2010年 03月 10日
図書館にて |
昨日、ちょっと時間があったので、近所の図書館に行ってぶらぶらしてきました。
良く利用する図書館は、新聞&雑誌、一般書、児童書、視聴覚、BD(漫画)などにセクションが別れています。パリ居住を証明できる書類さえあれば、よちよち歩きの子どもから貸し出しカードが作れます。児童書のコーナーは子どもの学校が終わる4時くらいから(休暇中は午前中から)開きます。視聴覚コーナーのCD、DVD、ビデオなどを借りるためには別料金(年会費)を払わなければなりません。そういえば、視聴覚コーナーの一角には楽譜や教則本を集めた部屋もありました。
ざっと見回した感じでいうと(比較の対象は東京の区立図書館)、児童書はわりと充実している印象です。一般書はそこそこ。比較的新しい本は次々と貸し出されていると見えて、ほとんど見つかりません。CDはクラシックやオペラなどに限って言えば、まあまあ。DVD、ビデオは少ないです。
なにか掘り出し物があるかなぁと思いながら視聴覚コーナーを物色していたとき、急に音楽が始まりました。貸出カウンターにいた係の人がかけたようです。わたしの知らない、宗教音楽のような曲でした。オーディオ設備が良いためか、部屋全体に音が響き、体中に音が満ちるようです。立ち去ることができずに、ぼんやり立ち尽くして聞き惚れること数分、どうしても曲名が知りたくなって、カウンターの男性に声をかけました。
「ああ、これですよ。いいでしょう?」
そういって、嬉しそうに笑いながら渡してくれたCDケースには、Francesco Feoという、まったく知らない作曲家の名前がありました。背後から覗き込んでいた男性も「ああ、Feoか」と声をあげ、係の男性とわたしと3人で、「美しいねぇ」と共感し合ったのでした。
蘊蓄話に興味を引かれることも少なくありませんが、音楽っていいなぁと素直に無邪気に喜びを感じるのは、日常生活の中で何気なく耳にした音楽に聞き惚れたときであり、「ああ、これいいねぇ」とたまたま隣に居合わせた人とにっこり微笑み合ったとき、なんですよね。
良く利用する図書館は、新聞&雑誌、一般書、児童書、視聴覚、BD(漫画)などにセクションが別れています。パリ居住を証明できる書類さえあれば、よちよち歩きの子どもから貸し出しカードが作れます。児童書のコーナーは子どもの学校が終わる4時くらいから(休暇中は午前中から)開きます。視聴覚コーナーのCD、DVD、ビデオなどを借りるためには別料金(年会費)を払わなければなりません。そういえば、視聴覚コーナーの一角には楽譜や教則本を集めた部屋もありました。
ざっと見回した感じでいうと(比較の対象は東京の区立図書館)、児童書はわりと充実している印象です。一般書はそこそこ。比較的新しい本は次々と貸し出されていると見えて、ほとんど見つかりません。CDはクラシックやオペラなどに限って言えば、まあまあ。DVD、ビデオは少ないです。
なにか掘り出し物があるかなぁと思いながら視聴覚コーナーを物色していたとき、急に音楽が始まりました。貸出カウンターにいた係の人がかけたようです。わたしの知らない、宗教音楽のような曲でした。オーディオ設備が良いためか、部屋全体に音が響き、体中に音が満ちるようです。立ち去ることができずに、ぼんやり立ち尽くして聞き惚れること数分、どうしても曲名が知りたくなって、カウンターの男性に声をかけました。
「ああ、これですよ。いいでしょう?」
そういって、嬉しそうに笑いながら渡してくれたCDケースには、Francesco Feoという、まったく知らない作曲家の名前がありました。背後から覗き込んでいた男性も「ああ、Feoか」と声をあげ、係の男性とわたしと3人で、「美しいねぇ」と共感し合ったのでした。
蘊蓄話に興味を引かれることも少なくありませんが、音楽っていいなぁと素直に無邪気に喜びを感じるのは、日常生活の中で何気なく耳にした音楽に聞き惚れたときであり、「ああ、これいいねぇ」とたまたま隣に居合わせた人とにっこり微笑み合ったとき、なんですよね。
by poirier_AAA
| 2010-03-10 21:00
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