2016年 10月 26日
嫁姑問題 |
水漏れのせいで何回も義両親のアパートに通っていた夫が、
おもしろいものを見つけちゃった!という。
先日家族4人で義両親の家に行って、その「おもしろいもの」を見てきた。
出てきたのは20年以上前のヴィデオテープだった。
あのすごく嵩張る、お弁当箱みたいなテープである。
録画されていたのは当時の家族&親戚の宴会や旅行の様子だった。
夫はまだ羽根も生え揃わない若鶏といった風体。
義父は髪も黒々、元気いっぱいで大いに飲んで食べて話している。
義母もいかにも元気でおしゃべりな肝っ玉母さんといった感じで、
部屋中にエネルギーを発散させている。
この人と出会ったのがこの頃でなくてよかった。
そんなことをふっと思った。
若い頃、わたしは本当に気が強かった。
いやなものはいや、それの何が悪い、そんな気持ちだった。
そんな頃にこのガンガン大声でしゃべる押しの強い義母と出会っていたら、
こういう人は苦手なの!とばかり、くるりと背を向けていたかもしれない。
あるいはガツンガツンとむやみにぶつかりあっていたかもしれない。
角の取れてきた今ですら義母のキャラクターは強烈だと感じるくらいだから、
あの頃だったらそれどころの話じゃ済まなかったことだろう。
いろいろ経験して、自分の弱さとか未熟さを認められるようになり、
少しずつ人の優しさや人との関係の大切さがわかるようになり、
苦手と感じるのは、相手よりも自分の方の問題だということもわかってきた。
義母の強烈さや自分の意固地さを笑い話にできるようになったのは、
もうごくごく最近のことだ。
義母が年を取ってきたことも大きい。
張り合ったり喧嘩をしたりして、お互いにいいことは何もないと思う。
経験や体力でお互いに足りないところを補い合う方がずっといい。
家族というのはチームみたいなものだ。
それに今は子どもがいる。
子どもの前で家族の悪口を言いたてるような家庭にはしたくない。
ありがたいことに義両親はそういうところは徹底している。
悪口を言わない、なじらない、不満や文句を並べない。
これを自分の手で崩すような真似はしたくないと思うのである。
相性のいい相手、逆にどうしてもうまくいかない相手
そういうのは誰にでも確かにあるとは思うのだけれども、
お互いの年齢とか、出会うタイミングとか、
そういったごく小さなことも結構影響しているかもしれないと思う。
嫁姑間の意地の張り合いで拗れてしまった話を聞いたばかりだったので、
うちの場合は出会うタイミングが良かったとしか言えないな〜と
画面の、まだ若くて元気いっぱいの義母の姿を見ながら、
自分の幸運(チャンス?)に感謝したくなったのだった。
by poirier_AAA
| 2016-10-26 21:36
| 日々の断片
|
Comments(2)
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Mtonosama at 2016-10-27 05:52
あ~あ、お互い150歳,300歳という歳になってもうまくいかないまま。
夫は週に1回必ずママのところにお泊りにいきます。
休日前でも平気でお泊り。
姑にとって息子はいくつになっても幼児のままみたいです。
あ、朝の鮭の粕汁は昨夜の残り物です。
なんの工夫もなく、そのまんま食べました(^-^;
夫は週に1回必ずママのところにお泊りにいきます。
休日前でも平気でお泊り。
姑にとって息子はいくつになっても幼児のままみたいです。
あ、朝の鮭の粕汁は昨夜の残り物です。
なんの工夫もなく、そのまんま食べました(^-^;
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poirier_AAA at 2016-10-27 16:30
> Mtonosamaさん、こんにちは。
母親ってただひとりしかいないものですしね、やっぱり特別なのでしょう。
そのぶん子どもが成人してからのお互いの距離の取り方も難しいのかもしれません。
ママは絶対という男性はこちらにも結構いるんですよ。
あぁ、うちの義両親も300歳まで元気でいてほしいな。。。。
鮭の粕汁というだけで、たとえ残り物でもやっぱり羨ましいです〜。
母親ってただひとりしかいないものですしね、やっぱり特別なのでしょう。
そのぶん子どもが成人してからのお互いの距離の取り方も難しいのかもしれません。
ママは絶対という男性はこちらにも結構いるんですよ。
あぁ、うちの義両親も300歳まで元気でいてほしいな。。。。
鮭の粕汁というだけで、たとえ残り物でもやっぱり羨ましいです〜。