2010年 10月 14日
水曜日はこどもの日 |
「いやいやえん」という有名な子どもの物語があります。いやいや園という名前の施設に息子をつれていったお母さんは、園の人に「1時に迎えに来て下さい」と言われます。子どもたちがお昼を食べてしばらくすると、もうお迎えの時間になるのです。ほとんど午前中しか預かってもらえないなんて、お母さんは大変だなぁと思いながらいつも読んでいます。これでは母親が仕事を持つのはほとんど不可能ですよね。
日本の幼稚園(保育園)の降園時間って、今は何時くらいが普通なんでしょうか?
自分が小さかった時のことを思い出してみると、小学校の下校の音楽が鳴るのがたしか4時でした。でも、実際に子どもが4時まで残ることは稀で、多分2時半くらいには全部の授業が終わっていたような気がするのです。だから、きっと3時くらいには家に帰り着いていたはず。そして下校後にもたっぷりと遊ぶ時間があったような記憶があります。
ここフランスでは、幼稚園が終わるのが4時20分です。幼稚園時代から、すでに日本の小学生より学校にいる時間が長いのです。働いている母親でも、4時半のお迎えならば何とか時間のやりくりがつけられるし、それが無理なら6時くらいまで預かってもらうこともできるわけです。働く親にとっては本当にありがたいシステムだと思います。
でも、それが子どもにとってもいいかというと、どうも一概に良しとは言えない感じがします。したければお昼寝も出来て、子どもの体調によって活動内容を変えられるならばいいのでしょうが、年中組になるとお昼寝は無くなり、1日中何かしら活動している状態になります。朝8時半から午後4時過ぎまで、3歳4歳の子どもにとっては結構な負担です。
4時半に園を出ても、のんびり歩いて帰れば家に着くのは5時です。夕ご飯も食べなければならないし、お風呂にもはいるし、出来れば家でも遊びたいし、本も読んでもらいたいし、でも疲れているから早く寝たいし、そんなわけで平日の夕方は慌ただしいことこの上ありません。
子どもはウィークデイの5日間学校に行く方がいい、週央に休みがはいると生活のリズムが崩れると考えていた私は、これまで水曜日にも子どもを預けていました、でも最近の子どもたちの様子を見て、水曜日は家ですごさせることにしようと方針を変えました。平日は公園に行ってもゆっくりできないし、長い話を読んでやる時間もとれないし、お互いフラストレーションがたまっていたのです。
一緒に買い物に行ったり、一緒に何かを作って遊んだり、1時間くらい本(「いやいやえん」を含む)を読んだり、読んだあとで話したり、こんなにじっくり付き合うのは久しぶりだなぁと思いました。平日の帰宅後は、ついつい「早く片付けて」「さあお風呂はいるよ」「早く寝る用意をしなさい」と子どもを急き立ててばかりいる母親で、自分でもほとほと嫌気がさしていたのです。「早くしなさい」を言わないで済む1日、真剣に子どもに付き合ってやると、子どもの様子もこころなしか落ち着いてくるような気がするのでした。
こどもと一日付き合うのは、実は本当に疲れます。いい加減にしてくれ〜と内心で叫ぶこともあります。それでも、こんなふうに子どもと一緒に過ごせるのも、多分あと5年くらいかな?母親と一緒にいるよりももっと楽しいことがどんどん出てくるでしょうから。手と時間をかければいいというものでもないでしょうが、せめて一番身近にいる大人として、できることはしようと思います。
そんなわけで、わたくしの水曜日は子ども優先の日なのであります。
日本の幼稚園(保育園)の降園時間って、今は何時くらいが普通なんでしょうか?
自分が小さかった時のことを思い出してみると、小学校の下校の音楽が鳴るのがたしか4時でした。でも、実際に子どもが4時まで残ることは稀で、多分2時半くらいには全部の授業が終わっていたような気がするのです。だから、きっと3時くらいには家に帰り着いていたはず。そして下校後にもたっぷりと遊ぶ時間があったような記憶があります。
ここフランスでは、幼稚園が終わるのが4時20分です。幼稚園時代から、すでに日本の小学生より学校にいる時間が長いのです。働いている母親でも、4時半のお迎えならば何とか時間のやりくりがつけられるし、それが無理なら6時くらいまで預かってもらうこともできるわけです。働く親にとっては本当にありがたいシステムだと思います。
でも、それが子どもにとってもいいかというと、どうも一概に良しとは言えない感じがします。したければお昼寝も出来て、子どもの体調によって活動内容を変えられるならばいいのでしょうが、年中組になるとお昼寝は無くなり、1日中何かしら活動している状態になります。朝8時半から午後4時過ぎまで、3歳4歳の子どもにとっては結構な負担です。
4時半に園を出ても、のんびり歩いて帰れば家に着くのは5時です。夕ご飯も食べなければならないし、お風呂にもはいるし、出来れば家でも遊びたいし、本も読んでもらいたいし、でも疲れているから早く寝たいし、そんなわけで平日の夕方は慌ただしいことこの上ありません。
子どもはウィークデイの5日間学校に行く方がいい、週央に休みがはいると生活のリズムが崩れると考えていた私は、これまで水曜日にも子どもを預けていました、でも最近の子どもたちの様子を見て、水曜日は家ですごさせることにしようと方針を変えました。平日は公園に行ってもゆっくりできないし、長い話を読んでやる時間もとれないし、お互いフラストレーションがたまっていたのです。
一緒に買い物に行ったり、一緒に何かを作って遊んだり、1時間くらい本(「いやいやえん」を含む)を読んだり、読んだあとで話したり、こんなにじっくり付き合うのは久しぶりだなぁと思いました。平日の帰宅後は、ついつい「早く片付けて」「さあお風呂はいるよ」「早く寝る用意をしなさい」と子どもを急き立ててばかりいる母親で、自分でもほとほと嫌気がさしていたのです。「早くしなさい」を言わないで済む1日、真剣に子どもに付き合ってやると、子どもの様子もこころなしか落ち着いてくるような気がするのでした。
こどもと一日付き合うのは、実は本当に疲れます。いい加減にしてくれ〜と内心で叫ぶこともあります。それでも、こんなふうに子どもと一緒に過ごせるのも、多分あと5年くらいかな?母親と一緒にいるよりももっと楽しいことがどんどん出てくるでしょうから。手と時間をかければいいというものでもないでしょうが、せめて一番身近にいる大人として、できることはしようと思います。
そんなわけで、わたくしの水曜日は子ども優先の日なのであります。
by poirier_AAA
| 2010-10-14 17:57
| 子どもと暮らす
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