2015年 08月 05日
最下位のわたし |
わたしが映画の予告編をディクテしている様子を見て、
息子たちも面白そうだからやりたいと言い出した。
ただし条件があって、パパじゃなくてママンと一緒にやりたい、という。
パパはすぐに答えを言ってしまうから全然おもしろくない。
ママンくらい「できない人」と一緒の方が楽しいんだよ、だそうだ。
なかなか微妙な心境である。
昨日は家族内お絵描きコンクールをしよう、という話になった。
みんなで同じモデルを見て絵を描く。
誰の絵が上手いか比べてみよう、というのだ。
何をモデルにするか、あれは難しすぎる、これは簡単すぎる。
息子たちの方針はなかなか決まらない。
やがて夕ご飯の用意をする時間になって、わたしだけ途中で席を外したら、
そのうち息子Aもふくれっ面で台所にやってきた。
なんでふくれてるの? あっちで一緒に描けばいいじゃない?
そう言ったら、息子はふてくされて答えた。
だって、パパはすごく上手いんだよ。
Bはその次に上手いし、ボクはその次でしょ。
ママンが一緒じゃないと、ボクが最下位になっちゃうんだよ!
なんと、いつのまにかわたしが一番下手ということにされている。
不戦勝ならぬ、不戦敗か?
最下位要員として期待されているって、なんだかへんな感じ。
でも、負けず嫌いで通してきたわたしなのに、全然腹が立たない。
逆に、なんだかんだと双子間で張り合って喧嘩している2人を見ていると、
おぬしら若いのう、ふおっ、ふおっ、ふおっと言いたくなる。
なんというか、人と張り合っているうちは、
勝負の苦しさはまだわかってないでしょ、という気がするのである。
最後の最後に立ちはだかる高い壁は「自分」じゃないだろうか?
長年フランス語が上手くならなくて苦しんできた今は、本当にそう思う。
長年、この性格どうにかならないかなぁと思い続けてきたこともある。
昨日までの自分から一歩先に進むことが、どれだけ大変か。
他人と比べて一喜一憂している暇なんかないわけよ。
自分一人を相手にするだけで手一杯なんだから。
もうじきポルトガルに出発するので、
夫から「少しはポルトガル語を勉強しておきなさいよ」指令が下った。
わたしもやったほうがいいよなぁとは思う。
でも、現在只今の本命はなんといってもフランス語なのである。
わたしには二股をかける器用さはないのである。
あ〜面倒くさい。やる気が出ない。
ともすると尻をまくって逃げたくなる自分の首根っこを捕まえて、
ポルトガル語の教科書に向かわせる、
それが今日のわたしのメイン・イヴェントなり。
ここで重い腰をあげる決心をするほうが、
お絵描きで最下位扱いされる悔しさ(?)より、よっぽど大きいのよ。
朝っぱらからブログなんか書いているのも、
ひたすらメイン・イヴェントから逃れようという悪足掻きなわけよ。。。
息子たちも面白そうだからやりたいと言い出した。
ただし条件があって、パパじゃなくてママンと一緒にやりたい、という。
パパはすぐに答えを言ってしまうから全然おもしろくない。
ママンくらい「できない人」と一緒の方が楽しいんだよ、だそうだ。
なかなか微妙な心境である。
昨日は家族内お絵描きコンクールをしよう、という話になった。
みんなで同じモデルを見て絵を描く。
誰の絵が上手いか比べてみよう、というのだ。
何をモデルにするか、あれは難しすぎる、これは簡単すぎる。
息子たちの方針はなかなか決まらない。
やがて夕ご飯の用意をする時間になって、わたしだけ途中で席を外したら、
そのうち息子Aもふくれっ面で台所にやってきた。
なんでふくれてるの? あっちで一緒に描けばいいじゃない?
そう言ったら、息子はふてくされて答えた。
だって、パパはすごく上手いんだよ。
Bはその次に上手いし、ボクはその次でしょ。
ママンが一緒じゃないと、ボクが最下位になっちゃうんだよ!
なんと、いつのまにかわたしが一番下手ということにされている。
不戦勝ならぬ、不戦敗か?
最下位要員として期待されているって、なんだかへんな感じ。
でも、負けず嫌いで通してきたわたしなのに、全然腹が立たない。
逆に、なんだかんだと双子間で張り合って喧嘩している2人を見ていると、
おぬしら若いのう、ふおっ、ふおっ、ふおっと言いたくなる。
なんというか、人と張り合っているうちは、
勝負の苦しさはまだわかってないでしょ、という気がするのである。
最後の最後に立ちはだかる高い壁は「自分」じゃないだろうか?
長年フランス語が上手くならなくて苦しんできた今は、本当にそう思う。
長年、この性格どうにかならないかなぁと思い続けてきたこともある。
昨日までの自分から一歩先に進むことが、どれだけ大変か。
他人と比べて一喜一憂している暇なんかないわけよ。
自分一人を相手にするだけで手一杯なんだから。
もうじきポルトガルに出発するので、
夫から「少しはポルトガル語を勉強しておきなさいよ」指令が下った。
わたしもやったほうがいいよなぁとは思う。
でも、現在只今の本命はなんといってもフランス語なのである。
わたしには二股をかける器用さはないのである。
あ〜面倒くさい。やる気が出ない。
ともすると尻をまくって逃げたくなる自分の首根っこを捕まえて、
ポルトガル語の教科書に向かわせる、
それが今日のわたしのメイン・イヴェントなり。
ここで重い腰をあげる決心をするほうが、
お絵描きで最下位扱いされる悔しさ(?)より、よっぽど大きいのよ。
朝っぱらからブログなんか書いているのも、
ひたすらメイン・イヴェントから逃れようという悪足掻きなわけよ。。。
by poirier_AAA
| 2015-08-05 17:32
| 日々の断片
|
Comments(2)
Commented
by
fusk-en25 at 2015-08-05 17:59
あはは、「やけくそ?」
私 不戦勝好きなんです。 誰でも?
自分を誤魔化せたら一流になると、絶対にできるんだと思い込む?
でもまた自分自身は誤魔化せませんからね。笑。
私 不戦勝好きなんです。 誰でも?
自分を誤魔化せたら一流になると、絶対にできるんだと思い込む?
でもまた自分自身は誤魔化せませんからね。笑。
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Commented
by
poirier_AAA at 2015-08-06 22:54
>fuskさん、こんにちは。
わたしは不戦勝でも不戦敗でも、どっちでもいいです。人と争って上下を決めるのが面倒くさいので。。。できるだけトーナメントには関わりたくない。
とかいいながら、いざ勝ち始めてたら欲が出そうですけど笑)
自分は誤魔化せないんですよね〜。人が何をどんなに褒めてくれたとしても、自分のいい加減さとかズルさとか下手さとか、そういうのは全部自分でよくわかっている。映画「アマデウス」の中のサリエリ、あの人は辛かっただろうと思いますよ。
わたしは不戦勝でも不戦敗でも、どっちでもいいです。人と争って上下を決めるのが面倒くさいので。。。できるだけトーナメントには関わりたくない。
とかいいながら、いざ勝ち始めてたら欲が出そうですけど笑)
自分は誤魔化せないんですよね〜。人が何をどんなに褒めてくれたとしても、自分のいい加減さとかズルさとか下手さとか、そういうのは全部自分でよくわかっている。映画「アマデウス」の中のサリエリ、あの人は辛かっただろうと思いますよ。