2013年 03月 14日
些細なことの積み重ね |
2年前の出来事があって以来、
生活の中でもいろいろ考えるようになった。
無駄はなるべく止めようとか、
自分でできることはなるべく人に頼らないようにしよう、とか。
でも、実際はそれほど劇的な変化を起こしたわけでもない。
毎日の努力なんて微々たるものだし、
それが社会に与える影響なんて、爪の先ほどもないだろう。
体調が悪かったり時間がなかったりしたら、
使わない方が良いんだけどなぁと思いながらも使ってしまうわけだし。
いまのところは、どう考えても自己完結型、自己満足の世界なり。
でも、ひとつだけ完全に変わったと意識することがある。
毎朝家族を送り出すときの心境だ。
これまでもきちんと見送りはしてきたわけだけれど、
今は、その見送りの挨拶の中に、
後悔することのないよう、ありったけの祈りを込めよう、
と思うようになった。
朝、例えばイライラすることがあったとしても(よくあるんだ、これが)
それを挨拶の言葉に混ぜるのは止めよう、と思う。
良い一日になりますように。
きちんと無事に帰って来られますように。
またお互いに元気で会えますように。
大好きだよ。
ちゃんと目を見て、笑って、それからビズをする。
いってらっしゃい、も、いってきます、も
良い言葉だなあと思う。
行って帰ってくることを前提にしている言葉だもの。
いってらっしゃい、と、おかえりなさい
この2つを繰り返して生活が続いていくことの幸せを思う。
生活の中でもいろいろ考えるようになった。
無駄はなるべく止めようとか、
自分でできることはなるべく人に頼らないようにしよう、とか。
でも、実際はそれほど劇的な変化を起こしたわけでもない。
毎日の努力なんて微々たるものだし、
それが社会に与える影響なんて、爪の先ほどもないだろう。
体調が悪かったり時間がなかったりしたら、
使わない方が良いんだけどなぁと思いながらも使ってしまうわけだし。
いまのところは、どう考えても自己完結型、自己満足の世界なり。
でも、ひとつだけ完全に変わったと意識することがある。
毎朝家族を送り出すときの心境だ。
これまでもきちんと見送りはしてきたわけだけれど、
今は、その見送りの挨拶の中に、
後悔することのないよう、ありったけの祈りを込めよう、
と思うようになった。
朝、例えばイライラすることがあったとしても(よくあるんだ、これが)
それを挨拶の言葉に混ぜるのは止めよう、と思う。
良い一日になりますように。
きちんと無事に帰って来られますように。
またお互いに元気で会えますように。
大好きだよ。
ちゃんと目を見て、笑って、それからビズをする。
いってらっしゃい、も、いってきます、も
良い言葉だなあと思う。
行って帰ってくることを前提にしている言葉だもの。
いってらっしゃい、と、おかえりなさい
この2つを繰り返して生活が続いていくことの幸せを思う。
by poirier_AAA
| 2013-03-14 21:05
| 日々の断片
|
Comments(10)
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saheizi-inokori at 2013-03-15 00:27
いいなあ、そうやって送り出してもらったのはずいぶんまえのことです。
あ、そうじゃない、私がそうしなければいけないのですね。
あ、そうじゃない、私がそうしなければいけないのですね。
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at 2013-03-15 01:06
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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Mtonosama at 2013-03-15 06:51
ベトナム戦争時、川を泳いで渡る住民を撮ってピューリッツァ賞を受けた沢田教一カメラマンを覚えておいでですか?
その奥さんにお話をうかがったことがあるのですが、戦場へ彼を
送り出す時、「気をつけてね」と言ったことはないそうです。
ただ「行ってらっしゃい」だけ。
「気をつけてね」という言葉は重すぎる、ということでした。
明るく普通に「行ってらっしゃい!」
大切な言葉です。
その奥さんにお話をうかがったことがあるのですが、戦場へ彼を
送り出す時、「気をつけてね」と言ったことはないそうです。
ただ「行ってらっしゃい」だけ。
「気をつけてね」という言葉は重すぎる、ということでした。
明るく普通に「行ってらっしゃい!」
大切な言葉です。
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poirier_AAA at 2013-03-15 19:36
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fusk
at 2013-03-15 19:56
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poirier_AAA at 2013-03-15 19:59
>鍵コメさん、こんにちは。
ちょっと無神経だろうかと、投稿してから思いました。きちんと別れられなくて、それを悔やんでいる人もおられるでしょう。自分の幸せをことさら吹聴するような、いやな文を書いてしまいました。
そう、やっぱり別れ際って大事だと思う。お互い少し先に何が待っているかなんて誰にもわからないのだし。考えてみると、そういう緊張感って若い頃はほとんど感じなかったです。時代のせいかな、年齢のせいかな??
ちょっと無神経だろうかと、投稿してから思いました。きちんと別れられなくて、それを悔やんでいる人もおられるでしょう。自分の幸せをことさら吹聴するような、いやな文を書いてしまいました。
そう、やっぱり別れ際って大事だと思う。お互い少し先に何が待っているかなんて誰にもわからないのだし。考えてみると、そういう緊張感って若い頃はほとんど感じなかったです。時代のせいかな、年齢のせいかな??
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poirier_AAA at 2013-03-15 20:08
>mtonosamaさん、こんにちは。
報道カメラマンも、植村直己さんのような冒険家もそうでしょうね。帰りを待つ奥様としては、「気をつけて」を100万回でも繰り返したいくらいの心持ちだろうと想像します。自分がその立場になったら、心配で心配で胃がキリキリ痛み、笑って送り出すことなんて出来ないんじゃないかと思います。
でも、「気をつけて」を敢えて言わないのですね。
明るく「いってらっしゃい」なんですね。
「いってらっしゃい」もそうだし、「いただきます」もそう。
日本語の挨拶言葉って、良い言葉がたくさんありますね。
報道カメラマンも、植村直己さんのような冒険家もそうでしょうね。帰りを待つ奥様としては、「気をつけて」を100万回でも繰り返したいくらいの心持ちだろうと想像します。自分がその立場になったら、心配で心配で胃がキリキリ痛み、笑って送り出すことなんて出来ないんじゃないかと思います。
でも、「気をつけて」を敢えて言わないのですね。
明るく「いってらっしゃい」なんですね。
「いってらっしゃい」もそうだし、「いただきます」もそう。
日本語の挨拶言葉って、良い言葉がたくさんありますね。
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poirier_AAA at 2013-03-15 20:32
>fuskさん、こんにちは。
fuskさん、ごめんなさい。お一人暮しされている方にとっても、読んであまり気持ちの良い話ではありませんでしたよね。
突発的な出来事に限らず、子どもが小さい頃はがっちり固まっている家族も、子どもの成長に合わせてその形態をどんどん変えていくものですよね。だから、ともかく今このときを十分に堪能しておこう、という気持ちです。
「ほな、一緒に行こか」にニッコリ。
わたしも声をかけてみよう。祖父母がパリ見物とはうれしやとついて来てくれそうです。
fuskさん、ごめんなさい。お一人暮しされている方にとっても、読んであまり気持ちの良い話ではありませんでしたよね。
突発的な出来事に限らず、子どもが小さい頃はがっちり固まっている家族も、子どもの成長に合わせてその形態をどんどん変えていくものですよね。だから、ともかく今このときを十分に堪能しておこう、という気持ちです。
「ほな、一緒に行こか」にニッコリ。
わたしも声をかけてみよう。祖父母がパリ見物とはうれしやとついて来てくれそうです。
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fusk
at 2013-03-16 08:57
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いいえ、いいえ。決して。
本文を読んでいて、気の滅入るようなことはありません。
むしろ反対。
離れて暮らしている息子がウチの玄関に入って来る時。
朝はおはようって言いますが、夕方なら「ただいま」って言います。
なんとなく嬉しいでしょう。
外から家のベランダが見える場所に来ると
私。時々ベランダに手をふるんです。アホな事とは判ってるけれど。
そこから見ている人が居るようで。
本文を読んでいて、気の滅入るようなことはありません。
むしろ反対。
離れて暮らしている息子がウチの玄関に入って来る時。
朝はおはようって言いますが、夕方なら「ただいま」って言います。
なんとなく嬉しいでしょう。
外から家のベランダが見える場所に来ると
私。時々ベランダに手をふるんです。アホな事とは判ってるけれど。
そこから見ている人が居るようで。
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poirier_AAA at 2013-03-16 23:58
>fuskさん、こんにちは。
お返事、ありがとうございました。
ちょっとホッとしました。
わたしも、もっぱらベランダで見送る役です。玄関で挨拶して送った後、ベランダから手を振るのです。
でも、休日の朝にマルシェに行ったりするときなどは、逆に男性陣に手を振って送ってもらう立場になるのです。ちょっと恥ずかしくて、でも嬉しい瞬間です。
お返事、ありがとうございました。
ちょっとホッとしました。
わたしも、もっぱらベランダで見送る役です。玄関で挨拶して送った後、ベランダから手を振るのです。
でも、休日の朝にマルシェに行ったりするときなどは、逆に男性陣に手を振って送ってもらう立場になるのです。ちょっと恥ずかしくて、でも嬉しい瞬間です。