2009年 10月 09日
双子のアイデンティティ |
昨日たまたまテレビをつけたら、同じ顔の中年女性が2人、まったく同じ洋服を着て道を歩いている映像が目に飛び込んで来ました。双子の特集番組でした。
最初から見たわけではないので番組の話の流れはよくわからないのですが、とにかく出てくる双子という双子(しかもほとんどが成人した双子)が全部一卵性のそっくりペアなんです。そしてほとんどが同じ服か、限りなく似た服を着ています。絵に描いたような、いわゆる世間一般で“ふたご”という言葉からイメージされる映像そのものでしたよ。
いつも同じ服を着る。
好みが同じ。
考え方が同じ。
さっき話したのが自分だったのか相手だったのかわからないくらい同じことを考えている。
恋愛も結婚も双子の間を裂くことはできない。
2人でいつも一緒にいるのが最もしあわせなのだ。
ずっとそっくりでいたいので、必要になれば美容整形もいとわない。
双子姉妹が双子兄弟(あるいは単なる兄弟)と結婚し、4人で同じ家に住む。
などなど、みているうちに頭を抱えたくなってきました。
一卵性双生児の場合、それぞれが個人のアイデンティティを確立したとしても、第3の共有アイデンティティが存在することが多い、あるいは個人のアイデンティティが確立することなく、共有アイデンティティのみで成り立つこともある、そんな話でした。
うちの息子たちは一卵性双生児ですが、何もかも同じ、ではないと思います。
同じ家庭でいつも一緒に育っているわけだから考え方や嗜好がなんとはなしに似てくるのは当然です。それでも得手不得手や食べ物の好みは違うし、同じ映画を見ても反応が違います。そして同じでいることより、いかに相手より良い状況をゲットするかに心を砕いているような印象です。服はだいたい似たような感じのもの(色違い)を着せてしまいますが、それはひとえに朝の騒動を避けるためですよ。(色違いなら納得することが多いけれど、全然違う服を着せると、「あっちがいいー」「いやだ、絶対交換しない」「取り替えてくれるまでは外に行かない」という膠着状態に陥ってしまうので。)
幼稚園もクラスが分かれ、いつも一緒の状態から離れられたので、双子であることをあまり意識せずに各々の世界を作っていってほしいと我が家では願っています。
それでもよくわからないのは、テレビに出て来たクローンのようにそっくりな双子がどうやったらできたのか、ということです。親や周囲が双子らしくあるように接して来たからそうなったのか、はたまた別な服を着せたり学校のクラスをわけたりして意識して引き離そうとしても、子ども同士の結びつきが強くて成功しなかったのか。
いまさら“双子”ごときにたじろくわたしではないと自信を持っていましたが、昨日の番組はさすがに強烈で、わが息子たちはどう育っていくのかといささか不安をかきたてられたのでした。
最初から見たわけではないので番組の話の流れはよくわからないのですが、とにかく出てくる双子という双子(しかもほとんどが成人した双子)が全部一卵性のそっくりペアなんです。そしてほとんどが同じ服か、限りなく似た服を着ています。絵に描いたような、いわゆる世間一般で“ふたご”という言葉からイメージされる映像そのものでしたよ。
いつも同じ服を着る。
好みが同じ。
考え方が同じ。
さっき話したのが自分だったのか相手だったのかわからないくらい同じことを考えている。
恋愛も結婚も双子の間を裂くことはできない。
2人でいつも一緒にいるのが最もしあわせなのだ。
ずっとそっくりでいたいので、必要になれば美容整形もいとわない。
双子姉妹が双子兄弟(あるいは単なる兄弟)と結婚し、4人で同じ家に住む。
などなど、みているうちに頭を抱えたくなってきました。
一卵性双生児の場合、それぞれが個人のアイデンティティを確立したとしても、第3の共有アイデンティティが存在することが多い、あるいは個人のアイデンティティが確立することなく、共有アイデンティティのみで成り立つこともある、そんな話でした。
うちの息子たちは一卵性双生児ですが、何もかも同じ、ではないと思います。
同じ家庭でいつも一緒に育っているわけだから考え方や嗜好がなんとはなしに似てくるのは当然です。それでも得手不得手や食べ物の好みは違うし、同じ映画を見ても反応が違います。そして同じでいることより、いかに相手より良い状況をゲットするかに心を砕いているような印象です。服はだいたい似たような感じのもの(色違い)を着せてしまいますが、それはひとえに朝の騒動を避けるためですよ。(色違いなら納得することが多いけれど、全然違う服を着せると、「あっちがいいー」「いやだ、絶対交換しない」「取り替えてくれるまでは外に行かない」という膠着状態に陥ってしまうので。)
幼稚園もクラスが分かれ、いつも一緒の状態から離れられたので、双子であることをあまり意識せずに各々の世界を作っていってほしいと我が家では願っています。
それでもよくわからないのは、テレビに出て来たクローンのようにそっくりな双子がどうやったらできたのか、ということです。親や周囲が双子らしくあるように接して来たからそうなったのか、はたまた別な服を着せたり学校のクラスをわけたりして意識して引き離そうとしても、子ども同士の結びつきが強くて成功しなかったのか。
いまさら“双子”ごときにたじろくわたしではないと自信を持っていましたが、昨日の番組はさすがに強烈で、わが息子たちはどう育っていくのかといささか不安をかきたてられたのでした。
by poirier_AAA
| 2009-10-09 06:58
| 子どもと暮らす
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