくても、その親にとっては。。。ねぇ?
ふふ、本当に食堂(レストランではない!)のカツカレーなんですよね。トンカツ屋で分厚いトンカツだって食べているはずなのに、なぜかカツカレーのカツは厚くなくてもいいんだよ、とか言いますし。刷り込みってへんなの。
でもまさか、自分でカツカレーを作ることになるとは想像もしませんでした。だってカロリーが滅茶苦茶高そうですもん。成長期の子どもにはよくても、その親にとっては。。。ねぇ?
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poirier_AAA at 2020-05-09 08:17
> fusk-en25さん、こんにちは。
なるほど、ご飯が別についてくる、あくまでも「ご飯もの」扱いということですね。ひょっとしたらご飯なしの酒の肴扱いかなぁとも考えていたのです。ちょっとくど過ぎる感じもしますけど。
その「ぬき」という発想、カツ丼を分けるよりもショッキングでした。せっかく上手に揚がった天ぷらがツユにどっぷり浸っていたら、勿体無いじゃない?と、わたしなどは思ってしまうのですが。世の中にはいろんなことを考える人がいるものですね。
なるほど、ご飯が別についてくる、あくまでも「ご飯もの」扱いということですね。ひょっとしたらご飯なしの酒の肴扱いかなぁとも考えていたのです。ちょっとくど過ぎる感じもしますけど。
その「ぬき」という発想、カツ丼を分けるよりもショッキングでした。せっかく上手に揚がった天ぷらがツユにどっぷり浸っていたら、勿体無いじゃない?と、わたしなどは思ってしまうのですが。世の中にはいろんなことを考える人がいるものですね。