2010年 05月 31日
モーツァルトはうつくし |
アイロンをかけながら音楽を聞いていたら、モーツァルトのピアノ曲が流れました。ピアノソナタ第11番 K.311の第1楽章でした。3楽章が有名なトルコ行進曲のソナタです。
久しぶりに耳にして、やっぱりこの曲は好きだとあらためて思いました。主題と変奏からなる楽章で、主題も非常に単純だし、楽譜面だけ見れば簡単に弾けてしまうレヴェルだと思います。それなのに、本当に優雅で完成されている。凄いと思います。
みなさま演奏にいろいろお好みはあるでしょうが、ご参考までに、こんな曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=eV28KNELUUI&feature=related
子どもの発表会用の曲みたいですよね。でも、この曲がきちんと弾かれているのを耳にすると、あぁモーツアルトは天才だとしみじみ思います。こんなに単純に見えるくせに、弾いても聞いても飽きない曲がどうして作れたんだろうか、と。
ところで、モーツァルトの長調の曲を聴くと、ときどき救いようのない孤独感を感じたりします。例えばピアノコンチェルト第20番の2楽章とか同じく第27番の2楽章などです。愛らしいとも言える優しい旋律ですけれど、一方でとても寂しい。この寂しさって、天にも地にも自分1人しかいないという絶望的な孤独です。短調の旋律やためらうようなテンポで悲しくなるのは当然で、むしろ明るくて愛らしく、テンポもあっさりしているのに寂しい、というほうがこたえます。
ピアノコンチェルト第20番第2楽章
http://www.youtube.com/watch?v=Dcv21fo6kOU&feature=related
ピアノコンチェルト第27番第2楽章
http://www.youtube.com/watch?v=oe7rh_xrgdU&feature=related
どれをとってみても、わずかに左手の和音を加えただけの旋律がとにかく美しい。削ぎ落とすものが何にもない潔さです。「神に愛された」などという陳腐な形容詞も、この作曲家に対してはなんとなく使いたくなってしまうのです。
久しぶりに耳にして、やっぱりこの曲は好きだとあらためて思いました。主題と変奏からなる楽章で、主題も非常に単純だし、楽譜面だけ見れば簡単に弾けてしまうレヴェルだと思います。それなのに、本当に優雅で完成されている。凄いと思います。
みなさま演奏にいろいろお好みはあるでしょうが、ご参考までに、こんな曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=eV28KNELUUI&feature=related
子どもの発表会用の曲みたいですよね。でも、この曲がきちんと弾かれているのを耳にすると、あぁモーツアルトは天才だとしみじみ思います。こんなに単純に見えるくせに、弾いても聞いても飽きない曲がどうして作れたんだろうか、と。
ところで、モーツァルトの長調の曲を聴くと、ときどき救いようのない孤独感を感じたりします。例えばピアノコンチェルト第20番の2楽章とか同じく第27番の2楽章などです。愛らしいとも言える優しい旋律ですけれど、一方でとても寂しい。この寂しさって、天にも地にも自分1人しかいないという絶望的な孤独です。短調の旋律やためらうようなテンポで悲しくなるのは当然で、むしろ明るくて愛らしく、テンポもあっさりしているのに寂しい、というほうがこたえます。
ピアノコンチェルト第20番第2楽章
http://www.youtube.com/watch?v=Dcv21fo6kOU&feature=related
ピアノコンチェルト第27番第2楽章
http://www.youtube.com/watch?v=oe7rh_xrgdU&feature=related
どれをとってみても、わずかに左手の和音を加えただけの旋律がとにかく美しい。削ぎ落とすものが何にもない潔さです。「神に愛された」などという陳腐な形容詞も、この作曲家に対してはなんとなく使いたくなってしまうのです。
by poirier_AAA
| 2010-05-31 09:52
| 聴く
|
Comments(0)