2010年 04月 01日
日本の歌に涙する |
あるところで「ちあきなおみ」の話を読んだので、興味を引かれてTouTubeで探してみました。
本当に驚きました。こんなに歌のうまい人だったのか。小さい頃に聞いた記憶がありますが、癖の強い歌手という印象しか残っていませんでした。いや、本当に上手いのです。彼女の声は耳に心地良いアルト。ものすごい美声というわけでもなく、特徴的な声で聞かせるタイプでもありません。それが、ひとたび歌い始めると、どんな歌手にも真似できないような歌をきかせてくれます。たかだか3分程度の曲で、長い物語を聞かされたような気分になる、これが歌唱力なんですね。
ご存知の方には退屈な話でしょうが、わたしは凄いものを発見した気分で興奮しています。いろいろ聴いてみた中で、気に入ったものをいくつか紹介しようと思います。(本当はリンクを貼りたいのですが、コンピューターを新しくしてから出来なくなってしまいました。ご面倒でもアドレスをコピー&ペーストしてご覧下さい)
まずはこれ、「黄昏のビギン」
http://www.youtube.com/watch?v=VcsDsOEU3B0
なんともいえない優しさと幸福感があります。いい曲です。
「酒と泪と男と女」
http://www.youtube.com/watch?v=gydiqOmRrU8
カラオケで同僚が熱唱していた曲で、昭和の男くさい歌だと思っていましたけれど、彼女が歌うとしみじみとした大人のドラマになります。
「それぞれのテーブル」
http://www.youtube.com/watch?v=khoMOz5P6go&feature=related
シャンソンのカヴァーです。彼女の語りの上手さがよくわかります。
「黄昏」http://www.youtube.com/watch?v=vzZqAoBPHfE&feature=related
「霧笛」http://www.youtube.com/watch?v=fwU_K2EX6eE&feature=related
ファドのカヴァーです。ご本家ポルトガルの、叫びのように歌い上げられるサウダードと比べると、こちらはずっと淡々としている。淡々とした中に哀愁がこもっています。
そしてまた、こんな曲を歌っているのも見つけました。
「ゴンドラの唄」
http://www.youtube.com/watch?v=wMSQ1amd7sU
大正4年の曲だそうです。彼女が歌うと歌詞が心の中にしみ込むように入ってきて、ぼろぼろ涙が出てきました。
日本にいた頃は古くさく思われた昔の歌が、海外に住む今、やけに心に響いて来るのです。メロディーも叙情的で良いのだけれど、何と言っても歌詞が素晴らしい。「故郷」とか「椰子の実」、「早春賦」に「あかとんぼ」などなど、どれも日本の財産だと思います。そこまで古くなくても、例えば山口百恵が歌った「秋桜」とか。きちんと歌詞を大事に歌われた歌は、無条件に心に届きます。もうね、聴きながら涙がとまらなくなるのです。年のせいかもしれませんね。
ちあきなおみさん、資料によれば40代半ばで事実上引退しています。
その若さで、これだけの凄い歌を歌っていたのですね。
本当に驚きました。こんなに歌のうまい人だったのか。小さい頃に聞いた記憶がありますが、癖の強い歌手という印象しか残っていませんでした。いや、本当に上手いのです。彼女の声は耳に心地良いアルト。ものすごい美声というわけでもなく、特徴的な声で聞かせるタイプでもありません。それが、ひとたび歌い始めると、どんな歌手にも真似できないような歌をきかせてくれます。たかだか3分程度の曲で、長い物語を聞かされたような気分になる、これが歌唱力なんですね。
ご存知の方には退屈な話でしょうが、わたしは凄いものを発見した気分で興奮しています。いろいろ聴いてみた中で、気に入ったものをいくつか紹介しようと思います。(本当はリンクを貼りたいのですが、コンピューターを新しくしてから出来なくなってしまいました。ご面倒でもアドレスをコピー&ペーストしてご覧下さい)
まずはこれ、「黄昏のビギン」
http://www.youtube.com/watch?v=VcsDsOEU3B0
なんともいえない優しさと幸福感があります。いい曲です。
「酒と泪と男と女」
http://www.youtube.com/watch?v=gydiqOmRrU8
カラオケで同僚が熱唱していた曲で、昭和の男くさい歌だと思っていましたけれど、彼女が歌うとしみじみとした大人のドラマになります。
「それぞれのテーブル」
http://www.youtube.com/watch?v=khoMOz5P6go&feature=related
シャンソンのカヴァーです。彼女の語りの上手さがよくわかります。
「黄昏」http://www.youtube.com/watch?v=vzZqAoBPHfE&feature=related
「霧笛」http://www.youtube.com/watch?v=fwU_K2EX6eE&feature=related
ファドのカヴァーです。ご本家ポルトガルの、叫びのように歌い上げられるサウダードと比べると、こちらはずっと淡々としている。淡々とした中に哀愁がこもっています。
そしてまた、こんな曲を歌っているのも見つけました。
「ゴンドラの唄」
http://www.youtube.com/watch?v=wMSQ1amd7sU
大正4年の曲だそうです。彼女が歌うと歌詞が心の中にしみ込むように入ってきて、ぼろぼろ涙が出てきました。
日本にいた頃は古くさく思われた昔の歌が、海外に住む今、やけに心に響いて来るのです。メロディーも叙情的で良いのだけれど、何と言っても歌詞が素晴らしい。「故郷」とか「椰子の実」、「早春賦」に「あかとんぼ」などなど、どれも日本の財産だと思います。そこまで古くなくても、例えば山口百恵が歌った「秋桜」とか。きちんと歌詞を大事に歌われた歌は、無条件に心に届きます。もうね、聴きながら涙がとまらなくなるのです。年のせいかもしれませんね。
ちあきなおみさん、資料によれば40代半ばで事実上引退しています。
その若さで、これだけの凄い歌を歌っていたのですね。
by poirier_AAA
| 2010-04-01 22:52
| 聴く
|
Comments(1)
Commented
at 2010-04-02 13:47
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。