2018年 02月 18日
オリンピック |
土曜日の夜、なんとなくテレビをつけたら
オリンピックのその日のダイジェスト版を放送中だった。
フィギュア男子フリーがちょうど終わるところで、
次に始まったのは、わたしが見たこともない競技だった。
バイアスロン、と競技名が出た。
この競技、まずはクロスカントリーから始まる。
平らなところを歩き、坂を登り、坂を滑り降り、
ある程度距離をこなすしたところに、今度は射撃の的が待っている。
選手は、それぞれ背負ったライフルを下ろして準備を整え、撃つ。
(地面に伏せた姿勢で撃つ場合と、立った姿勢で撃つ場合がある)
5つの的を撃ったら(それが当たろうが外れようが)、
またクロスカントリーに戻る。
それが、全部で4セットほど続いただろうか。
マラソンと同じように、スタート直後は大きな塊があるだけである。
それが、最初の射撃が終わるあたりから差が出始める。
2回目の射撃が終わると、速い選手が集団を抜け始めた。
とくに、先頭を行く選手が圧倒的に強い。
クロスカントリーも速いのだろうが、なんといっても射撃がすごい。
5秒に1発くらいのスピードで、コンスタントに過たずに撃ち抜く。
3周目は見事なまでに圧倒的な独走状態で、いよいよ最後の射撃に向かう。
1発、2発、3発、4発、ここまでは極めてリズミカルに決めたのが、
最後の5発目で、息が上がったのか調子が狂ったのか、
時間をかけて的を狙った末に外してしまった。
ここまでの射撃の安定ぶりから見ると、信じられない結果だったが、
それでも、クロスカントリーに戻れば依然トップである。
射撃に時間をかけてしまったせいで2位走者との差は縮まってしまったが、
それでも18秒以上の差をつけてゴールした。
家族4人で見ていたのだけれども、
みんな初めて見る競技だったにもかかわらず、画面に目が釘付けで、
わーわーきゃーきゃー大興奮しながら見た。
いや、わーわーきゃーきゃーしていたのはわたしと子どもたちだった。
夫は(表面的には)とても冷静に注視していた。
そして、3周目の迷いのない射撃結果を見ながらボソッと言ったものである。
うーむ、こういう人とは仲良くしておきたい。。。
一位になったのはスロヴァキアのアナスタシア・クズミナ。
ロシア出身で、もともとはロシア選手として活躍していたのが、
途中からスロヴァキアに移籍したらしい。
データによると180cm67kg。
小粒なわたしからみると、夢のような背の高さ、脚の長さである。
一方、続いて放送されたフリースタイルスキー女子になると
これはウェアの見た目の違いも大きいかもしれないが、
もっとずっと”自分に近い体型”に感じられた。
しかし、体型的には大丈夫そうでも、これは絶対に試したくないと思った。
滑り降りるのは大好きだけれど、空中回転とか、勘弁してほしい。
オリンピックなど、普段はまったく無関心で生きているのだけれど、
たまに見ると今度はなぜか目が離せなくなる。
一所懸命な人というのは、やっぱりオーラを放っているのだと思った。
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by poirier_AAA
| 2018-02-18 20:01
| 日々の断片
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