2010年 04月 02日
無作為に音楽を聞く |
息子があいかわらずお昼寝中なので、もうひとつ。
しばらく前に買ったCDプレーヤーですが、わたしが東京時代に使っていたタイプがモデルチェンジしたもので、新しくラジオのチューナー機能もつきました。これで、Radio Classiqueというクラシック専門の局を聞くのが、わたしの最近の楽しみです。
あの曲が聴きたいなぁと思って聴くのもいいものですが、自分の選択とはまったく無関係の曲を聞くのも、新鮮で楽しいものです。
無作為に聞くことの気持ちよさに気づいたのは、多分、出産の時だったと思います。
好きな音楽のCDを持ってきてくれれば分娩室でかけますよ、そう助産婦さんに言われていたので、散々迷って10枚ほど選んで病院に持って行っていました。しかし、悲しいかな初産です。ひとたび陣痛が来ると、マイ・ベスト・セレクションのCDのことなど、もうどうでも良くなってしまいました。気をきかせた助産婦さんが「何か音楽でも聴きたい?どんなのがいい?」と聞いてくれたので「じゃ、じゃあ、クラシックにして下さい。何でもいいです」とお願いしました。(病院内にCDがあるのです)その結果いろいろな曲が聞けて、結構いい気分転換になりました。
しかし、何時間か放っておかれたことがあって、その間は同じCDを延々と繰り返して聞くことになりました。その時のCD、忘れもしません、ボロディンの「ダッタン人の踊り」とハチャトゥリアンの「剣の舞」が入っていました。決して嫌いとは言わないけれど、陣痛でうめいてる時にこの選択ってどうよ?とぼんやりした頭で考えていました。
冷静になって考えても、やっぱり分娩室の妊婦向きとは思えません。そして、「ダッタン人の踊り」を聞きながら産まれて来るのも、「剣の舞」に励まされながら産まれて来るのも、自分が赤ん坊ならちょっとお断りしたい。かといって、わたしが入院中に聴いていた「マタイ受難曲」なんかも、これもどう考えてもごめんもうむりたい。
というわけで、分娩室には手間なく無作為に音楽が聴ける有線放送などを強くお勧めしたいのであります。間違っても、同じ音楽ばかり繰り返してはいけません。考えてみて下さいよ。ワーグナーの「愛の死」とか、リムスキー=コルサコフの「熊蜂の飛行」とか、ヴェルディのアイーダの「凱旋行進曲」とか。いい曲だけど、さすがにこれを延々と聞くとなると・・妊婦のやる気と胎児の情操教育上、ちょっと問題があるんじゃないかと心配になってしまいます。
話がそれました。話したかったのはこれです。
ラジオっていいものですよ。
=ご参考まで=
ダッタン人の踊り(2分20秒以降からが問題なんです)
http://www.youtube.com/watch?v=3tdgYmBxy1A&feature=related
剣の舞(超高速、聴衆爆笑、団員悪夢、指揮者楽々版)
http://www.youtube.com/watch?v=Pu4rKpjD1A0&feature=related
マタイ受難曲(分娩室向きではないけれど、やっぱりいい)
http://www.youtube.com/watch?v=M_LLFfFXaUA&feature=related
トリスタンとイゾルデより「愛の死」(今回はビルギット・ニルソンでどうぞ)
http://www.youtube.com/watch?v=_mOA8pZ_I4M&feature=related
熊蜂の飛行(ヴァイオリン版でどうぞ)
http://www.youtube.com/watch?v=lDSEUg4u71g
アイーダより「凱旋行進曲」(最後にパヴァロッティも登場します)
http://www.youtube.com/watch?v=Yq_if8R5xZE&feature=related
しばらく前に買ったCDプレーヤーですが、わたしが東京時代に使っていたタイプがモデルチェンジしたもので、新しくラジオのチューナー機能もつきました。これで、Radio Classiqueというクラシック専門の局を聞くのが、わたしの最近の楽しみです。
あの曲が聴きたいなぁと思って聴くのもいいものですが、自分の選択とはまったく無関係の曲を聞くのも、新鮮で楽しいものです。
無作為に聞くことの気持ちよさに気づいたのは、多分、出産の時だったと思います。
好きな音楽のCDを持ってきてくれれば分娩室でかけますよ、そう助産婦さんに言われていたので、散々迷って10枚ほど選んで病院に持って行っていました。しかし、悲しいかな初産です。ひとたび陣痛が来ると、マイ・ベスト・セレクションのCDのことなど、もうどうでも良くなってしまいました。気をきかせた助産婦さんが「何か音楽でも聴きたい?どんなのがいい?」と聞いてくれたので「じゃ、じゃあ、クラシックにして下さい。何でもいいです」とお願いしました。(病院内にCDがあるのです)その結果いろいろな曲が聞けて、結構いい気分転換になりました。
しかし、何時間か放っておかれたことがあって、その間は同じCDを延々と繰り返して聞くことになりました。その時のCD、忘れもしません、ボロディンの「ダッタン人の踊り」とハチャトゥリアンの「剣の舞」が入っていました。決して嫌いとは言わないけれど、陣痛でうめいてる時にこの選択ってどうよ?とぼんやりした頭で考えていました。
冷静になって考えても、やっぱり分娩室の妊婦向きとは思えません。そして、「ダッタン人の踊り」を聞きながら産まれて来るのも、「剣の舞」に励まされながら産まれて来るのも、自分が赤ん坊ならちょっとお断りしたい。かといって、わたしが入院中に聴いていた「マタイ受難曲」なんかも、これもどう考えてもごめんもうむりたい。
というわけで、分娩室には手間なく無作為に音楽が聴ける有線放送などを強くお勧めしたいのであります。間違っても、同じ音楽ばかり繰り返してはいけません。考えてみて下さいよ。ワーグナーの「愛の死」とか、リムスキー=コルサコフの「熊蜂の飛行」とか、ヴェルディのアイーダの「凱旋行進曲」とか。いい曲だけど、さすがにこれを延々と聞くとなると・・妊婦のやる気と胎児の情操教育上、ちょっと問題があるんじゃないかと心配になってしまいます。
話がそれました。話したかったのはこれです。
ラジオっていいものですよ。
=ご参考まで=
ダッタン人の踊り(2分20秒以降からが問題なんです)
http://www.youtube.com/watch?v=3tdgYmBxy1A&feature=related
剣の舞(超高速、聴衆爆笑、団員悪夢、指揮者楽々版)
http://www.youtube.com/watch?v=Pu4rKpjD1A0&feature=related
マタイ受難曲(分娩室向きではないけれど、やっぱりいい)
http://www.youtube.com/watch?v=M_LLFfFXaUA&feature=related
トリスタンとイゾルデより「愛の死」(今回はビルギット・ニルソンでどうぞ)
http://www.youtube.com/watch?v=_mOA8pZ_I4M&feature=related
熊蜂の飛行(ヴァイオリン版でどうぞ)
http://www.youtube.com/watch?v=lDSEUg4u71g
アイーダより「凱旋行進曲」(最後にパヴァロッティも登場します)
http://www.youtube.com/watch?v=Yq_if8R5xZE&feature=related
by poirier_AAA
| 2010-04-02 22:57
| 聴く
|
Comments(1)
Commented
at 2010-04-03 03:41
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。