2013年 08月 21日
トマト物語2013 |
息子たちがお腹にいる時、
わたしはトマトの匂いがイヤでイヤでたまらず、
トマト好きの夫にもトマト持ち込み禁止例を出しておりました。
それが、何の因果か生まれた息子たちは大のトマト好き。
特にポルトガルのおばあちゃんちのトマトが大好きです。
そんなわけですから、当然義母の菜園にはトマトがたくさん植えられています。
しかし、今年の春は天候不順で(特に雨が多すぎて)
トマトの出来があまり良くないと聞いていました。
今年はあんまりトマトが食べられないかもしれないね、
息子たちも覚悟してポルトガルに行きました。
しかし、どうやら出来が悪かったのは天候のせいばかりではないらしい、
という事実が徐々に明らかになりました。
春先、待ちかねたようにトマトの種を播いた義父が、
義母にきちんと種を播いた場所を伝えていなかったようなのです。
話を聞いていなかった義母は、芽を出したばかりの赤ちゃんトマトを、
まわりの雑草と一緒に全部引っこ抜いてしまったらしい‥‥。
なるほど、夫婦間の意思の疎通不足は思わぬ問題を引き起こすのであります。
しばらくして事実を知った義母は慌てて種を播いたそうな。
けれども、そのトマトはいつもとは種類が違うトマトで、
しかも明らかに季節に出遅れてしまっていました。
わたしたちがポルトガルに着いた時、
トマトはまだ青々としていて、食べられる状態ではありませんでした。
今年は仕方ないね、
諦めていた我が家に、なんと棚の上からぼたもちが落ちてきました。
着いて早々誘われた宴会での、
息子2人のトマトと野菜スープの食べっぷりの良さが人目を引き、
知り合いのおじさんが、家のトマトを食べてごらんよと、
ある日の朝、たくさんのトマトを持って来てくれたのです。
いや、このトマトがおいしかったのなんの!
いつも義母が作るトマトと同じで、
種部分がほとんどなくて果肉が多い、
中まで真っ赤に熟していくタイプのトマトでした。
あんまり美味しかったので、
次にそのおじさんに会った時に、
わたしはトマトの味の良さを褒めちぎって感謝を伝えました。
その翌日、おじさんがまたたくさんトマトを持って来てくれました。
こうしてポルトガル滞在中の毎日、
息子たちは山のような甘いトマトを食べ続けたのであります。
おじさん、どうもありがとう。
この人はとても変わった人で、
自分はサラダもトマトも大ッ嫌い。
子どものころから野菜を毛嫌いしてきたそうなのです。
それが、どういうわけか嫌いな野菜をたっくさん作って、
それを親類縁者や近所にお裾分けして喜んでもらうのを生き甲斐にしているとか。
アルコールも大好きな人なので、体を大事にして欲しいなぁと思うのですが。。。
わたし、相変わらずトマトはあんまり好きではありません。
でも、ポルトガルで食べるこのトマトだけは、
心の底から美味しい!と思うのです。
お日さまの光が甘くしたトマトは、夏の御馳走ですね。
↑この1皿、息子2人で全部食べてしまいます。写真もすでに食べかけ状態。。。
わたしはトマトの匂いがイヤでイヤでたまらず、
トマト好きの夫にもトマト持ち込み禁止例を出しておりました。
それが、何の因果か生まれた息子たちは大のトマト好き。
特にポルトガルのおばあちゃんちのトマトが大好きです。
そんなわけですから、当然義母の菜園にはトマトがたくさん植えられています。
しかし、今年の春は天候不順で(特に雨が多すぎて)
トマトの出来があまり良くないと聞いていました。
今年はあんまりトマトが食べられないかもしれないね、
息子たちも覚悟してポルトガルに行きました。
しかし、どうやら出来が悪かったのは天候のせいばかりではないらしい、
という事実が徐々に明らかになりました。
春先、待ちかねたようにトマトの種を播いた義父が、
義母にきちんと種を播いた場所を伝えていなかったようなのです。
話を聞いていなかった義母は、芽を出したばかりの赤ちゃんトマトを、
まわりの雑草と一緒に全部引っこ抜いてしまったらしい‥‥。
なるほど、夫婦間の意思の疎通不足は思わぬ問題を引き起こすのであります。
しばらくして事実を知った義母は慌てて種を播いたそうな。
けれども、そのトマトはいつもとは種類が違うトマトで、
しかも明らかに季節に出遅れてしまっていました。
わたしたちがポルトガルに着いた時、
トマトはまだ青々としていて、食べられる状態ではありませんでした。
今年は仕方ないね、
諦めていた我が家に、なんと棚の上からぼたもちが落ちてきました。
着いて早々誘われた宴会での、
息子2人のトマトと野菜スープの食べっぷりの良さが人目を引き、
知り合いのおじさんが、家のトマトを食べてごらんよと、
ある日の朝、たくさんのトマトを持って来てくれたのです。
いや、このトマトがおいしかったのなんの!
いつも義母が作るトマトと同じで、
種部分がほとんどなくて果肉が多い、
中まで真っ赤に熟していくタイプのトマトでした。
あんまり美味しかったので、
次にそのおじさんに会った時に、
わたしはトマトの味の良さを褒めちぎって感謝を伝えました。
その翌日、おじさんがまたたくさんトマトを持って来てくれました。
こうしてポルトガル滞在中の毎日、
息子たちは山のような甘いトマトを食べ続けたのであります。
おじさん、どうもありがとう。
この人はとても変わった人で、
自分はサラダもトマトも大ッ嫌い。
子どものころから野菜を毛嫌いしてきたそうなのです。
それが、どういうわけか嫌いな野菜をたっくさん作って、
それを親類縁者や近所にお裾分けして喜んでもらうのを生き甲斐にしているとか。
アルコールも大好きな人なので、体を大事にして欲しいなぁと思うのですが。。。
わたし、相変わらずトマトはあんまり好きではありません。
でも、ポルトガルで食べるこのトマトだけは、
心の底から美味しい!と思うのです。
お日さまの光が甘くしたトマトは、夏の御馳走ですね。
by poirier_AAA
| 2013-08-21 22:42
| ポルトガル
|
Comments(10)
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Mtonosama at 2013-08-22 06:29
1枚目の写真のトマトの中に白く見えるのはニンニクですか?
下はオリーブオイルで焼いてあるのかな?
リコピンたっぷりのトマトです。
梨の木さんも、そのおじさんもしっかり食べましょう(^^)/
下はオリーブオイルで焼いてあるのかな?
リコピンたっぷりのトマトです。
梨の木さんも、そのおじさんもしっかり食べましょう(^^)/
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fusk
at 2013-08-22 06:41
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saheizi-inokori at 2013-08-22 07:51
富士見高原に来て食べたトマト、東京で食べてるの、あれはなんだったか!
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at 2013-08-22 08:00
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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poirier_AAA at 2013-08-22 15:22
>mtonosamaさん、こんにちは。
1枚目の白いものはきゅうりの輪切りです。皮は固くて食べられないので剥いてしまってありますが、中の存在感ある種はそのままなんですよ。
それから2枚目は、普通の生トマトです。義母が上からオリーヴオイルをかけたので、1枚目の写真よりちょっとつやつやしてますね。
我が家はトマトの競争率が(特に男性陣の間で)激しいので、ぼんやりしていると食べる分はなくなってしまいます。普段は別になくってもかまわないやと思うのですが、ポルトガルにいる間だけは「食べなくっちゃ!」と思って、競争に参加したわたしです^^。
1枚目の白いものはきゅうりの輪切りです。皮は固くて食べられないので剥いてしまってありますが、中の存在感ある種はそのままなんですよ。
それから2枚目は、普通の生トマトです。義母が上からオリーヴオイルをかけたので、1枚目の写真よりちょっとつやつやしてますね。
我が家はトマトの競争率が(特に男性陣の間で)激しいので、ぼんやりしていると食べる分はなくなってしまいます。普段は別になくってもかまわないやと思うのですが、ポルトガルにいる間だけは「食べなくっちゃ!」と思って、競争に参加したわたしです^^。
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poirier_AAA at 2013-08-22 15:32
>fuskさん、こんにちは。
ポルトガルも、スーパーで売っている野菜や果物はあんまり美味しそうに見えません。1度すいかと杏を買って、ものすごく後悔したことがあります。きっと(というより、間違いなく)生産者に近いほど美味しいものにあたるチャンスも増えるんでしょうね。
いつもは山のように貰ってくるトマトも、今年は不作で持って帰ることができませんでした。今は毎日のように「あのトマトはおいしかったなぁ〜。(このトマトはあれとは味が違うよな〜)」という男性陣のコメントを聞かされています。
ポルトガルも、スーパーで売っている野菜や果物はあんまり美味しそうに見えません。1度すいかと杏を買って、ものすごく後悔したことがあります。きっと(というより、間違いなく)生産者に近いほど美味しいものにあたるチャンスも増えるんでしょうね。
いつもは山のように貰ってくるトマトも、今年は不作で持って帰ることができませんでした。今は毎日のように「あのトマトはおいしかったなぁ〜。(このトマトはあれとは味が違うよな〜)」という男性陣のコメントを聞かされています。
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poirier_AAA at 2013-08-22 15:35
>saheiziさん、こんにちは。
良く眠れた日の朝は朝食もおいしい!
というだけではないですよね。
きっと畑に近いから美味しいんでしょう。
気持ちの良い空気に触れて、美味しいものを食べて、命の洗濯ですね。
良く眠れた日の朝は朝食もおいしい!
というだけではないですよね。
きっと畑に近いから美味しいんでしょう。
気持ちの良い空気に触れて、美味しいものを食べて、命の洗濯ですね。
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poirier_AAA at 2013-08-22 15:42
>鍵コメさん、こんにちは。
教えて下さってどうもありがとうございます。
わたしも普段はほとんど薬に頼りませんが、今回ばかりは1週間経っても消えないかゆみに悩まされて、せめてかゆみ(だけ)を抑える薬があればいいのになぁと思っているところなのです。今度日本に帰った時に薬局でじっくり探してみることにしましょう。
このトマト、美味しそうでしょう?実際すごくおいしいんですよ。甘くてフルーティで、太陽の香りがするようなトマトなのです。種のまわりのむにゅっとした部分が少なくて、そのぶん果肉が多いので食べごたえもあります。
教えて下さってどうもありがとうございます。
わたしも普段はほとんど薬に頼りませんが、今回ばかりは1週間経っても消えないかゆみに悩まされて、せめてかゆみ(だけ)を抑える薬があればいいのになぁと思っているところなのです。今度日本に帰った時に薬局でじっくり探してみることにしましょう。
このトマト、美味しそうでしょう?実際すごくおいしいんですよ。甘くてフルーティで、太陽の香りがするようなトマトなのです。種のまわりのむにゅっとした部分が少なくて、そのぶん果肉が多いので食べごたえもあります。
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kanafr at 2013-08-23 00:17
美味しいトマトはおやつ代わりになりますよね。
我が家は家族全員トマト大好きなんですよ。
夏はサラダやパスタに、冬はトマト鍋で楽しんでいます。
スーパーで買うよりマルシェで買った方が美味しい。
でもきっと梨の木さん達が召し上がった野菜嫌いのおじさんからいただいたこのトマトの方がもっと美味しかっただろうなあと、生唾飲んで想像しています。
我が家は家族全員トマト大好きなんですよ。
夏はサラダやパスタに、冬はトマト鍋で楽しんでいます。
スーパーで買うよりマルシェで買った方が美味しい。
でもきっと梨の木さん達が召し上がった野菜嫌いのおじさんからいただいたこのトマトの方がもっと美味しかっただろうなあと、生唾飲んで想像しています。
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poirier_AAA at 2013-08-23 16:30
>kanafrさん、こんにちは。
おやつ代わりだなんて、そんなことを始めたら、トマトの消費量が大変なことになってしまいますよ(涙)。我が家は前菜的に食べているトマトだけでも毎週ものすごい量を買っているのです。
あんまり消費量が多いものですから、一時ベランダでトマトを育ててみようかとまで思ったのです。陽の当たる時間が短い我が家では結実しませんでしたけれど。やっぱりトマトは太陽がガンガン当たる土地で作るのが美味しいんでしょうね。
おじさんのトマト、美味しかったですよ〜。トマトには一言ある息子たちの太鼓判付きです。
おやつ代わりだなんて、そんなことを始めたら、トマトの消費量が大変なことになってしまいますよ(涙)。我が家は前菜的に食べているトマトだけでも毎週ものすごい量を買っているのです。
あんまり消費量が多いものですから、一時ベランダでトマトを育ててみようかとまで思ったのです。陽の当たる時間が短い我が家では結実しませんでしたけれど。やっぱりトマトは太陽がガンガン当たる土地で作るのが美味しいんでしょうね。
おじさんのトマト、美味しかったですよ〜。トマトには一言ある息子たちの太鼓判付きです。