2010年 06月 28日
ジヴェルニーへ |
印象派の画家クロード・モネの庭で有名なジヴェルニー(Giverny)は、パリの北西約80㎞に位置する小さな村です。パリからは車でほんの1時間ほどの距離なので、朝9時に思い立ってでかけても、時間に追われることなくゆっくりと観光を楽しむことができます。
昨日は好天に誘われて、1日ジヴェルニーで過ごしてきました。
なにはともあれ、写真をご覧下さい。
ジヴェルニーが近づいてきました。
車窓から見える線路とそのむこうはセーヌ川。パリを横断しジヴェルニー脇を流れたセーヌ川は、蛇行を繰り返しながら北西に向い、最後はル・アーブルとオンフルールの間で海に流れ込みます。
ジヴェルニーの村の風景。
この地方独特の造りの家です。(右の家は比較的新しく、下の写真の家はかなり古いです)白っぽい岩を積み上げてから塗りつぶした外壁、茶色や緑に塗られた木の鎧戸、焦げ茶色の鋭角の屋根に茶色いレンガの煙突。どの家も基本的な色使いが同じで、しかも自然の色とマッチしているので違和感なく風景に溶け込んでいます。
ツタを壁に這わせたり、バラを垣根のように茂らせたり、道路脇にはいろとりどりのタチアオイが植えられていたり、どこをみても緑と花で溢れています。
モネの庭にも花が溢れていました。今回は人が多くてとても込んでいたので、モネの家(左上と左隣の写真)には入りませんでした。かわりに庭をゆっくりとまわりました。
この時期、小さい花を沢山つけたバラの枝があちらこちらで茂っていて、とても素敵でした。大輪のバラもいいですが、小さなバラが蔓を伸ばしながら大きく茂っている様子は、また別な魅力があります。
光がまぶしくて目を開けていられない一角をぬけると、うっそうと茂った木々と小川のある場所に出ます。こちらの影の濃さがまた魅力的です。
左下は睡蓮の池。
目で見た通りに光やものの輝きを写真に写すのはとても難しいという、下手くそ写真の好例のような写真になってしまいました。睡蓮の花も咲いていますが、睡蓮よりも観光客の人影ばかりが水面に目立っております。
ジヴェルニー・ツアーがあるのか、日本人の団体客も沢山見かけました。やはり印象派は日本では人気がありますよね。これほどの人数の日本人(といっても30人くらいの団体が2つでしたが)を目にするのも日本語を聞くのも久しぶりで、耳から入ってくる音が意識しなくても全部理解できてしまうことに衝撃を覚えました。ガーデニング愛好者が多いからなんでしょうか、英国からのグループも多かったようですし、スペイン語やブラジル語も結構聞こえました。東欧からの学生の団体もいました。
本当に暑い1日で、誰も彼もがなるべく薄着で快適に過ごそう、日光を享受しようとしている中、アジアからの観光客は際立って薄着度が低いのです。特に日本人女性が一番着込んでいます。帽子にサングラス、日傘に長袖の上着、あるいは半袖に長いUVカット手袋、首元にストール、長いパンツにウォーキングシューズあるいはサンダルにストッキングという完全武装なので、とても目立ちます。日本では確かに1年中日差しがあるのでUVケアをまめにしなければと考えますよね。わたしもそうでした。でもこちらでは‥‥限りある日光を今のうちに存分に浴びておかなきゃ、薄着できるのも今だけ、太陽の温かさを肌で感じたい、そんな気持ちでいる人が大半だと思います。かくいうわたしも、ようやく上着なしで外出できるようになったのが嬉しくてたまらず、肌を太陽にさらしていました。太陽の光ってなんて温かい(熱い)んだろう、ああ体中でこの心地良い熱を感じていたい、現在はそういう心境なのであります。
芝生の上を裸足で走ったり草花を摘んだりして遊ぶことの好きな息子たちには不評な庭でしたが、季節を変えて、また是非訪ねてみたい場所だと思いました。
昨日は好天に誘われて、1日ジヴェルニーで過ごしてきました。
なにはともあれ、写真をご覧下さい。
ジヴェルニーが近づいてきました。
車窓から見える線路とそのむこうはセーヌ川。パリを横断しジヴェルニー脇を流れたセーヌ川は、蛇行を繰り返しながら北西に向い、最後はル・アーブルとオンフルールの間で海に流れ込みます。
ジヴェルニーの村の風景。
この地方独特の造りの家です。(右の家は比較的新しく、下の写真の家はかなり古いです)白っぽい岩を積み上げてから塗りつぶした外壁、茶色や緑に塗られた木の鎧戸、焦げ茶色の鋭角の屋根に茶色いレンガの煙突。どの家も基本的な色使いが同じで、しかも自然の色とマッチしているので違和感なく風景に溶け込んでいます。
ツタを壁に這わせたり、バラを垣根のように茂らせたり、道路脇にはいろとりどりのタチアオイが植えられていたり、どこをみても緑と花で溢れています。
モネの庭にも花が溢れていました。今回は人が多くてとても込んでいたので、モネの家(左上と左隣の写真)には入りませんでした。かわりに庭をゆっくりとまわりました。
この時期、小さい花を沢山つけたバラの枝があちらこちらで茂っていて、とても素敵でした。大輪のバラもいいですが、小さなバラが蔓を伸ばしながら大きく茂っている様子は、また別な魅力があります。
光がまぶしくて目を開けていられない一角をぬけると、うっそうと茂った木々と小川のある場所に出ます。こちらの影の濃さがまた魅力的です。
左下は睡蓮の池。
目で見た通りに光やものの輝きを写真に写すのはとても難しいという、下手くそ写真の好例のような写真になってしまいました。睡蓮の花も咲いていますが、睡蓮よりも観光客の人影ばかりが水面に目立っております。
ジヴェルニー・ツアーがあるのか、日本人の団体客も沢山見かけました。やはり印象派は日本では人気がありますよね。これほどの人数の日本人(といっても30人くらいの団体が2つでしたが)を目にするのも日本語を聞くのも久しぶりで、耳から入ってくる音が意識しなくても全部理解できてしまうことに衝撃を覚えました。ガーデニング愛好者が多いからなんでしょうか、英国からのグループも多かったようですし、スペイン語やブラジル語も結構聞こえました。東欧からの学生の団体もいました。
本当に暑い1日で、誰も彼もがなるべく薄着で快適に過ごそう、日光を享受しようとしている中、アジアからの観光客は際立って薄着度が低いのです。特に日本人女性が一番着込んでいます。帽子にサングラス、日傘に長袖の上着、あるいは半袖に長いUVカット手袋、首元にストール、長いパンツにウォーキングシューズあるいはサンダルにストッキングという完全武装なので、とても目立ちます。日本では確かに1年中日差しがあるのでUVケアをまめにしなければと考えますよね。わたしもそうでした。でもこちらでは‥‥限りある日光を今のうちに存分に浴びておかなきゃ、薄着できるのも今だけ、太陽の温かさを肌で感じたい、そんな気持ちでいる人が大半だと思います。かくいうわたしも、ようやく上着なしで外出できるようになったのが嬉しくてたまらず、肌を太陽にさらしていました。太陽の光ってなんて温かい(熱い)んだろう、ああ体中でこの心地良い熱を感じていたい、現在はそういう心境なのであります。
芝生の上を裸足で走ったり草花を摘んだりして遊ぶことの好きな息子たちには不評な庭でしたが、季節を変えて、また是非訪ねてみたい場所だと思いました。
by poirier_AAA
| 2010-06-28 21:17
| フランスを歩く
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