2014年 12月 29日
ある日のメニュー、ふたたび。 |
木曜日、クリスマスの大宴会でさんざん飲み食いし、
金曜日は1日、前日の疲れでぼんやりと過ごし、
3度の食事は「こんなに食べられないから持って行って!」と、
半ば押し付けられるようにして持たされた残り物をアレンジして賄い、
それもようやく先が見えて来たと、ホッとしたのも束の間、
土曜日、今度は再び我が家に義両親を招いて夕食を食べた。
人を招いたからにはそれなりの食事を食べていただくのが礼儀だけれど、
(それなりの食事=見栄えのするお肉)
わたしはもう肉の顔を見るのもイヤで、
動物性の脂の匂いを嗅ぐのもイヤで、
フォアグラも海老も鶏肉も鮭も使わず、でも見栄えのする料理はないものかと、
せっせと頭をひねってメニューを考え出した。
で、用意したのがこのメニュー。
前菜: 山羊のチーズをのせて炙ったトーストのサラダ添え
(正確には、トースト添えのサラダ、といった様相)
スープ:縮れキャベツと蕪と人参のスープ
メイン:干ダラのオーブン料理、付け合わせは茹でてさっと炒めたインゲン。
(正式名称はBacalhau à Gomes de Sà)
デザート:りんごケーキ
このメニューの利点は、ほとんど全部事前に準備できるところ。
サラダは洗っておけば、あとはトーストを作るだけで済むし、
スープは煮ておけば温め直すばかり(縮緬キャベツは煮れば煮るほど旨い!)
メインは、干だらを茹でてほぐし、ジャガイモも茹でて適当に切り、
輪切りにしたタマネギは良く炒め、更にゆで卵も作って剥いておく。
で、卵をのぞくすべてをオーブン皿にセットして準備完了。
前菜のトーストを作り終わった後でオーブンに放り込んでおけばいい。
供する直前にオリーブオイルをまわしかけ、卵を飾り、パセリを散らすだけ。
デザートのリンゴケーキだって、前日に作っておくことができる。
まあ〜なんて楽チンなメニューでしょう。
この干ダラ料理は今回初めて試してみた。
干ダラ、ジャガイモ、タマネギ、卵といういつもの黄金の組み合わせなので、
余程のことが無い限り、不味くなり様がない。
あまり見栄えはしないかもと心配だったが、
こんがり焼けた表面に卵の黄色とパセリの緑が映えて、悪くない。
しかも、たっぷりまわしかけたオリーブオイルに干だらの味が移って、
皿に残った油をパンで拭き取って食べたくなる美味しさ。
これは使えそう。
そして、リンゴケーキはくまさんのところで見たケーキを試してみた。
切り目を入れて上に乗せたリンゴが、とにかく美味しい。
バターケーキは重いのでどちらかというと苦手なのだが、
焼いたリンゴの甘味と酸味のおかげで、とても美味しく食べられる。
たぶん、バランスという点ではちょっとねぇ?というメニューだと思う。
でも、いつものようにいつものごとく、
お腹はいっぱいになるけれど、ほとんど胃もたれしない料理ばかり。
肉の脂の匂いが残らない、
翌朝すっきりお腹が空いて起きられる、
これが個人的にはポイント高し。
というわけで、クリスマスの食べ過ぎもリセットし、
残り物で溢れ返っていた冷蔵庫もようやく空きが目立つようになり、
さて、そろそろ新年のメニューを考えねば、と頭が回るようになった。
年越しの晩の大宴会(=飽食)に備え、今日明日はあっさり路線で行く。
金曜日は1日、前日の疲れでぼんやりと過ごし、
3度の食事は「こんなに食べられないから持って行って!」と、
半ば押し付けられるようにして持たされた残り物をアレンジして賄い、
それもようやく先が見えて来たと、ホッとしたのも束の間、
土曜日、今度は再び我が家に義両親を招いて夕食を食べた。
人を招いたからにはそれなりの食事を食べていただくのが礼儀だけれど、
(それなりの食事=見栄えのするお肉)
わたしはもう肉の顔を見るのもイヤで、
動物性の脂の匂いを嗅ぐのもイヤで、
フォアグラも海老も鶏肉も鮭も使わず、でも見栄えのする料理はないものかと、
せっせと頭をひねってメニューを考え出した。
で、用意したのがこのメニュー。
前菜: 山羊のチーズをのせて炙ったトーストのサラダ添え
(正確には、トースト添えのサラダ、といった様相)
スープ:縮れキャベツと蕪と人参のスープ
メイン:干ダラのオーブン料理、付け合わせは茹でてさっと炒めたインゲン。
(正式名称はBacalhau à Gomes de Sà)
デザート:りんごケーキ
このメニューの利点は、ほとんど全部事前に準備できるところ。
サラダは洗っておけば、あとはトーストを作るだけで済むし、
スープは煮ておけば温め直すばかり(縮緬キャベツは煮れば煮るほど旨い!)
メインは、干だらを茹でてほぐし、ジャガイモも茹でて適当に切り、
輪切りにしたタマネギは良く炒め、更にゆで卵も作って剥いておく。
で、卵をのぞくすべてをオーブン皿にセットして準備完了。
前菜のトーストを作り終わった後でオーブンに放り込んでおけばいい。
供する直前にオリーブオイルをまわしかけ、卵を飾り、パセリを散らすだけ。
デザートのリンゴケーキだって、前日に作っておくことができる。
まあ〜なんて楽チンなメニューでしょう。
この干ダラ料理は今回初めて試してみた。
干ダラ、ジャガイモ、タマネギ、卵といういつもの黄金の組み合わせなので、
余程のことが無い限り、不味くなり様がない。
あまり見栄えはしないかもと心配だったが、
こんがり焼けた表面に卵の黄色とパセリの緑が映えて、悪くない。
しかも、たっぷりまわしかけたオリーブオイルに干だらの味が移って、
皿に残った油をパンで拭き取って食べたくなる美味しさ。
これは使えそう。
そして、リンゴケーキはくまさんのところで見たケーキを試してみた。
切り目を入れて上に乗せたリンゴが、とにかく美味しい。
バターケーキは重いのでどちらかというと苦手なのだが、
焼いたリンゴの甘味と酸味のおかげで、とても美味しく食べられる。
たぶん、バランスという点ではちょっとねぇ?というメニューだと思う。
でも、いつものようにいつものごとく、
お腹はいっぱいになるけれど、ほとんど胃もたれしない料理ばかり。
肉の脂の匂いが残らない、
翌朝すっきりお腹が空いて起きられる、
これが個人的にはポイント高し。
というわけで、クリスマスの食べ過ぎもリセットし、
残り物で溢れ返っていた冷蔵庫もようやく空きが目立つようになり、
さて、そろそろ新年のメニューを考えねば、と頭が回るようになった。
年越しの晩の大宴会(=飽食)に備え、今日明日はあっさり路線で行く。
by poirier_AAA
| 2014-12-29 18:57
| 味わう
|
Comments(4)
Commented
by
Mtonosama at 2014-12-30 06:03
干しダラのメニュー、いっつもいいなぁ、おいしそうだなぁって思いながら見ています。
プレゼントもなにもない年の暮。引越し先にはるばる来てくれた友人とメンチカツを食べ、ワインを赤白2本空け、さらに大きなシュークリームを食べたのが私としては華やかなパーティでした。
新しいうちの近所には素敵な食べ物を売っているお店がいっぱいあるのです。
プレゼントもなにもない年の暮。引越し先にはるばる来てくれた友人とメンチカツを食べ、ワインを赤白2本空け、さらに大きなシュークリームを食べたのが私としては華やかなパーティでした。
新しいうちの近所には素敵な食べ物を売っているお店がいっぱいあるのです。
0
Commented
by
germanmed at 2014-12-30 08:51
Commented
by
poirier_AAA at 2014-12-30 21:35
>Mtonosamaさん、こんにちは。
パリに是非遊びにいらして下さい。干だら料理、ごちそう致します!(注:品質は保証の限りじゃないのですが。。。。)
プレゼントのことを考えなくていいクリスマスなんて、わたしには夢のようです。本当は贈り物より、大事な人と一緒に時間を過ごすことの方がずっとずっと大事ですよね。
メンチカツも大きなシュークリームも美味しそう。そういうフツーの物が一番懐かしいです。近所にお店がいっぱいあるなんていいですね!
パリに是非遊びにいらして下さい。干だら料理、ごちそう致します!(注:品質は保証の限りじゃないのですが。。。。)
プレゼントのことを考えなくていいクリスマスなんて、わたしには夢のようです。本当は贈り物より、大事な人と一緒に時間を過ごすことの方がずっとずっと大事ですよね。
メンチカツも大きなシュークリームも美味しそう。そういうフツーの物が一番懐かしいです。近所にお店がいっぱいあるなんていいですね!
Commented
by
poirier_AAA at 2014-12-30 21:43
>germanmedさん、こんにちは。
そう、あの切れ目が大事なんですよね。最初はただの飾りかなぁと思っていたけれど、切れ目を入れることでリンゴに火が通りやすくなってトロトロになるんでしょうね。あぁ、ほんとに美味しかったです(26㎝のケーキ、2日で終ってしまいました)。新年に入ったら、また絶対に作りますよ〜。
そう、あの切れ目が大事なんですよね。最初はただの飾りかなぁと思っていたけれど、切れ目を入れることでリンゴに火が通りやすくなってトロトロになるんでしょうね。あぁ、ほんとに美味しかったです(26㎝のケーキ、2日で終ってしまいました)。新年に入ったら、また絶対に作りますよ〜。