2011年 03月 10日
息子のひとこと |
水曜日の昨日は学校がお休みだった息子たち。
遊び疲れて、わたしが本を読んでいた居間にやって来た。
ソファーにねそべってごろごろと猫の仔のように転がりながら、
ママン、今度はもっときれいなお家を選んでね。
などと言い出した。
「きれいなお家」って、ひょっとしてルーヴル美術館で見たナポレオン3世の大サロンのような、絢爛豪華でピカピカで、専用の掃除人を雇わなきゃならないような家ですか?それは無理だから、そういう家に住みたかったら自力で何とかして頂戴って話ではなかったっけ?頭の中では息子が言い出しそうな「きれいな家」の例を忙しく探しながら、口ではさり気なく聞いてみた。
きれいなおうちって、どういうおうちのことかな?
Bはどういうお家が好きなの?
息子Bはつい最近お邪魔した友達の家を挙げた。
わたしが予想していなかった答え。
垣間見た友達の家の様子をすかさず頭の中で反芻してみて気がついた。
Bは、モノがたくさんないお家が好きなのかな?
そうなの。ベッドがあって、お勉強するところがあって、おもちゃとか他の道具がごちゃごちゃ置いてないんだよ。
なるほどねぇ。そういう風に感じたんだ。
息子たちが遊びに行った友達のお家。
床面積で言ったら我が家とそれほど変わらないか、ちょっと小さいくらい。
そこに両親と子どもが3人住んでいる。
育ち盛りの子どもたちと一緒に住むのでは手狭に感じそうだ。
しかし、この家で特記すべきは物のなさ。
玄関先でちょっと見えた範囲だけでも、本当にモノが置いてない。
装飾品の類いが見えないだけでなく、生活用品も散らかっていない。
靴とかコート類だって全部見えないところにしまわれている。
ベッドサイドも、ダイニングも、廊下も、
見事なまでに無駄なものが一切ない。
遊びに行って帰って来た子どもたちは
おもちゃがあんまりないんだよ
子ども部屋がベッドでいっぱいで遊ぶ場所がないんだよ
なんて言っていたのだ。
こんな小さな子どもでも、見るところは見ているんだねぇ。
自分の生活と人の生活を比較してみられるようになったんだ。
しかし、ものがない方が好き、というのは驚いた。
何でもかんでも欲しがって、しまい込んで、子供部屋はゴミ溜めみたいなのに。
我が家族は、揃いも揃って「捨てられない」性格のようで。
夫も、何かと言うと「もったいないから」ととっておくし、
わたしも本が増えるばかり。着ないのに捨てられない服もある。
子どもも、おもちゃの整理をする!と勢いだけは良いが、
結局あれも欲しい、これも捨てられないと、ほとんど整理にならぬ。
そんなわけで我が家はモノが溢れている。
どうにかしなきゃならんと思っても、踏ん切りがつかないものが多い。
モノは捨てられないけど、モノが捨てられない自分にイライラしてもいる。
子どもも同じようなことを感じていたのか。
幼子の一言は、ときに立派な大人の説教にも勝る。
きれいなお家に住みたい、なんて、
泣かせるじゃあないか。
じゃあ、家の中を片付けてモノを少なくしたら、Bはこのお家でもいいかな?
うん、いいよ。
よし、それなら何とかしようじゃないか。
気合いを入れて腕まくりをしたのはいいが、
さて、どこから手をつけたら良いのやら、我が家は本当にモノだらけ。
遊び疲れて、わたしが本を読んでいた居間にやって来た。
ソファーにねそべってごろごろと猫の仔のように転がりながら、
ママン、今度はもっときれいなお家を選んでね。
などと言い出した。
「きれいなお家」って、ひょっとしてルーヴル美術館で見たナポレオン3世の大サロンのような、絢爛豪華でピカピカで、専用の掃除人を雇わなきゃならないような家ですか?それは無理だから、そういう家に住みたかったら自力で何とかして頂戴って話ではなかったっけ?頭の中では息子が言い出しそうな「きれいな家」の例を忙しく探しながら、口ではさり気なく聞いてみた。
きれいなおうちって、どういうおうちのことかな?
Bはどういうお家が好きなの?
息子Bはつい最近お邪魔した友達の家を挙げた。
わたしが予想していなかった答え。
垣間見た友達の家の様子をすかさず頭の中で反芻してみて気がついた。
Bは、モノがたくさんないお家が好きなのかな?
そうなの。ベッドがあって、お勉強するところがあって、おもちゃとか他の道具がごちゃごちゃ置いてないんだよ。
なるほどねぇ。そういう風に感じたんだ。
息子たちが遊びに行った友達のお家。
床面積で言ったら我が家とそれほど変わらないか、ちょっと小さいくらい。
そこに両親と子どもが3人住んでいる。
育ち盛りの子どもたちと一緒に住むのでは手狭に感じそうだ。
しかし、この家で特記すべきは物のなさ。
玄関先でちょっと見えた範囲だけでも、本当にモノが置いてない。
装飾品の類いが見えないだけでなく、生活用品も散らかっていない。
靴とかコート類だって全部見えないところにしまわれている。
ベッドサイドも、ダイニングも、廊下も、
見事なまでに無駄なものが一切ない。
遊びに行って帰って来た子どもたちは
おもちゃがあんまりないんだよ
子ども部屋がベッドでいっぱいで遊ぶ場所がないんだよ
なんて言っていたのだ。
こんな小さな子どもでも、見るところは見ているんだねぇ。
自分の生活と人の生活を比較してみられるようになったんだ。
しかし、ものがない方が好き、というのは驚いた。
何でもかんでも欲しがって、しまい込んで、子供部屋はゴミ溜めみたいなのに。
我が家族は、揃いも揃って「捨てられない」性格のようで。
夫も、何かと言うと「もったいないから」ととっておくし、
わたしも本が増えるばかり。着ないのに捨てられない服もある。
子どもも、おもちゃの整理をする!と勢いだけは良いが、
結局あれも欲しい、これも捨てられないと、ほとんど整理にならぬ。
そんなわけで我が家はモノが溢れている。
どうにかしなきゃならんと思っても、踏ん切りがつかないものが多い。
モノは捨てられないけど、モノが捨てられない自分にイライラしてもいる。
子どもも同じようなことを感じていたのか。
幼子の一言は、ときに立派な大人の説教にも勝る。
きれいなお家に住みたい、なんて、
泣かせるじゃあないか。
じゃあ、家の中を片付けてモノを少なくしたら、Bはこのお家でもいいかな?
うん、いいよ。
よし、それなら何とかしようじゃないか。
気合いを入れて腕まくりをしたのはいいが、
さて、どこから手をつけたら良いのやら、我が家は本当にモノだらけ。
by poirier_AAA
| 2011-03-10 17:45
| 子どもと暮らす
|
Comments(4)
私もモノが捨てられないです。古きものを大事にするだけなら拍手ものなのですが、新しいものも欲するタイプで。。たまに「あ、そういえば」と古いものを持ち出していて何かの役に立つと、ほれみたことか、と捨てることから更に遠ざかってしまいますが。。生きていくのに本当に必要なものなんて実は限られたものですよね。日々欲求との戦いです。お子様の理想とするお家への作業がはかどりますように!
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kanafr at 2011-03-11 07:17
あのう、梨の木さん。我が家の№2も私も、もしかしたらオットもですが
実は、ゴチャゴチャ色んな物に溢れている部屋より、すっきり片付き、テーブルの上には,あっても花位で、な~んにもない部屋が好きなんです。
そんな家の写真を見て「いいなあ」「僕も好きだなあ」なんて会話してるんですが、その実態は....あまりの恐ろしいギャップでい・え・ませ・ん。
実は、ゴチャゴチャ色んな物に溢れている部屋より、すっきり片付き、テーブルの上には,あっても花位で、な~んにもない部屋が好きなんです。
そんな家の写真を見て「いいなあ」「僕も好きだなあ」なんて会話してるんですが、その実態は....あまりの恐ろしいギャップでい・え・ませ・ん。
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poirier_AAA at 2011-03-11 17:11
>mjさん、
おっ、ここにもモノを捨てられないお仲間がいましたね!(仲間がいるとホッとします)
こちらでは日本にいたときのように無闇に何でも買うということは無くなったような気がしています。にも拘らず、気がつくといろいろなものが家の中に入り込んでいるんですよ。印刷物の類い、子どもの幼稚園での作品(これが馬鹿にならない量で)、誕生日ごとに増えるプレゼントの類い。要らないものの整理をするだけじゃなく、家に入ってくるものを極力減らす&シャットアウトするぞという強〜い意志がないと、家をすっきり保ち続けるのは難しいなぁと感じています。
お子様の何気ない一言、かな〜り効きました。このわたしが、珍しく重い腰を上げる気になりましたもの。
おっ、ここにもモノを捨てられないお仲間がいましたね!(仲間がいるとホッとします)
こちらでは日本にいたときのように無闇に何でも買うということは無くなったような気がしています。にも拘らず、気がつくといろいろなものが家の中に入り込んでいるんですよ。印刷物の類い、子どもの幼稚園での作品(これが馬鹿にならない量で)、誕生日ごとに増えるプレゼントの類い。要らないものの整理をするだけじゃなく、家に入ってくるものを極力減らす&シャットアウトするぞという強〜い意志がないと、家をすっきり保ち続けるのは難しいなぁと感じています。
お子様の何気ない一言、かな〜り効きました。このわたしが、珍しく重い腰を上げる気になりましたもの。
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poirier_AAA at 2011-03-11 17:29
>kanafrさん、こんにちは。
なんと、Kanaさんのお宅も同じような状況ですか!?
ひょっとすると、ほとんどの人がスッキリ暮らしたいと考えているのかもしれませんね。(日本でも「断捨離」という本が売れたと聞きます)でも、↑でmjさん宛にも書きましたけれど、実際は放っておいてもモノが家の中に入り込んで来ちゃうんです。便利になってモノがあり過ぎるせいでスッキリ生きることが難しくなってしまうなんて、皮肉ですよ〜。
我が家はお客を呼ぶたびに大騒ぎで片付けをしているクチですので、とりあえずは「いつ何時でも人を招き入れられる家」を目指して頑張ってみようと思います。
なんと、Kanaさんのお宅も同じような状況ですか!?
ひょっとすると、ほとんどの人がスッキリ暮らしたいと考えているのかもしれませんね。(日本でも「断捨離」という本が売れたと聞きます)でも、↑でmjさん宛にも書きましたけれど、実際は放っておいてもモノが家の中に入り込んで来ちゃうんです。便利になってモノがあり過ぎるせいでスッキリ生きることが難しくなってしまうなんて、皮肉ですよ〜。
我が家はお客を呼ぶたびに大騒ぎで片付けをしているクチですので、とりあえずは「いつ何時でも人を招き入れられる家」を目指して頑張ってみようと思います。