2010年 10月 21日
ようやく気づいたこと |
鶏の丸焼き(ローストチキン)というと、日本ではクリスマスやホームパーティといった特別なイヴェントの花形料理的存在だと思います。
しかし、ここフランスではごくありふれた日常的な料理です。マルシェでも街のお肉屋さんでも、店先に大型ロースターがどんと置いてあって、そこから香ばしい肉の焼ける匂いが漂ってきます。定番中の定番料理で、嫌いな人も少ない代わりに熱狂的に喜ばれたりすることもない、という感じでしょうか。
既に焼き上がったものを買ってくるのがお手軽ですが、金銭的なことを言うと、買って来て自宅で焼くほうがぐっと安く上がります。そして、もも肉4本買ってくるよりも1羽まるごと買うほうが更に安いのです。
最近、我が家の息子たちは鶏のもも肉のローストを手で持ってかぶりつく喜びに目覚めてしまいました。これまでは2本のもも肉をちまちまと4人で分け合って食べていましたが、もう足りません。もも肉を4本買う生活が続くも、値段を比べたら馬鹿らしくなって、丸ごと1羽買うようになりました。
最初から解体して使うこともありますし、1晩目は丸ごとローストで食べ、その残りをスープやらキッシュやらに使い回すようなこともします。
そうして使うようになってみると、丸ごと1羽の鶏にはもも肉、胸肉、ささみ以外で食べられるところが結構あるんですよね。もちろん見栄えは悪いので、花形のおかずにはなりません。でも、スープの具にしたり、ちょっとチャーハンに混ぜたり、利用方法はいくらでもあります。
スーパーで売られているもも肉や胸肉やささみや、そういったものを取った残りの部分は、どうなっているんでしょうか?なんだか急に気になってしまいました。チキンストックのキューブの原料になっていたり、なにかしら有効利用されているのでしょうかね?それともブロイラーの鶏なんかだと、必要なところを取ってしまえばゴミ箱行きになってしまうんでしょうか?
恥ずかしながら、この年になって丸鶏を利用するようになるまで、こんなことはとんと考えたことがありませんでした。
こちらで買う肉は、鶏肉ならばむしり残しの羽根の残りが付いていたり、豚肉ならば熱い皮下脂肪に剛毛が残っていたりすることも多く、慣れない頃はたじろぐことがよくありました。最近は慣れました。だって生きていたんだもの。羽根だって付いていたのを誰かがかわりにむしってくれたんだから、むしり残しがあるのだって当然。
日本にいた頃にくらべると確かにかなりワイルドな体験もありますが、ようやく他の生き物の命をもらって食べているのに気がついた、というところでしょうか。
しかし、ここフランスではごくありふれた日常的な料理です。マルシェでも街のお肉屋さんでも、店先に大型ロースターがどんと置いてあって、そこから香ばしい肉の焼ける匂いが漂ってきます。定番中の定番料理で、嫌いな人も少ない代わりに熱狂的に喜ばれたりすることもない、という感じでしょうか。
既に焼き上がったものを買ってくるのがお手軽ですが、金銭的なことを言うと、買って来て自宅で焼くほうがぐっと安く上がります。そして、もも肉4本買ってくるよりも1羽まるごと買うほうが更に安いのです。
最近、我が家の息子たちは鶏のもも肉のローストを手で持ってかぶりつく喜びに目覚めてしまいました。これまでは2本のもも肉をちまちまと4人で分け合って食べていましたが、もう足りません。もも肉を4本買う生活が続くも、値段を比べたら馬鹿らしくなって、丸ごと1羽買うようになりました。
最初から解体して使うこともありますし、1晩目は丸ごとローストで食べ、その残りをスープやらキッシュやらに使い回すようなこともします。
そうして使うようになってみると、丸ごと1羽の鶏にはもも肉、胸肉、ささみ以外で食べられるところが結構あるんですよね。もちろん見栄えは悪いので、花形のおかずにはなりません。でも、スープの具にしたり、ちょっとチャーハンに混ぜたり、利用方法はいくらでもあります。
スーパーで売られているもも肉や胸肉やささみや、そういったものを取った残りの部分は、どうなっているんでしょうか?なんだか急に気になってしまいました。チキンストックのキューブの原料になっていたり、なにかしら有効利用されているのでしょうかね?それともブロイラーの鶏なんかだと、必要なところを取ってしまえばゴミ箱行きになってしまうんでしょうか?
恥ずかしながら、この年になって丸鶏を利用するようになるまで、こんなことはとんと考えたことがありませんでした。
こちらで買う肉は、鶏肉ならばむしり残しの羽根の残りが付いていたり、豚肉ならば熱い皮下脂肪に剛毛が残っていたりすることも多く、慣れない頃はたじろぐことがよくありました。最近は慣れました。だって生きていたんだもの。羽根だって付いていたのを誰かがかわりにむしってくれたんだから、むしり残しがあるのだって当然。
日本にいた頃にくらべると確かにかなりワイルドな体験もありますが、ようやく他の生き物の命をもらって食べているのに気がついた、というところでしょうか。
by poirier_AAA
| 2010-10-21 05:41
| 味わう
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