2010年 07月 12日
体験!7時間停電のその後 |
先週の7時間の停電で冷蔵庫内の食品がどうなったか、ひょっとしてご興味がおありの方もいるかと思いまして、顛末記を残しておこうと思います。
まず、解凍済みの食品ばかりだろうと思って怖くて中を見られなかった冷凍庫です。
復旧後2時間を経過したところで恐る恐る少しだけ開けて覗いたところ、庫内上部につきかけていた霜が消えているような気がしました。これはだいぶ溶けたなと思って先日の記事を書きました。でも、その後で内扉も開けて(家の冷凍庫内には内扉があって収納を分けられるようになっています)食品に触ってみると、なんとカチンカチンだったんです。溶けて流れ出た水がまた凍ったというふうでもありません。停電が始まる2時間前に入れたご飯もしっかり凍っていました。他の食品も溶けたという形跡が見られませんでした。ハーゲンダッツすら溶けた形跡なし。味が落ちているとも感じませんでした。これなら落ち着いて順々に消費していけそうです。
では冷蔵庫は?
こちらは残念ながら影響があったと感じます。まず、使いかけでドアポケットに入れてあったバターはだいぶ柔らかくなっていて風味が落ちていました。2週間くらいは保存できるパック入りのスモークサーモンも、何とはなしに色艶が悪くなっている感じです。傷んでいるというわけではないけれど、なるべく早く食べてしまうに越したことはない状態でした。使いかけだったパック入りの鶏ハムは、少し匂いがあやしいような気がしたので処分しました。生ハムや固いチーズは問題なし。ヨーグルトは若干水っぽくなっているような気がしましたが、味も問題なく食べられました。牛乳、ジュースの類いも全部胃に収まりました。卵も大丈夫。週末に巨大なオムレツを作って全部使いきりました。野菜も調味料の類いも問題なしです。
一番心配だったのは、切り身で買ってあった生鮭です。15センチ角くらいの見事に脂ののった鮭で、金曜日の夕食になるはずでした。身を水洗いしてから水気をしっかりと拭き取り、皿に載せて矯めつ眇めつじっくりと眺めました。見た目では大丈夫そうです。匂いも嗅いでみました。傷み始めた匂いがするかな?・・・大丈夫そうな感じです。これを処分するのはどう考えてももったいない。思い切って食べてみることにしました。たっぷりと塩をふって半日冷蔵庫に入れて身を締めてから焼きました。焼いている最中も、特におかしな匂いはしなかったのでこれは大丈夫だろうとほぼ確信しました。家族4人、不安も感じずに美味しくいただきました。2日経っても誰にも異常は現れていません。あぁ、無駄にならなくて良かった!
というわけで、7時間停電でもほとんど実害なしですんだ我が家でありました。今回の勝因を考えますに、
・停電が夜中だったので冷蔵庫を1度も開閉しないですんだ
・停電が夜中だったので調理によって台所の温度が上がることもなかった
・冷凍庫には、ピクニック用の保冷剤(プラスチック容器に入った板状のもので、確か10時間以上は保冷効果が続くもの)が複数入っていた
・そろそろ中を掃除しようと考えるくらい、霜も付いていた
・家族4人、揃って胃が丈夫だった
今回は、不幸中の幸いで好条件が重なったと思います。同じ7時間停電でも条件によって被害の大小は出てくるでしょう。結局のところ、自分の動物的本能(匂い、味)をフルに働かせて判断するしか方法はないってことですよね。こうやって書いてみると、単に我が家の貧乏性(迷っているなら食べてしまえ!そして、いったん口に入ったものは必ず栄養とせよ!)を暴露しただけのような気もしますが。
それにしても、本当に運が良かったと思うのは、これが週初めでなかったことと週末にお客をよんでいなかったことですよ。週の初めは生鮮食品でいっぱいですし、お客が来る前もまた、食材や調理済みで冷やしてある料理なんかで冷蔵庫が満杯になっていますからね。パニックを起こしていたと思います。
トラウマになりそうな経験ではありましたが、数日を経た今は、どれだけ電気に依存した生活をしているかを実感できた貴重な体験だったかも、と落ち着いて考えられるようになりました。
まず、解凍済みの食品ばかりだろうと思って怖くて中を見られなかった冷凍庫です。
復旧後2時間を経過したところで恐る恐る少しだけ開けて覗いたところ、庫内上部につきかけていた霜が消えているような気がしました。これはだいぶ溶けたなと思って先日の記事を書きました。でも、その後で内扉も開けて(家の冷凍庫内には内扉があって収納を分けられるようになっています)食品に触ってみると、なんとカチンカチンだったんです。溶けて流れ出た水がまた凍ったというふうでもありません。停電が始まる2時間前に入れたご飯もしっかり凍っていました。他の食品も溶けたという形跡が見られませんでした。ハーゲンダッツすら溶けた形跡なし。味が落ちているとも感じませんでした。これなら落ち着いて順々に消費していけそうです。
では冷蔵庫は?
こちらは残念ながら影響があったと感じます。まず、使いかけでドアポケットに入れてあったバターはだいぶ柔らかくなっていて風味が落ちていました。2週間くらいは保存できるパック入りのスモークサーモンも、何とはなしに色艶が悪くなっている感じです。傷んでいるというわけではないけれど、なるべく早く食べてしまうに越したことはない状態でした。使いかけだったパック入りの鶏ハムは、少し匂いがあやしいような気がしたので処分しました。生ハムや固いチーズは問題なし。ヨーグルトは若干水っぽくなっているような気がしましたが、味も問題なく食べられました。牛乳、ジュースの類いも全部胃に収まりました。卵も大丈夫。週末に巨大なオムレツを作って全部使いきりました。野菜も調味料の類いも問題なしです。
一番心配だったのは、切り身で買ってあった生鮭です。15センチ角くらいの見事に脂ののった鮭で、金曜日の夕食になるはずでした。身を水洗いしてから水気をしっかりと拭き取り、皿に載せて矯めつ眇めつじっくりと眺めました。見た目では大丈夫そうです。匂いも嗅いでみました。傷み始めた匂いがするかな?・・・大丈夫そうな感じです。これを処分するのはどう考えてももったいない。思い切って食べてみることにしました。たっぷりと塩をふって半日冷蔵庫に入れて身を締めてから焼きました。焼いている最中も、特におかしな匂いはしなかったのでこれは大丈夫だろうとほぼ確信しました。家族4人、不安も感じずに美味しくいただきました。2日経っても誰にも異常は現れていません。あぁ、無駄にならなくて良かった!
というわけで、7時間停電でもほとんど実害なしですんだ我が家でありました。今回の勝因を考えますに、
・停電が夜中だったので冷蔵庫を1度も開閉しないですんだ
・停電が夜中だったので調理によって台所の温度が上がることもなかった
・冷凍庫には、ピクニック用の保冷剤(プラスチック容器に入った板状のもので、確か10時間以上は保冷効果が続くもの)が複数入っていた
・そろそろ中を掃除しようと考えるくらい、霜も付いていた
・家族4人、揃って胃が丈夫だった
今回は、不幸中の幸いで好条件が重なったと思います。同じ7時間停電でも条件によって被害の大小は出てくるでしょう。結局のところ、自分の動物的本能(匂い、味)をフルに働かせて判断するしか方法はないってことですよね。こうやって書いてみると、単に我が家の貧乏性(迷っているなら食べてしまえ!そして、いったん口に入ったものは必ず栄養とせよ!)を暴露しただけのような気もしますが。
それにしても、本当に運が良かったと思うのは、これが週初めでなかったことと週末にお客をよんでいなかったことですよ。週の初めは生鮮食品でいっぱいですし、お客が来る前もまた、食材や調理済みで冷やしてある料理なんかで冷蔵庫が満杯になっていますからね。パニックを起こしていたと思います。
トラウマになりそうな経験ではありましたが、数日を経た今は、どれだけ電気に依存した生活をしているかを実感できた貴重な体験だったかも、と落ち着いて考えられるようになりました。
by poirier_AAA
| 2010-07-12 19:02
| 日々の断片
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