2016年 03月 24日
春の畑 |
ポルトガルにいくのは決まって夏休みなので、
義母の自慢の畑は盛大に緑が生い茂り、
したがってどこにどんな虫がうじゃうじゃ隠れているかわからない、
わたしにとっては未開のジャングルのように怖い場所なのです。
しかし、3月の畑は全然違いました。
緑の色が柔らかい。
まだ生い茂るところまでいかないので、
どこにどんなものが植えられているのか、よくわかる。
まだ虫もあまりいない。
安心してこころゆくまで畑の観察をすることができました。
にんじんとレタス(それから雑草、笑)
ケールとそら豆、うしろにはレタス、右手前の赤紫色はバラです。
初めて見る、この綺麗な植物はなんだろうと思ったら、ルピナスでした。
この植物の実が葉団扇豆(はうちわまめ)です。
カラカラに乾燥した実を、何日もかけて茹でたり浸水したりして苦みを抜きます。
歯ごたえがあって美味しい、止められない止まらないおしゃべりの友です。
家の裏手にはタンジェリンが鈴なりでした。
そのむこうにはオレンジ。
どれも完全無農薬、鈴なり、取り放題、食べ放題という贅沢さ。
ケールの横に、なぜかカラー(花)が植えられているという。。。。
そのむこうには、なにやらレタスで畑を区切ろうとしている形跡あり。
あらまぁ、こんなに良い葉をもらえるなんて、今日は何の日かしら?
春の葉っぱは柔らかくて美味しいわねぇ。おまえもほら、食べてごらんよ。
やだぁ、ボクはミルクのほうがうれしいもん。。。。
義母の畑は、、、、おおらかで豊かな畑だなぁといつも思います。
義母の自慢の畑は盛大に緑が生い茂り、
したがってどこにどんな虫がうじゃうじゃ隠れているかわからない、
わたしにとっては未開のジャングルのように怖い場所なのです。
しかし、3月の畑は全然違いました。
緑の色が柔らかい。
まだ生い茂るところまでいかないので、
どこにどんなものが植えられているのか、よくわかる。
まだ虫もあまりいない。
安心してこころゆくまで畑の観察をすることができました。
この植物の実が葉団扇豆(はうちわまめ)です。
歯ごたえがあって美味しい、止められない止まらないおしゃべりの友です。
どれも完全無農薬、鈴なり、取り放題、食べ放題という贅沢さ。
そのむこうには、なにやらレタスで畑を区切ろうとしている形跡あり。
春の葉っぱは柔らかくて美味しいわねぇ。おまえもほら、食べてごらんよ。
やだぁ、ボクはミルクのほうがうれしいもん。。。。
義母の畑は、、、、おおらかで豊かな畑だなぁといつも思います。
by poirier_AAA
| 2016-03-24 17:45
| ポルトガル
|
Comments(10)
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fusk-en25 at 2016-03-24 19:52
このオレンジやタンジェリンでママレードを煮てみたい。
いっぺんこの畑にも行ってみたいな。。。
いっぺんこの畑にも行ってみたいな。。。
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poirier_AAA at 2016-03-25 02:17
>fuskさん、こんにちは。
うふふ、fuskさんならそうおっしゃるかなぁと思いながら書きました。
義両親のところでは、柑橘類は落ちた実も食べ終わった後に残った皮も「おひつじさま」の食べ物になるのです。おいしいオレンジは羊も大好きだそうですよ。
うふふ、fuskさんならそうおっしゃるかなぁと思いながら書きました。
義両親のところでは、柑橘類は落ちた実も食べ終わった後に残った皮も「おひつじさま」の食べ物になるのです。おいしいオレンジは羊も大好きだそうですよ。
大きな畑ですね!これだけ広ければ、子供や孫たちにもふんだんに新鮮で美味しい野菜を食べさせてあげられますね。
うちも、毎年夏場だけですが、ほんのちょっとだけ庭の片隅で畑をやります。寒い地域なので、5月から10月くらいまでという短い期間です。それでも毎日の畑の手入れは腰にきたり嫌気がさしたりしてかなり手抜きなのですが、梨の木さんの義両親さんはすごいですね。こう言った労働を惜しまない姿勢は、食を大事に、人を大事にする気持ちに自然につながるでしょうし、周りにもそういう気持ちが伝わってきますね。
うちも、毎年夏場だけですが、ほんのちょっとだけ庭の片隅で畑をやります。寒い地域なので、5月から10月くらいまでという短い期間です。それでも毎日の畑の手入れは腰にきたり嫌気がさしたりしてかなり手抜きなのですが、梨の木さんの義両親さんはすごいですね。こう言った労働を惜しまない姿勢は、食を大事に、人を大事にする気持ちに自然につながるでしょうし、周りにもそういう気持ちが伝わってきますね。
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Mtonosama at 2016-03-25 09:47
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poirier_AAA at 2016-03-25 19:01
>きゃすぴえさん、こんにちは。
本当に豊かな畑だと思います。家族ばかりでなく家畜も養い、食べきれない分は近所の人や親戚におすそ分けし、それでも余るからホームレスの炊き出し用や老人ホームの食事用に寄付しているのだそうです。
何もそこまでの規模でやらなくてもと子として思うこともありますが、義両親はこういう生活をすることが夢だったようで、仕事は楽ではなくても、心から幸せを感じながら生きているように見えます。そして、こういう親の背中を見せてもらえて、大袈裟に聞こえるかもしれませんけど、わたしはとても感謝しているのです。生きることも食べることも粗末にしちゃいけないよね、という気持ちです。
本当に豊かな畑だと思います。家族ばかりでなく家畜も養い、食べきれない分は近所の人や親戚におすそ分けし、それでも余るからホームレスの炊き出し用や老人ホームの食事用に寄付しているのだそうです。
何もそこまでの規模でやらなくてもと子として思うこともありますが、義両親はこういう生活をすることが夢だったようで、仕事は楽ではなくても、心から幸せを感じながら生きているように見えます。そして、こういう親の背中を見せてもらえて、大袈裟に聞こえるかもしれませんけど、わたしはとても感謝しているのです。生きることも食べることも粗末にしちゃいけないよね、という気持ちです。
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poirier_AAA at 2016-03-25 19:05
>Mtonosamaさん、こんにちは。
カラーって、東京にいた頃はちょっと高価な花というイメージで眺めていました。本当に高かったかどうかはわからないのですけど、簡単に使えないちょっとおしゃれな花という感じで。
だから、それがケールとかソラマメの隣にこともなげに咲いているのを見て、ぎょぎょぎょぎょぎょっとしてしまったのでした。働き者の元気な田舎者の間に、深窓の令嬢が紛れ込んでいるような。ちょっと大袈裟でしょうか(笑)?
カラーって、東京にいた頃はちょっと高価な花というイメージで眺めていました。本当に高かったかどうかはわからないのですけど、簡単に使えないちょっとおしゃれな花という感じで。
だから、それがケールとかソラマメの隣にこともなげに咲いているのを見て、ぎょぎょぎょぎょぎょっとしてしまったのでした。働き者の元気な田舎者の間に、深窓の令嬢が紛れ込んでいるような。ちょっと大袈裟でしょうか(笑)?
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milletti_naoko at 2016-03-25 20:25
梨の木さん、なんと畑が夏にはジャングルのようになってしまうんですね! わたしも夏の畑は、サラダの間からスズメバチがでてきて、ぎょっとすることがあります。ポルトガルのお義母さまのお宅では、もっとびっくりの虫もいろいろ生息しているのでしょうね。
今の畑、どの野菜も元気で育っていて、花もきれいですね。ルピナスは花を見かけたことはあるように思うのですが、実が食べられて、手間はかかっても、そんなにおいしいんですね!! 味がとっても気になります。柑橘類がこんなふうに屋外で育つほど、温かいところにあるんですね。冒頭の写真の左手に見えるのはサニーレタスではないかと思うのですが、イタリアでは植えるのにはまだまだ寒い時期で、今の時期はまだまだもっぱらキャベツや冬にも育つサラダ菜を食べています。
羊さんたち、かわいいですね♪
今の畑、どの野菜も元気で育っていて、花もきれいですね。ルピナスは花を見かけたことはあるように思うのですが、実が食べられて、手間はかかっても、そんなにおいしいんですね!! 味がとっても気になります。柑橘類がこんなふうに屋外で育つほど、温かいところにあるんですね。冒頭の写真の左手に見えるのはサニーレタスではないかと思うのですが、イタリアでは植えるのにはまだまだ寒い時期で、今の時期はまだまだもっぱらキャベツや冬にも育つサラダ菜を食べています。
羊さんたち、かわいいですね♪
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poirier_AAA at 2016-03-25 20:58
>milletti_naokoさん、こんにちは。
そうなんです。野菜も雑草も元気いっぱいに茂りますし、今は見えませんがかなりの量のヒマワリとトウモロコシを育てるので高さも出ますから、本当にちょっとしたジャングルのようになるのです。
ルピナスの実は、ポルトガル語だとtremoçoフランス語だとlupinと呼ばれてスーパーなどでも見つかるのですが、イタリアにはありませんか?ちょっと枝豆に似た食感で、市販されているものはしっかり塩味だと思います、塩が少ないとうっすらと苦味を感じるからでしょうね。
そういえば、えんどう豆の間にイラクサも生えていました。イタリアではイラクサを食べると聞いたことがありますが、ポルトガルでも食べるのだそうです(といっても、一般的な野菜ではありませんが)。
冬には柑橘類ばかりでなくキウイも鈴なりに実るんですよ。わたしはキウイといえば南半球産しか知らなかったので、ポルトガルでこんなに実るとはと最初はびっくりしました。自宅に実る果物って、おいしいものですね。
そうなんです。野菜も雑草も元気いっぱいに茂りますし、今は見えませんがかなりの量のヒマワリとトウモロコシを育てるので高さも出ますから、本当にちょっとしたジャングルのようになるのです。
ルピナスの実は、ポルトガル語だとtremoçoフランス語だとlupinと呼ばれてスーパーなどでも見つかるのですが、イタリアにはありませんか?ちょっと枝豆に似た食感で、市販されているものはしっかり塩味だと思います、塩が少ないとうっすらと苦味を感じるからでしょうね。
そういえば、えんどう豆の間にイラクサも生えていました。イタリアではイラクサを食べると聞いたことがありますが、ポルトガルでも食べるのだそうです(といっても、一般的な野菜ではありませんが)。
冬には柑橘類ばかりでなくキウイも鈴なりに実るんですよ。わたしはキウイといえば南半球産しか知らなかったので、ポルトガルでこんなに実るとはと最初はびっくりしました。自宅に実る果物って、おいしいものですね。
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haru_rara at 2016-03-26 08:40
いいですねえ、こういうおおらかな畑が個人的にはすごく好みです(笑)
うちの畑は、まさにあのバアにしてこの畑あり、という、几帳面で整然とした畑ですから、うっかり余計な手出しができないというか、させてもらえないというか。
そんな義母の畑にも、野菜の間にマリーゴールドが植わったりしているのですが、それは害虫避けなんですよ。
ハーブ類は虫避けにいいので、もっと色々植えましょうよ、と提案したら、「ダメだ。あれらは強すぎるから草でいっぱいになっちまう」と即却下されました^^
うちの畑は、まさにあのバアにしてこの畑あり、という、几帳面で整然とした畑ですから、うっかり余計な手出しができないというか、させてもらえないというか。
そんな義母の畑にも、野菜の間にマリーゴールドが植わったりしているのですが、それは害虫避けなんですよ。
ハーブ類は虫避けにいいので、もっと色々植えましょうよ、と提案したら、「ダメだ。あれらは強すぎるから草でいっぱいになっちまう」と即却下されました^^
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poirier_AAA at 2016-03-26 18:40
>haru_raraさん、こんにちは。
うふふ、あのバアにしてこの畑ありって、まさにうちもそうですね。気が強そうなところもそっくりで(笑)。東西バア対決できそうですよ(今頃、会津とポルトガルでくしゃみしているかも)。
でも、畑の作り方は全然違うように見えても、haruさんのお義母さんとうちの義母はたぶん間違いなく気が合いますね。なにか同じ成分のものが血管を流れている感じがします。日々の労働を厭わないところ、真っ正直に生きているところ、太陽みたいに圧倒的な、わたしなんか絶対にかないっこない存在だよなぁと感じるのです。
わたしは逆にお義母さんの整然とした畑に憧れます。見事に美しい。うちの義母の畑は魔女の畑みたいで。いろいろ混ざっていろいろありすぎて、怖くて近づけません(笑)
うふふ、あのバアにしてこの畑ありって、まさにうちもそうですね。気が強そうなところもそっくりで(笑)。東西バア対決できそうですよ(今頃、会津とポルトガルでくしゃみしているかも)。
でも、畑の作り方は全然違うように見えても、haruさんのお義母さんとうちの義母はたぶん間違いなく気が合いますね。なにか同じ成分のものが血管を流れている感じがします。日々の労働を厭わないところ、真っ正直に生きているところ、太陽みたいに圧倒的な、わたしなんか絶対にかないっこない存在だよなぁと感じるのです。
わたしは逆にお義母さんの整然とした畑に憧れます。見事に美しい。うちの義母の畑は魔女の畑みたいで。いろいろ混ざっていろいろありすぎて、怖くて近づけません(笑)