2010年 05月 21日
線路はつづくよ、どこまでも |
物心ついたときから大型車に異常なまでの関心を示して来た我が息子たち。当然のなりゆきと言うべきか、今回の日本行きを境に情熱の対象が変わりました。現在のブームは飛行機と鉄道です。
機内で、いろいろな航空機(気球、プロペラ機、宇宙船などを含む)のカードをもらい、機内誌の機体一覧の図解を見て、飛行機に対する興味がむくむく。
東京駅で、次から次へとホームに滑り込んでくる様々な電車(含む新幹線)に目を見張り、おもちゃ売り場で電車の忠実な模型を見つけ、列車に対する興味が炸裂。
とりわけ都内の駅のホームで受けた驚愕が大きかったようで、○色の電車はなに、あの2階建ての新幹線はどうやったら乗れるの、と盛んに質問されました。ホテルに行くために東京駅から乗った電車の色、都内散策で乗った地下鉄の色、どこに行った時はどの色の電車に乗ったか、すでに記憶しています。(ホームを離れたがらなくて苦労しました)飛行機は気になっても実物を間近で見る機会が少ないので、身近な存在の電車に、より強い興味を感じているように見えます。
フランスに戻って来て、電車を見る機会もほとんどない状態になった今は、おもちゃ売り場から貰って来たプラレールのカタログの車両シリーズ一覧をなめるように見ています。毎日眺めては「また日本に行こうね。今度は2階建ての新幹線に乗ろうね」などと(親の懐具合を無視して)2人で盛り上がっています。2階建ての新幹線に乗るって、行き先はどこよ?2階建て新幹線の白と青と緑の車両なんて、どこを走ってるの?2種類の新幹線がくっついているのに乗りたいって?鉄道関係にはほとんど興味をもってこなかった母親は次に何を言われるかびくびくしています。
今回の一時帰国では、昔のオーケストラ仲間と飲みに行きました。ここに集まった男性陣すべて(わが夫以外)が鉄道関係に非常に詳しいのです。1人いた10歳の男の子まで、大人と同じレヴェルで会話しているんです。「のぞみ」とか「やまびこ」とか「中央線」じゃありません、「○○系」という呼び方で話が進むんです。もともと技術系の話題で盛り上がれるメンバーだから当然といえば当然なんですけれど、やはり鉄道関係もか・・・。ひょっとして、我が息子たちも早々に仲間入りするか?息子たちだけでなく母親のわたしまで詳しくなるか?
同じ席で「興味を持った分野があったら、気が済むまでやらせてあげて下さいよ。それは絶対に無駄にはならないから」と話してくれた方がいました。確かにそうです。こどものとき夢中になれるものを持てた人は、すごく幸せだと思います。子どもの時の脇目も振らない熱中ぶり、集中力、世界がじわじわと広がってくる感じ、大人になってからでは取り返せない貴重なものばかりです。
が、頭の片隅でこんな不安が頭をよぎったのも事実です。・・・鉄道模型だらけの子ども部屋か、一時帰国したら、日本縦断鉄道ツアーか?フランスで日本の鉄道マニアをやるか?いやいや、想像力と無料カタログをフル活用して、コストコンシャスに追究するのが面白いと思うよ〜。
さて、現在の興味がどれだけ続くことになるやら。今のところほとんど興味を分かち合えずにいる母親としては、冷静な第三者の目で観察を続けて行きたいと思います。父親には冷静さは期待できません。おもちゃ売り場の電車の模型の前に張り付いてましたから。自分から、子どもに新幹線模型を買ってやると言い出しましたから。子供部屋で「ちょっとパパにも新幹線を見せてくれないかな〜?」と子どもにすり寄っては「ダメっ。これは僕のだよ」と拒絶されて肩を落としてますから。
我が家の3人の新旧男の子を見ていると、つい「あぁ、男の子ってヤツは」という言葉が出そうになります。が、オーケストラの飲み仲間の顔ぶれを思い出すと、「とは言ってもイイ男はいるのだ」と安心します。息子たちよ、フランスで鉄道マニアになっても(まあ)いいよ。そのかわり、あの仲間たちの一員として溶け込めるくらい、好奇心いっぱいで話が尽きない、味のある男になっておくれ。期待してますぞ。
機内で、いろいろな航空機(気球、プロペラ機、宇宙船などを含む)のカードをもらい、機内誌の機体一覧の図解を見て、飛行機に対する興味がむくむく。
東京駅で、次から次へとホームに滑り込んでくる様々な電車(含む新幹線)に目を見張り、おもちゃ売り場で電車の忠実な模型を見つけ、列車に対する興味が炸裂。
とりわけ都内の駅のホームで受けた驚愕が大きかったようで、○色の電車はなに、あの2階建ての新幹線はどうやったら乗れるの、と盛んに質問されました。ホテルに行くために東京駅から乗った電車の色、都内散策で乗った地下鉄の色、どこに行った時はどの色の電車に乗ったか、すでに記憶しています。(ホームを離れたがらなくて苦労しました)飛行機は気になっても実物を間近で見る機会が少ないので、身近な存在の電車に、より強い興味を感じているように見えます。
フランスに戻って来て、電車を見る機会もほとんどない状態になった今は、おもちゃ売り場から貰って来たプラレールのカタログの車両シリーズ一覧をなめるように見ています。毎日眺めては「また日本に行こうね。今度は2階建ての新幹線に乗ろうね」などと(親の懐具合を無視して)2人で盛り上がっています。2階建ての新幹線に乗るって、行き先はどこよ?2階建て新幹線の白と青と緑の車両なんて、どこを走ってるの?2種類の新幹線がくっついているのに乗りたいって?鉄道関係にはほとんど興味をもってこなかった母親は次に何を言われるかびくびくしています。
今回の一時帰国では、昔のオーケストラ仲間と飲みに行きました。ここに集まった男性陣すべて(わが夫以外)が鉄道関係に非常に詳しいのです。1人いた10歳の男の子まで、大人と同じレヴェルで会話しているんです。「のぞみ」とか「やまびこ」とか「中央線」じゃありません、「○○系」という呼び方で話が進むんです。もともと技術系の話題で盛り上がれるメンバーだから当然といえば当然なんですけれど、やはり鉄道関係もか・・・。ひょっとして、我が息子たちも早々に仲間入りするか?息子たちだけでなく母親のわたしまで詳しくなるか?
同じ席で「興味を持った分野があったら、気が済むまでやらせてあげて下さいよ。それは絶対に無駄にはならないから」と話してくれた方がいました。確かにそうです。こどものとき夢中になれるものを持てた人は、すごく幸せだと思います。子どもの時の脇目も振らない熱中ぶり、集中力、世界がじわじわと広がってくる感じ、大人になってからでは取り返せない貴重なものばかりです。
が、頭の片隅でこんな不安が頭をよぎったのも事実です。・・・鉄道模型だらけの子ども部屋か、一時帰国したら、日本縦断鉄道ツアーか?フランスで日本の鉄道マニアをやるか?いやいや、想像力と無料カタログをフル活用して、コストコンシャスに追究するのが面白いと思うよ〜。
さて、現在の興味がどれだけ続くことになるやら。今のところほとんど興味を分かち合えずにいる母親としては、冷静な第三者の目で観察を続けて行きたいと思います。父親には冷静さは期待できません。おもちゃ売り場の電車の模型の前に張り付いてましたから。自分から、子どもに新幹線模型を買ってやると言い出しましたから。子供部屋で「ちょっとパパにも新幹線を見せてくれないかな〜?」と子どもにすり寄っては「ダメっ。これは僕のだよ」と拒絶されて肩を落としてますから。
我が家の3人の新旧男の子を見ていると、つい「あぁ、男の子ってヤツは」という言葉が出そうになります。が、オーケストラの飲み仲間の顔ぶれを思い出すと、「とは言ってもイイ男はいるのだ」と安心します。息子たちよ、フランスで鉄道マニアになっても(まあ)いいよ。そのかわり、あの仲間たちの一員として溶け込めるくらい、好奇心いっぱいで話が尽きない、味のある男になっておくれ。期待してますぞ。
by poirier_AAA
| 2010-05-21 17:48
| 子どもと暮らす
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