2011年 03月 25日
備忘録 |
最近読んだり聞いたりしていたもののまとめ。
一言念のために付け加えておくと、ここに紹介したからといって、それがわたしの考えていることとまったく一致するわけでもないし、「信頼に足る話だから必読」とお勧めしたいわけでもありません。こんなものもあるということで、読んでみてもいいかもと思う人、その時間のある人だけが読めばいいと思っています。
羅列してみる気になったのは、自分の立地点を定めるために、いろいろな話を聞いてみたいと思う人もいるかもしれないからです。それぞれ立場は違うんだけれどそれぞれ全力投球しているということで、ここに挙げた人たちの言葉は読む(聞く)価値があるかもしれないと思っています。
いつものようにリンクしておりません。
興味のある人だけアドレスをコピー&ペーストして読んでみて下さい。
松村恒平さん「不安であることの正しさについて」
http://kokorogadaiji.jugem.jp/?eid=211
僕らは不安であっていいんだ。
それは僕らの中の危険の感知装置が鳴っていることだから。
自分で量りきれない恐怖があるときに僕らは不安になるだろう。そして、僕らは今存在する危機に対して、その可能性の正確なサイズや輪郭をつかめないでいる。
その不安は僕らのものだ。
警報を切ってはいけない。
この冒頭の言葉に、迷いを吹っ切ってもらった感じがしました。
松村さんが最後に紹介している、田中優さんの話も聞きました。
http://www.ustream.tv/recorded/13373990#utm_campaign=unknown&utm_source=13373990&utm_medium=social
松村さんも書いておられるけれど、田中さんの話の後半部分、他の発電システムの可能性についての話には希望を感じました。それから電力会社の料金システムの話も初めてで興味深かった。
松村さんのツイッターで出て来た広瀬隆さんのコワい話というのも聞きました。
http://www.youtube.com/watch?v=MiYz6dxfw7E
それからこんなものも。
内田樹さん「兵站と局所合理性について(3月24日)」
http://blog.tatsuru.com/
高橋源一郎さん「震災で卒業式をできなかった学生への祝辞」
http://togetter.com/li/114133
同じく高橋さんのツイッターで知った藤波心さんの文章
http://ameblo.jp/cocoro2008/entry-10839026826.html
いきなり漢字が間違っていて「何を読まされるんだ?」と思いますが、内容はすごくしっかりしている。彼女13歳です。大人をやっているのが恥ずかしいよ。
他にもありとあらゆるものを片っ端から読んでおりますが、そんなときに偶然見つけて肩の力を抜いてもらったのが、この方のツイッター。
http://twitter.com/dave_spector
被災地に早く開通させたいインフラ→インター熱湯: 早く情報が届くようになって、熱いお湯も使えるようになりますように。
いま被災地に必要なACとは「公共広告機構」ではなく、電源の方だと思います。
上層部が決断せず、現場に押し付けた悲劇的事故→マルナゲドン: 作業員の皆さんの任務の成功と、無事な帰還を心からお祈りしています。
などなど。本当に失礼な言い方なんだけど、まさかこんなときに、この人のツイッターでフッと笑うことになるとは夢にも思いませんでした。「お笑いをやる気になれない」という人もいるなかで、デーブ・スペクターさんは起きていることから目を反らさないで駄洒落にしている。骨のある人、それから頭の良い人なんだと思いました。
どこかで読んだことがあります。質が均一化した集団って言うのは効率はいいんだけれど、創造性には欠けるんだそうです。だから、不安を隠さない人がいる一方で、不安の正体を見たくないと思う人がいて、「お笑いなんかやってられない」という人がいる一方で、一日に何個も駄洒落を発する人がいて、原発はものすごくコワいと言う人がいて、怖がるなと言う人もいる。そういうバラバラな状態が、多分これから日本が立ち直っていくためにとても大切なことなんだと思います。「不謹慎」とか「不安を煽るな」という翼賛態勢に支配されてしまうのが、何よりもコワい。
最後に
NYタイムズのNYタイムズの東日本大震災フォトギャラリー
http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/12/world/asia/20110312_japan.html#1
日本のメディアには流れない写真が多いです。
こちらはできれば多くの人に見ていただきたい。
一言念のために付け加えておくと、ここに紹介したからといって、それがわたしの考えていることとまったく一致するわけでもないし、「信頼に足る話だから必読」とお勧めしたいわけでもありません。こんなものもあるということで、読んでみてもいいかもと思う人、その時間のある人だけが読めばいいと思っています。
羅列してみる気になったのは、自分の立地点を定めるために、いろいろな話を聞いてみたいと思う人もいるかもしれないからです。それぞれ立場は違うんだけれどそれぞれ全力投球しているということで、ここに挙げた人たちの言葉は読む(聞く)価値があるかもしれないと思っています。
いつものようにリンクしておりません。
興味のある人だけアドレスをコピー&ペーストして読んでみて下さい。
松村恒平さん「不安であることの正しさについて」
http://kokorogadaiji.jugem.jp/?eid=211
僕らは不安であっていいんだ。
それは僕らの中の危険の感知装置が鳴っていることだから。
自分で量りきれない恐怖があるときに僕らは不安になるだろう。そして、僕らは今存在する危機に対して、その可能性の正確なサイズや輪郭をつかめないでいる。
その不安は僕らのものだ。
警報を切ってはいけない。
この冒頭の言葉に、迷いを吹っ切ってもらった感じがしました。
松村さんが最後に紹介している、田中優さんの話も聞きました。
http://www.ustream.tv/recorded/13373990#utm_campaign=unknown&utm_source=13373990&utm_medium=social
松村さんも書いておられるけれど、田中さんの話の後半部分、他の発電システムの可能性についての話には希望を感じました。それから電力会社の料金システムの話も初めてで興味深かった。
松村さんのツイッターで出て来た広瀬隆さんのコワい話というのも聞きました。
http://www.youtube.com/watch?v=MiYz6dxfw7E
それからこんなものも。
内田樹さん「兵站と局所合理性について(3月24日)」
http://blog.tatsuru.com/
高橋源一郎さん「震災で卒業式をできなかった学生への祝辞」
http://togetter.com/li/114133
同じく高橋さんのツイッターで知った藤波心さんの文章
http://ameblo.jp/cocoro2008/entry-10839026826.html
いきなり漢字が間違っていて「何を読まされるんだ?」と思いますが、内容はすごくしっかりしている。彼女13歳です。大人をやっているのが恥ずかしいよ。
他にもありとあらゆるものを片っ端から読んでおりますが、そんなときに偶然見つけて肩の力を抜いてもらったのが、この方のツイッター。
http://twitter.com/dave_spector
被災地に早く開通させたいインフラ→インター熱湯: 早く情報が届くようになって、熱いお湯も使えるようになりますように。
いま被災地に必要なACとは「公共広告機構」ではなく、電源の方だと思います。
上層部が決断せず、現場に押し付けた悲劇的事故→マルナゲドン: 作業員の皆さんの任務の成功と、無事な帰還を心からお祈りしています。
などなど。本当に失礼な言い方なんだけど、まさかこんなときに、この人のツイッターでフッと笑うことになるとは夢にも思いませんでした。「お笑いをやる気になれない」という人もいるなかで、デーブ・スペクターさんは起きていることから目を反らさないで駄洒落にしている。骨のある人、それから頭の良い人なんだと思いました。
どこかで読んだことがあります。質が均一化した集団って言うのは効率はいいんだけれど、創造性には欠けるんだそうです。だから、不安を隠さない人がいる一方で、不安の正体を見たくないと思う人がいて、「お笑いなんかやってられない」という人がいる一方で、一日に何個も駄洒落を発する人がいて、原発はものすごくコワいと言う人がいて、怖がるなと言う人もいる。そういうバラバラな状態が、多分これから日本が立ち直っていくためにとても大切なことなんだと思います。「不謹慎」とか「不安を煽るな」という翼賛態勢に支配されてしまうのが、何よりもコワい。
最後に
NYタイムズのNYタイムズの東日本大震災フォトギャラリー
http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/12/world/asia/20110312_japan.html#1
日本のメディアには流れない写真が多いです。
こちらはできれば多くの人に見ていただきたい。
by poirier_AAA
| 2011-03-25 21:10
| 世情を考える
|
Comments(2)
こんにちは。私もデーブ・スペクターさんのツイッターでほわっとしている一人です。そもそもこの方について名前以外ほぼ何も知らずにおりましたが、こんなにキレる方とは思っておりませんでした。溢れる情報をだんだん拾いきれなくなっています。↑上のリンク、失礼ながら全部まだ見れておりませんが、なるほどと思えるもの、見てよかったと思えるものばかりでした。引き続きじっくりと拝見させていただきます。
↓素敵な象さんですね。自由に発想できる。素晴らしいことですよね。
↓素敵な象さんですね。自由に発想できる。素晴らしいことですよね。
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Commented
by
poirier_AAA at 2011-03-26 06:39
>mjさん、こんばんは。
デーブ・スペクターさんのツイッターって、どんなにイライラ尖っているときでもクスッと笑えちゃうところが凄いですよね。こんなときに、よくぞ日本に居て下さった、と言いたい気持ちです。
ここに挙げたのは、本当に「もしよかった」という程度の話なのでどうぞお気になさらず。気が向いた(エネルギーが満ちている)時にどうぞ。
いろいろな人がいろいろなことを書いているんですが、さすがにこういう時だけに真剣勝負で本気で書いていると感じられる文章が多くて、読む方も体力が要ります。でも、この人ってこう言う文を書くのか、こういうことを考えているのかという発見も多くて、日本人の良心みたいなものの存在を感じました。
デーブ・スペクターさんのツイッターって、どんなにイライラ尖っているときでもクスッと笑えちゃうところが凄いですよね。こんなときに、よくぞ日本に居て下さった、と言いたい気持ちです。
ここに挙げたのは、本当に「もしよかった」という程度の話なのでどうぞお気になさらず。気が向いた(エネルギーが満ちている)時にどうぞ。
いろいろな人がいろいろなことを書いているんですが、さすがにこういう時だけに真剣勝負で本気で書いていると感じられる文章が多くて、読む方も体力が要ります。でも、この人ってこう言う文を書くのか、こういうことを考えているのかという発見も多くて、日本人の良心みたいなものの存在を感じました。