2013年 07月 11日
憲法のこと |
ブログも夏休みモードでゆるくいこうと決めたところなれど。
もし時間があったら、下に添付した動画をご覧頂きたい。
憲法というものについての、実にすっきりした説明を聞くことが出来る。
賛成するか反対するかは各自が決めれば良い。
けれどもまず、憲法とはなんぞや、ということは考えなければなるまいよ。
それを考えないままに上澄み部分ばかりが議論される現状に背筋が寒くなるのだ。
端から見ると、
日本はなにもかもうやむやにしたまま突っ走ろうとしているように見える。
なにもかも、問題という問題のすべてが、
時間の経過とともに色を失って、やがては消えて行くに違いないと、
政治にたずさわる人達が無邪気に信じているような気がする。
残念ながらそれは幸福な幻想でしかない。
わたしは「なんとなく〜の感じ」という世界に生まれて育って、
「自分の考えをきちんと言葉で説明しなさい」という国に来た。
両者が水と油のように理解し合えずにいることが良くわかる。
どちらもありだと個人的には思う。
が、現代のこの世界は言葉と契約の西洋式で成り立っている。
言葉で定義することをせず、契約の何たるかも知らないままで、
「美しい国」「誇りある国」「優しい国」などと甚だ主観的な価値を振りかざし、
この国際社会で大事な国を守り通せるのか?と思わないではいられないのだ。
そして、そんなふうに言葉に無頓着な人が、
「ほら、言葉には言魂がやどっているから」などと無邪気に言い放ち、
憲法という、市民と国家の関係を示すべき契約に、
家族の尊重やら家族間の助け合いを加えた方がいいよね、と提案する。
国が個人の望ましい生活の在り方を教えて導いて下さるわけか。
子どもが猟銃を弄んでいるような怖さじゃあないか。
選挙のことを考え始めると、夏休み気分が吹っ飛んでしまうのである。
もし時間があったら、下に添付した動画をご覧頂きたい。
憲法というものについての、実にすっきりした説明を聞くことが出来る。
賛成するか反対するかは各自が決めれば良い。
けれどもまず、憲法とはなんぞや、ということは考えなければなるまいよ。
それを考えないままに上澄み部分ばかりが議論される現状に背筋が寒くなるのだ。
端から見ると、
日本はなにもかもうやむやにしたまま突っ走ろうとしているように見える。
なにもかも、問題という問題のすべてが、
時間の経過とともに色を失って、やがては消えて行くに違いないと、
政治にたずさわる人達が無邪気に信じているような気がする。
残念ながらそれは幸福な幻想でしかない。
わたしは「なんとなく〜の感じ」という世界に生まれて育って、
「自分の考えをきちんと言葉で説明しなさい」という国に来た。
両者が水と油のように理解し合えずにいることが良くわかる。
どちらもありだと個人的には思う。
が、現代のこの世界は言葉と契約の西洋式で成り立っている。
言葉で定義することをせず、契約の何たるかも知らないままで、
「美しい国」「誇りある国」「優しい国」などと甚だ主観的な価値を振りかざし、
この国際社会で大事な国を守り通せるのか?と思わないではいられないのだ。
そして、そんなふうに言葉に無頓着な人が、
「ほら、言葉には言魂がやどっているから」などと無邪気に言い放ち、
憲法という、市民と国家の関係を示すべき契約に、
家族の尊重やら家族間の助け合いを加えた方がいいよね、と提案する。
国が個人の望ましい生活の在り方を教えて導いて下さるわけか。
子どもが猟銃を弄んでいるような怖さじゃあないか。
選挙のことを考え始めると、夏休み気分が吹っ飛んでしまうのである。
by poirier_AAA
| 2013-07-11 17:31
| 世情を考える
|
Comments(6)
Commented
by
saheizi-inokori at 2013-07-11 21:27
この人の「白熱講義!日本国憲法改正」は分かりやすいです、手に入らないかな。
http://pinhukuro.exblog.jp/20627648/
http://pinhukuro.exblog.jp/20627648/
0
Commented
by
fusk
at 2013-07-12 06:28
x
Commented
by
poirier_AAA at 2013-07-12 16:36
>saheiziさん、こんにちは。
これだけわかりやすく話すことができる人ですから、著作もきっと期待を裏切られないだろうと思います。
この動画の中で「日本では改憲派と護憲派が同席しない」のが問題だと言っていました。そういう機会が設けられることはあるらしいですが、どれも相手が断わってくるんだそうです。○○派とは同席したくない、と。専門家たる学者たちが話し合いを拒否していたら、議論が煮詰まるはずがありません。
これだけわかりやすく話すことができる人ですから、著作もきっと期待を裏切られないだろうと思います。
この動画の中で「日本では改憲派と護憲派が同席しない」のが問題だと言っていました。そういう機会が設けられることはあるらしいですが、どれも相手が断わってくるんだそうです。○○派とは同席したくない、と。専門家たる学者たちが話し合いを拒否していたら、議論が煮詰まるはずがありません。
Commented
by
poirier_AAA at 2013-07-12 16:44
>fuskさん、こんにちは。
観ていただけましたか。
このくらい説明してもらえると、すっきり良くわかりますよね。
フランスのテレビでよくある討論番組とか、見ているとウンザリしてしまうことも多いのですが、それでも何か問題があるたびに番組でとりあげて賛成派と反対派とを闘わせるのは、視聴者の意識を高めるのに確かに役に立っているだろうと思います。それと比べると、日本はたしかに公開討論みたいな場があまりないんですよね。自分も含め、なんとなく場の雰囲気で決めてしまうことが多いのかなぁと感じます。
観ていただけましたか。
このくらい説明してもらえると、すっきり良くわかりますよね。
フランスのテレビでよくある討論番組とか、見ているとウンザリしてしまうことも多いのですが、それでも何か問題があるたびに番組でとりあげて賛成派と反対派とを闘わせるのは、視聴者の意識を高めるのに確かに役に立っているだろうと思います。それと比べると、日本はたしかに公開討論みたいな場があまりないんですよね。自分も含め、なんとなく場の雰囲気で決めてしまうことが多いのかなぁと感じます。
Commented
by
saheizi-inokori at 2013-07-12 21:47
日本がどういう国であるべきかということよりも学界やメデイア、権力とのかかわりで自分の立場を損ねたくないという輩がちゃんとした議論を逃げるのでしょうね。
Commented
by
poirier_AAA at 2013-07-13 18:44
>saheiziさん、
きっと、そういう人達の多くは何か後ろ盾がないと不安でたまらないのでしょう。学会があってメディアに味方してもらって、それで自分と自分の学説が成り立つのです。
あ、なんだか憲法学のことを話しているのか、原子力研究のことを話しているのか、良くわからなくなってきました〜。
きっと、そういう人達の多くは何か後ろ盾がないと不安でたまらないのでしょう。学会があってメディアに味方してもらって、それで自分と自分の学説が成り立つのです。
あ、なんだか憲法学のことを話しているのか、原子力研究のことを話しているのか、良くわからなくなってきました〜。