2010年 07月 24日
真夏の大掃除 |
今日は朝から高い青空でからりと晴れました。暑くなくて(午前中は20℃未満)乾燥していて明るいこんな夏の日は、絶好の大掃除日和といえます。
洗濯機を回しながら、ざっとベランダの掃除。それから、腰を据えて大掛かりな掃除をすることにしました。
実は、わたしにはずっと「見て見ぬ振り」をしてきた場所が1カ所だけあります。それが、台所の冷蔵庫の裏側と電気調理台(下はオーブン)の裏側です。手の届く範囲は日頃から拭いたりしていましたが、裏側や下はかなりの埃がたまっているだろう、しかも油汚れが飛んでいるから埃がこびりついているのでは、そう思うと怖くて動かしてみる気になれないまま「気がつかない振り」をしていたのです。
はい、これを主婦の怠慢と言います。よくわかっています。
しかし、あらかじめ動かして掃除しやすいように作られている日本の冷蔵庫と違い、わがやの冷蔵庫を動かすのは結構な力作業になります。調理台もしかり。それに、しつこくこびりついた汚れ、もしかしたらそこに巣食っているかもしれない害虫などの可能性を想像するに、とても一人で立ち向かう勇気が出ません。夫が休みの時に一緒に片付けよう、そう思っておりました。
しかし、あまりにも気持ちのいい天気だったので、その気になりました。
頑張って一人で冷蔵庫と調理台を動かし、積年の埃を全部掃除機で吸い取りました!埃っぽくなっていた床や壁も全部拭き、手の届かないところに飛び散っていた汚れも拭き取り、ついでに本体もピカピカに磨きました。
終わってみると、台所の一部分だけが妙に輝いているような印象。これは、ひょっとして台所の壁全体を拭いた方がいいのかもと思い、椅子によじ上って、手の届く限りの壁を拭きました。なんだか全体に明るくなったみたい。白い壁なのでほとんど気がつかなかったのですが、やはり油や水蒸気、埃などが一体となった汚れがたまっていたようです。
こちらの台所にある換気扇は、換気扇と呼ぶのもためらわれるほど軟弱な代物です。トイレや浴室とまったく同じ小さい換気口が台所についているだけなのです。それだけでも換気能力が見込めないことはわかりますが、更にがっかりすることには、この換気扇、調理台とは無関係の場所に設置されているのです。日本の、ガス台の真上に設置されて、最強にすると髪の毛まで吸い込まれそうな勢いの換気扇を見慣れた目には、これが果たして多少なりとも台所の汚れ防止に役立っているのか、はなはだ疑わしく見えるのであります。台所の汚れがこんなにたまりやすいのも、主婦の髪が汚れやすいのも、みんな軟弱な換気扇が悪いんですとわたしは言いたい。
とにかく今日はスミからスミまで掃除しました。今なら、例えば冷蔵庫が壊れたとしても、配管に問題があって業者を呼ばなければならなくなったとしても、落ち着いていられるんだけどなぁなどと思ってしまいました。人からは見えない場所でも、きれいにしてあると思うだけで気分は爽快です。
小さい子どもは魔女やおばけが怖いけれど、大人にとっては「見えない振り」や「気がつかない振り」をして無視して来たものを暴くのが結構怖いんだよねと思ったことでした。どんな大変な有り様になっているやらと裏側を覗き込んだ時は、それは恐ろしくて心臓がバクバクしました。掃除を始めたら落ち着きました。掃除は、やらなければやらないほど取り掛かるのが億劫になり、汚れに立ち向かうのが怖くなるんですよね。わかってはいたんですけれど‥。
とりあえず、家の中に怖い場所がなくなったのはめでたいことです。
残る怖い場所は、引越当時「とりあえずしまっとけ」と地下のカーヴに放り込んだまま手を付けていない段ボール箱の数々です。あれを暴くのも、かなり、かなり怖い。今度こそ夫と一緒に気合いを入れて取り組まねば、と思っています。
さて、いつになりますことやら。
洗濯機を回しながら、ざっとベランダの掃除。それから、腰を据えて大掛かりな掃除をすることにしました。
実は、わたしにはずっと「見て見ぬ振り」をしてきた場所が1カ所だけあります。それが、台所の冷蔵庫の裏側と電気調理台(下はオーブン)の裏側です。手の届く範囲は日頃から拭いたりしていましたが、裏側や下はかなりの埃がたまっているだろう、しかも油汚れが飛んでいるから埃がこびりついているのでは、そう思うと怖くて動かしてみる気になれないまま「気がつかない振り」をしていたのです。
はい、これを主婦の怠慢と言います。よくわかっています。
しかし、あらかじめ動かして掃除しやすいように作られている日本の冷蔵庫と違い、わがやの冷蔵庫を動かすのは結構な力作業になります。調理台もしかり。それに、しつこくこびりついた汚れ、もしかしたらそこに巣食っているかもしれない害虫などの可能性を想像するに、とても一人で立ち向かう勇気が出ません。夫が休みの時に一緒に片付けよう、そう思っておりました。
しかし、あまりにも気持ちのいい天気だったので、その気になりました。
頑張って一人で冷蔵庫と調理台を動かし、積年の埃を全部掃除機で吸い取りました!埃っぽくなっていた床や壁も全部拭き、手の届かないところに飛び散っていた汚れも拭き取り、ついでに本体もピカピカに磨きました。
終わってみると、台所の一部分だけが妙に輝いているような印象。これは、ひょっとして台所の壁全体を拭いた方がいいのかもと思い、椅子によじ上って、手の届く限りの壁を拭きました。なんだか全体に明るくなったみたい。白い壁なのでほとんど気がつかなかったのですが、やはり油や水蒸気、埃などが一体となった汚れがたまっていたようです。
こちらの台所にある換気扇は、換気扇と呼ぶのもためらわれるほど軟弱な代物です。トイレや浴室とまったく同じ小さい換気口が台所についているだけなのです。それだけでも換気能力が見込めないことはわかりますが、更にがっかりすることには、この換気扇、調理台とは無関係の場所に設置されているのです。日本の、ガス台の真上に設置されて、最強にすると髪の毛まで吸い込まれそうな勢いの換気扇を見慣れた目には、これが果たして多少なりとも台所の汚れ防止に役立っているのか、はなはだ疑わしく見えるのであります。台所の汚れがこんなにたまりやすいのも、主婦の髪が汚れやすいのも、みんな軟弱な換気扇が悪いんですとわたしは言いたい。
とにかく今日はスミからスミまで掃除しました。今なら、例えば冷蔵庫が壊れたとしても、配管に問題があって業者を呼ばなければならなくなったとしても、落ち着いていられるんだけどなぁなどと思ってしまいました。人からは見えない場所でも、きれいにしてあると思うだけで気分は爽快です。
小さい子どもは魔女やおばけが怖いけれど、大人にとっては「見えない振り」や「気がつかない振り」をして無視して来たものを暴くのが結構怖いんだよねと思ったことでした。どんな大変な有り様になっているやらと裏側を覗き込んだ時は、それは恐ろしくて心臓がバクバクしました。掃除を始めたら落ち着きました。掃除は、やらなければやらないほど取り掛かるのが億劫になり、汚れに立ち向かうのが怖くなるんですよね。わかってはいたんですけれど‥。
とりあえず、家の中に怖い場所がなくなったのはめでたいことです。
残る怖い場所は、引越当時「とりあえずしまっとけ」と地下のカーヴに放り込んだまま手を付けていない段ボール箱の数々です。あれを暴くのも、かなり、かなり怖い。今度こそ夫と一緒に気合いを入れて取り組まねば、と思っています。
さて、いつになりますことやら。
by poirier_AAA
| 2010-07-24 01:33
| 日々の断片
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