2011年 01月 07日
今日は鍋みがき |
昨日、鍋を焦がしました。
まだ夕ご飯の準備に取りかかるには早いけれど、今のうちに昨日の残りの煮物を温めておこうかなと鍋を火にかけ、でも時間がかかりそうだったので本を読んで時間をつぶすことにしました。
普段だったら頭のどこかに引っかかっているはずなんですが、昨日は読み始めた本が面白くて、加熱中の鍋のことはいつの間にか完全に頭から消え去っていました。
1時間ほど本を読んで、さて、そろそろ夕食の準備だと居間を出た瞬間、
臭い。
何かが焼け焦げている匂いがします。どこの家だ?こんな悪臭を発生させているのはと思いました。そのとき、記憶の彼方でかすかに瞬くものが!
そうだ、煮物を煮返していたんだった!まずい。発生源はウチか!
台所に一歩はいると、すでに“焦げた”を通り越して“燃えてるぞ!”という匂い。あわてて鍋を火からおろし、家中の窓を開け、換気扇全開で換気にとりかかりました。念のため鍋のふたを開けて中を確認したのですが、それが一層焦げ臭い強烈な匂いを放つ結果となりました。焦げ臭い匂いって、涙が出てくるんです。体中に匂いが染み付くんです。髪の毛まで臭くなるんです。
幸いなことに昨日は気温が10度に達する暖かさで、外が暗くなってから窓を開けていても寒いことはありませんでした。春みたい。これが1週間前だったら、家族全員凍えて風邪をひいていたにちがいありません。不幸中の幸いってこのことよね〜と思いました。
ところで、焦付いた鍋の掃除の仕方をご存知ですか?しばらく前に読んだ本に「鍋の焦げ付きをとるには、まず鍋に5㎝ほど水を入れて沸騰させ、しかるのちにカップ1/2程度の重曹を投入してそのまま一晩放置する。翌朝洗うときれいに取れます」と書いてありました。早速実行しました。
水を加えているとはいえ、加熱によって再び立ち上る“焼け焦げ”臭に顔をしかめながら、それでも沸騰するまでじっと待ち、ぶくぶくと湯が煮えたぎり始めたところに一気に重曹を投入。その瞬間、
しゅわわわわ〜
とドライアイスを水に入れた時のような音とともに水面が泡立って、一気に湯が溢れた!重曹の混ざった焦げ茶色のお湯が調理台のまわりに景気良く溢れ出たのです。そういえば、同じ本に「重曹に熱湯を加えると発砲するので、配水管の掃除にも役立ちます」と書いてあったっけ。
家中焦げ臭いわ
大事な鍋は焦付いちゃうわ
夕ご飯のメニューが一品減ってしまうわ
余計な掃除はしなきゃならなくなるわ
これ全部、わたしが本に夢中になったばかりに起ったことです。
情けない。
夫よ、すまない。こんな間抜けな妻に留守を任せて本当に大丈夫なんだろうかと、きっと激しく不安を覚えたことだろう。
近隣にお住まいの皆様、申し訳ありません。昨夜の異臭の源は我が家です。原因を作ったのはわたしです。消防署に通報しないで下さってありがとう。
もう2度と、鍋を火にかけたまま別室で本を読むようなことはしません。
真面目に約束します。
今後、鍋を火にかけているときは必ず台所で読むことにします。
ちなみに、読んでいたのは塩野七生さんの本でした。面白かったんですよ。
まだ夕ご飯の準備に取りかかるには早いけれど、今のうちに昨日の残りの煮物を温めておこうかなと鍋を火にかけ、でも時間がかかりそうだったので本を読んで時間をつぶすことにしました。
普段だったら頭のどこかに引っかかっているはずなんですが、昨日は読み始めた本が面白くて、加熱中の鍋のことはいつの間にか完全に頭から消え去っていました。
1時間ほど本を読んで、さて、そろそろ夕食の準備だと居間を出た瞬間、
臭い。
何かが焼け焦げている匂いがします。どこの家だ?こんな悪臭を発生させているのはと思いました。そのとき、記憶の彼方でかすかに瞬くものが!
そうだ、煮物を煮返していたんだった!まずい。発生源はウチか!
台所に一歩はいると、すでに“焦げた”を通り越して“燃えてるぞ!”という匂い。あわてて鍋を火からおろし、家中の窓を開け、換気扇全開で換気にとりかかりました。念のため鍋のふたを開けて中を確認したのですが、それが一層焦げ臭い強烈な匂いを放つ結果となりました。焦げ臭い匂いって、涙が出てくるんです。体中に匂いが染み付くんです。髪の毛まで臭くなるんです。
幸いなことに昨日は気温が10度に達する暖かさで、外が暗くなってから窓を開けていても寒いことはありませんでした。春みたい。これが1週間前だったら、家族全員凍えて風邪をひいていたにちがいありません。不幸中の幸いってこのことよね〜と思いました。
ところで、焦付いた鍋の掃除の仕方をご存知ですか?しばらく前に読んだ本に「鍋の焦げ付きをとるには、まず鍋に5㎝ほど水を入れて沸騰させ、しかるのちにカップ1/2程度の重曹を投入してそのまま一晩放置する。翌朝洗うときれいに取れます」と書いてありました。早速実行しました。
水を加えているとはいえ、加熱によって再び立ち上る“焼け焦げ”臭に顔をしかめながら、それでも沸騰するまでじっと待ち、ぶくぶくと湯が煮えたぎり始めたところに一気に重曹を投入。その瞬間、
しゅわわわわ〜
とドライアイスを水に入れた時のような音とともに水面が泡立って、一気に湯が溢れた!重曹の混ざった焦げ茶色のお湯が調理台のまわりに景気良く溢れ出たのです。そういえば、同じ本に「重曹に熱湯を加えると発砲するので、配水管の掃除にも役立ちます」と書いてあったっけ。
家中焦げ臭いわ
大事な鍋は焦付いちゃうわ
夕ご飯のメニューが一品減ってしまうわ
余計な掃除はしなきゃならなくなるわ
これ全部、わたしが本に夢中になったばかりに起ったことです。
情けない。
夫よ、すまない。こんな間抜けな妻に留守を任せて本当に大丈夫なんだろうかと、きっと激しく不安を覚えたことだろう。
近隣にお住まいの皆様、申し訳ありません。昨夜の異臭の源は我が家です。原因を作ったのはわたしです。消防署に通報しないで下さってありがとう。
もう2度と、鍋を火にかけたまま別室で本を読むようなことはしません。
真面目に約束します。
今後、鍋を火にかけているときは必ず台所で読むことにします。
ちなみに、読んでいたのは塩野七生さんの本でした。面白かったんですよ。
by poirier_AAA
| 2011-01-07 17:48
| 日々の断片
|
Comments(2)
Commented
by
kanafr at 2011-01-08 10:21
大変でしたね。
私も今まで何回お鍋ややかんを焦がしたことか...。
以前は、本を片手に調理をしたりしていましたが、今は調理中はやめてじっくり汗をかきながらのバスタイムに本を持ち込んでいます。
重曹は私もお風呂のぬめり取りとかに使っています。
お酢と混ぜたりしますがあのシュワ~っていう泡にビックリしますよね。
化学薬品と違ってよさそうな気がします。
私も今まで何回お鍋ややかんを焦がしたことか...。
以前は、本を片手に調理をしたりしていましたが、今は調理中はやめてじっくり汗をかきながらのバスタイムに本を持ち込んでいます。
重曹は私もお風呂のぬめり取りとかに使っています。
お酢と混ぜたりしますがあのシュワ~っていう泡にビックリしますよね。
化学薬品と違ってよさそうな気がします。
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by
poirier_AAA at 2011-01-08 17:03
>Kanafrさん
ハイ、今回はかなり真剣に反省しました。
重曹のおかげでお鍋はきれいになったのですが、台所にしみついた焦げ臭い匂いが未だに取れません。これを誤摩化すには鴨肉でもじゅーじゅー焼くか、チーズフォンデュでもするしかないかと悩んでいます。
重曹いいですよね。いつも1キロ入り袋で買っています。重曹とお酢は水回りの掃除のお供です。あの熱湯との反応ぶり、これは定期的な配水管掃除にもぴったりだと納得しましたよ。
ハイ、今回はかなり真剣に反省しました。
重曹のおかげでお鍋はきれいになったのですが、台所にしみついた焦げ臭い匂いが未だに取れません。これを誤摩化すには鴨肉でもじゅーじゅー焼くか、チーズフォンデュでもするしかないかと悩んでいます。
重曹いいですよね。いつも1キロ入り袋で買っています。重曹とお酢は水回りの掃除のお供です。あの熱湯との反応ぶり、これは定期的な配水管掃除にもぴったりだと納得しましたよ。