2010年 07月 20日
パリで自転車 |
フランスでは自転車は車と同じ道を走ります。自転車と自動車は同じルールに従って同じ道を走るのです。(車専用道路はもちろん別ですよ)
初めて見たときは、なんて危ないことをと驚きました。でも、今では自転車と歩行者が一緒になる日本の歩道が怖いと思うようになりました。
フランスの場合、街や村の中では最高速度は50キロに制限されています。学校や病院の付近では更にスピードを落とさなければなりません。信号はあるし横道もあるし、突然道を横断し始める歩行者もいるしで、現実的にスピードを出そうとしても出せない状況です。ですから、自転車が一緒に走ったからといって渋滞の原因になることもありません。街中を走るのに、自転車は自動車と歩行者のどちらのスピードに近いかと問われれば、間違いなく自動車に近い。だから車道を走るのです。
ときどき、ルールを知らない観光客や、ルールは知っているけれど近道をしたい住人が歩道を走っていることがあります。これが怖いんです。パリの歩道はどこも双子用のベビーカーを押していかれるくらいの広さがありますが、それでも正面から自転車が向ってくるのに気がつくと、恐怖で一瞬足が止まってしまいます。歩道は、歩行者が安全に歩ける場所であり、自転車のスピードは歩行者の安全を脅かすのに十分なくらい速いのです。特に子どもが小さい時は素早く身をかわしたりできないので困ります。
一方通行の道を逆走してくる自転車というのも困ります。歩行者は、一方通行の道だとわかると普通は車が来る方向しか確認しません。車が来ないことを確認して横断し始めたら、反対側から自転車が近づいていたりするのです。これもかなり怖いです。
つい先週パリの交通ルールが変わって、自転車は一方通行の道を逆走しても構わないことになったのだそうです。新聞ではしきりに「危ない」と書いていました。狭い一方通行の道に入ろうと頭を突っ込んだ車の正面に自転車が出て来た、なんてことも起りそうだし、道が狭いところで向き合ってしまったらどうするんでしょう?
歩行者にとっては、自転車と一緒に歩かなくて済むパリの歩道は誠に安全でありがたいです。車の排気ガスもかなりすごいので、自転車を利用する人が増えるのもいいことだと思っています。でも、自転車と自動車が並走する今の状態や、自転車だけが一方通行の逆走OKというのは、どうも危なく感じられ、自分では自転車に乗ってみようという気持ちになれません。パリなんて小さな街ですから、自転車で自由に移動できるようになったらかなり楽しいと思うんですけれどね。
そんなわけで、パリに来て貸し自転車を利用しようと思われる方は、ルールを守りかつ車には十分気をつけて乗って下さいね。特に路上駐車スペースがあるところは、いつなんどき脇の車のドアが開くか、車が動き始めるかわかりませんから要注意です。
初めて見たときは、なんて危ないことをと驚きました。でも、今では自転車と歩行者が一緒になる日本の歩道が怖いと思うようになりました。
フランスの場合、街や村の中では最高速度は50キロに制限されています。学校や病院の付近では更にスピードを落とさなければなりません。信号はあるし横道もあるし、突然道を横断し始める歩行者もいるしで、現実的にスピードを出そうとしても出せない状況です。ですから、自転車が一緒に走ったからといって渋滞の原因になることもありません。街中を走るのに、自転車は自動車と歩行者のどちらのスピードに近いかと問われれば、間違いなく自動車に近い。だから車道を走るのです。
ときどき、ルールを知らない観光客や、ルールは知っているけれど近道をしたい住人が歩道を走っていることがあります。これが怖いんです。パリの歩道はどこも双子用のベビーカーを押していかれるくらいの広さがありますが、それでも正面から自転車が向ってくるのに気がつくと、恐怖で一瞬足が止まってしまいます。歩道は、歩行者が安全に歩ける場所であり、自転車のスピードは歩行者の安全を脅かすのに十分なくらい速いのです。特に子どもが小さい時は素早く身をかわしたりできないので困ります。
一方通行の道を逆走してくる自転車というのも困ります。歩行者は、一方通行の道だとわかると普通は車が来る方向しか確認しません。車が来ないことを確認して横断し始めたら、反対側から自転車が近づいていたりするのです。これもかなり怖いです。
つい先週パリの交通ルールが変わって、自転車は一方通行の道を逆走しても構わないことになったのだそうです。新聞ではしきりに「危ない」と書いていました。狭い一方通行の道に入ろうと頭を突っ込んだ車の正面に自転車が出て来た、なんてことも起りそうだし、道が狭いところで向き合ってしまったらどうするんでしょう?
歩行者にとっては、自転車と一緒に歩かなくて済むパリの歩道は誠に安全でありがたいです。車の排気ガスもかなりすごいので、自転車を利用する人が増えるのもいいことだと思っています。でも、自転車と自動車が並走する今の状態や、自転車だけが一方通行の逆走OKというのは、どうも危なく感じられ、自分では自転車に乗ってみようという気持ちになれません。パリなんて小さな街ですから、自転車で自由に移動できるようになったらかなり楽しいと思うんですけれどね。
そんなわけで、パリに来て貸し自転車を利用しようと思われる方は、ルールを守りかつ車には十分気をつけて乗って下さいね。特に路上駐車スペースがあるところは、いつなんどき脇の車のドアが開くか、車が動き始めるかわかりませんから要注意です。
by poirier_AAA
| 2010-07-20 21:17
| パリを歩く
|
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