2016年 03月 29日
マタイ受難曲 |
復活祭前日の土曜日、
夜、子どもが寝静まってからテレビをつけたら、
「マタイ受難曲」が聞こえてきた。
ヴェルサイユ宮殿のロイヤルチャペルからのライブ放送だった。
ラファエル・ピション指揮で演奏はアンサンブル・ピグマリオン。
復活祭前夜から復活祭当日へと、
日付をまたいで行われるミサを告げる鐘が遠くから聞こえて来る。
そんななかで聴く受難曲は、
音楽として聴く、あるいはコンサート会場で聴く曲とは
まったく違うもののように感じられる。
宗教として信じるかどうかは別として、
キリストの受難の話は物語として興味深いと思う。
登場人物がみな人間的で、
まるで自分や今の時代に生きる人の物語のように感じられる。
銀貨30枚でイエスを売ったユダ。
イエスのことを「そんな人は知らない」と3度言い切ったペテロ。
イエスの悪事の証拠を得られぬまま、
民衆の声に押し切られて磔刑に同意してしまうピラト。
処刑が決まったイエスを平気で辱め、嘲弄する兵士、そして民衆。
「なぜわたしをお見捨てになるのですか」と叫ばずにはいられなかったイエス。
多くの「マタイ」ファンがそうであるように、
わたしもカール・リヒターの「マタイ」から聴き始めた。
今回のライブ演奏は、それとはまったく毛色の違った演奏で、
だから別な曲を聴くような新鮮な気持ちで向かい合うことができて面白かった。
日本から視聴できるのかわからないけれども、
しばらくはこのサイトでヴィデオを見ることができる。(字幕はフランス語のみ)
コンサートが始まるまでのCMが長くても、ここはじっと我慢。
ヘレヴェッヘの「マタイ」はとても好き。
夜、子どもが寝静まってからテレビをつけたら、
「マタイ受難曲」が聞こえてきた。
ヴェルサイユ宮殿のロイヤルチャペルからのライブ放送だった。
ラファエル・ピション指揮で演奏はアンサンブル・ピグマリオン。
復活祭前夜から復活祭当日へと、
日付をまたいで行われるミサを告げる鐘が遠くから聞こえて来る。
そんななかで聴く受難曲は、
音楽として聴く、あるいはコンサート会場で聴く曲とは
まったく違うもののように感じられる。
宗教として信じるかどうかは別として、
キリストの受難の話は物語として興味深いと思う。
登場人物がみな人間的で、
まるで自分や今の時代に生きる人の物語のように感じられる。
銀貨30枚でイエスを売ったユダ。
イエスのことを「そんな人は知らない」と3度言い切ったペテロ。
イエスの悪事の証拠を得られぬまま、
民衆の声に押し切られて磔刑に同意してしまうピラト。
処刑が決まったイエスを平気で辱め、嘲弄する兵士、そして民衆。
「なぜわたしをお見捨てになるのですか」と叫ばずにはいられなかったイエス。
多くの「マタイ」ファンがそうであるように、
わたしもカール・リヒターの「マタイ」から聴き始めた。
今回のライブ演奏は、それとはまったく毛色の違った演奏で、
だから別な曲を聴くような新鮮な気持ちで向かい合うことができて面白かった。
日本から視聴できるのかわからないけれども、
しばらくはこのサイトでヴィデオを見ることができる。(字幕はフランス語のみ)
コンサートが始まるまでのCMが長くても、ここはじっと我慢。
ヘレヴェッヘの「マタイ」はとても好き。
by poirier_AAA
| 2016-03-29 08:15
| 聴く
|
Comments(2)
Commented
by
saheizi-inokori at 2016-03-29 10:31
この間、聖トーマス教会とゲヴァントハウスのライブを経験してすっかりマタイ好きになりました。
リヒターを毎日のように聴いています。
これ↑も楽しみに聴かせていただきます、ありがとう!
リヒターを毎日のように聴いています。
これ↑も楽しみに聴かせていただきます、ありがとう!
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Commented
by
poirier_AAA at 2016-03-29 17:49