2017年 07月 06日
笑いの感覚 |
もう10年もフランスに暮らしているけれど、
フランス人のユーモア感覚っていまひとつわからん。。。
と思うことがいまもよくある。
すごく笑えることもある。
でも、一体何がおかしくてそんなに笑う?と思うこともある。
そんな話を夫の親戚の30代夫婦2組を前にしていたら、
フランス人の僕らにはイギリス人のユーモアは全然わからないね、と言われた。
例えばテレビ番組の「ミスター・ビーン」なんて、
あれのどこが面白くて笑えるのか、そのツボが全然わからない、と。
人のユーモア感覚には実は2種類あるのかもしれない。
万国共通のものと、その文化圏特有のものと。
今週で学校も終わりだし、
もう成績表ももらってしまったので、
学校には行っても勉強らしい勉強は何もしていないらしい。
宿題も出ないから子どもたちはすっかり夏休み先取り気分で、
下校後に映画を観に行こうよ!などと言い出す。
そんなこんなで、最近子どもと一緒に映画を2本見た。
1つはフランスのアニメで「Le grand méchant renard」。
もう1つはアメリカのアニメで「Moi, moche et méchant 3」。
1本目の「意地悪キツネ」の話は本当に気持ち良く笑えるおもしろさで、
上映が終わったときには観客からパチパチ拍手まで出て
あぁ楽しかった〜と思いながら劇場を出られた。
2本目の「(邦題)怪盗グルーのミニオン大脱走」は
笑えるところがなかったわけではないのだけれど、
なんというか、その笑いに気持ち良く乗りきれないことが多くて、
話の内容もすぐに忘れてしまうかもね、という感じがした。
終わってから子どもと3人で感想を話した。
ボクたち、アメリカのアニメってあんまり好きじゃないと思う。
どの映画の登場人物も皆おしゃべりでベラベラ話すんだけど、
それがちっとも面白いと感じられないんだよね。
子どもたちは口々に言う。
それに比べると「意地悪キツネ」はすごく面白かったよ。
小さい子向けの映画に見えるけど、実際は誰が見ても楽しめるよね。
もう1回観てもまた同じように笑えると思うよ。
実はわたしもそっくり同じことを思った。
でも本当のところはどうなのかな?ともちょっと思っている。
わたしたち親子と他の多くの人とでユーモア感覚が違っているかもしれない。
あるいはフランスとアメリカのユーモア感覚の違いで説明できることなのか。
はたまた純粋に作品としての出来の良し悪しなのか。
日本の人ならどう感じるかしらと思いながら、
梨の木家はその独断と偏見で「意地悪キツネ」をオススメいたします。
by poirier_AAA
| 2017-07-06 21:43
| 観る・鑑賞する
|
Comments(2)
Commented
by
Mtonosama at 2017-07-07 10:15
『意地悪キツネ』、フランス語はわからなくてもフフと笑ってしまいました。
私もアメリカアニメはあんまり・・・
ディズニーも大昔の『白雪姫』とか『眠れる森の美女』とか『バンビ』とか丁寧に手で描いたアニメは好きだったけど、最近のCGアニメは観たくないです。歳のせいかもしれないけど。
私もアメリカアニメはあんまり・・・
ディズニーも大昔の『白雪姫』とか『眠れる森の美女』とか『バンビ』とか丁寧に手で描いたアニメは好きだったけど、最近のCGアニメは観たくないです。歳のせいかもしれないけど。
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Commented
by
poirier_AAA at 2017-07-07 17:50
> Mtonosamaさん、こんにちは。
キツネの話、笑えましたか? よかった、これおもしろかったんです。
あぁ年齢的な違いもあるかもしれませんね。
あと、言葉についていけないことも時々あります。若者って早口ですし、口をしっかり開けないで話しますし、若者同士でしか通じない言葉もたくさんありますし。。。
キツネの話、笑えましたか? よかった、これおもしろかったんです。
あぁ年齢的な違いもあるかもしれませんね。
あと、言葉についていけないことも時々あります。若者って早口ですし、口をしっかり開けないで話しますし、若者同士でしか通じない言葉もたくさんありますし。。。