2019年 06月 01日
追突 |
今朝、生まれて初めて追突された。
といっても、個人的にびっくり!という程度で済んだのだが。
駐車場の出口で、道をゆく車が途切れるのを待っていた。
突然うしろで変な音がした。
金属を捻ったらこんな音がするか?というような、
聞き慣れない、ひどく耳障りな音だった。
あっけにとられて、しばし運転席の夫と顔を見合わせた。
今のってなに?と口にしたら、
ぶつけられたんだ、と夫が唸りながら外に出て行った。
後ろの車が見切りで発車して前にいたうちの車にぶつかってきたらしい。
夫がドアを開けたとき、後ろの車の女性の声が聞こえてきた。
申し訳ありません!でも、なんともありませんから!
なんともありませんとか、ぶつけた方が言うなよ!
思わずムッとしてしまったのだが、
どちらの車にもなんのダメージもなかったのは事実で、
特に書類を整えるまでもなく別れた。
車にも体にも問題がなかったのは幸いと思うけれども、
こういう目にあうのは愉快とは言えない。
ねぇ、相手に何か言ったの?
対応していた夫が車に戻ってから聞いてみた。
運転席から静かにめらめら怒っている気配が伝わってきたので。
‥‥怒鳴りつけてやりたかった。
やりたかった? でも、しなかった?
うん。子どもが乗っていたから。
こういうところが、この人には絶対に敵わないと思う所以だ。
理性で感情を押さえ込んでしまえる。
わたしには真似できない。
わたしが出ていたら、間違いなく言葉を投げつけていただろう。
怒鳴るにしろ、嫌味にしろ。
車の事故はごめんじゃ済まないことがほとんどだから、
特に子どもを乗せている人ならもっと注意すべきでしょう、と思う。
多少強い言葉で意見したってよかったかもしれない。
釈然としない気持ちを抱えたまま家に帰った。
でも、お昼ご飯を作って食べ、
デザートの苺が、これは甘いとかこれは甘くないとか家族で言い合い、
洗濯やら片付け物やらをしていたら、
あれ、いつのまにかさっきのことは忘れて気持ちも肩もほぐれていた。
つまりは、その程度のことでしかなかったのだ。
ふう、よかった。
by poirier_AAA
| 2019-06-01 22:17
| 日々の断片