2009年 10月 30日
「ピーターと狼」 |
今日は子どもと一緒に映画に行って来た。
「ピーターと狼」を観るのが第一の目的だったのだけれど、その前に1本短い映画も放映されたし、終わってからもう1本観ることにしたのが4編の作品からなる映画だったので、都合6作品も観たことになる。全部あわせても2時間かからない短編ばかりだ。
Pierre et le loup
「白いおおかみ(le loup blanc)」監督:Pierre-Luc Granjon
「ピーターと狼(Pierre et le loup)」監督:Suzie Templeton
4,5,6 Melie pain d'epice
「水泳の練習(La lecon de natation)」監督:Danny de Vent
「昼と夜(Tot ou tard)」監督:Jadwiga Kowalska
「しあわせな鴨(Le joyeux petit canard)」監督:Gili Dolev
「メリーの春(Le Printemps de Melie)」監督:Pierre-Luc Granjon
「ピーターとおおかみ」に関しては予告編を観て映像も気に入っていたし、なにより音楽がプロコフィエフというのが良くて、有り体に言えば親の趣味に子どもをつきあわせた格好。そしてもう1本は子どもが選んだ。(わたしも賛成したけど)
はじめの1本は6歳から、2本目は3歳からとなっていたので子どもっぽくて辟易するかと危ぶんでいたけれど、全然心配する必要はなかった。大人でも十分鑑賞に堪える素晴らしい作品ばかりだった。
今回の6本に共通するのは全部マリオネットとか粘土細工とか紙細工とかでできた映画だったということ。短い映像でもそれができるまでにどれだけの手間がかかっているのか、考えただけでも気が遠くなるほど、いずれも手のこんだ作りだった。
内容も子ども向けながら容赦がない(仲良くしていた鳥が狼に食べられてしまう。捕まえて来たウサギの首を両親がちょんと斧で切ってしまう)話あり、哲学的な話もあって侮れない。
つまりは「子ども向け」と書かれているけれど、子ども用にかわいく楽しく作られている作品というわけじゃなく、しっかり手を抜かずに作り上げた結果「子どもにも見せられる」作品になっているということなのだと納得。
こういう良質な映画を様々なプログラムで上映してくれる映画館があり、子どものための映画週間なんかを企画してくれる自治体があり、というのがパリに住むことのメリットだと実感した1日だった。
とても楽しかった。
「ピーターとおおかみ」の予告編はこちらで見られます。
http://www.cinefil.com/film/pierre-et-le-loup-23/bande-annonce
「ピーターと狼」を観るのが第一の目的だったのだけれど、その前に1本短い映画も放映されたし、終わってからもう1本観ることにしたのが4編の作品からなる映画だったので、都合6作品も観たことになる。全部あわせても2時間かからない短編ばかりだ。
Pierre et le loup
「白いおおかみ(le loup blanc)」監督:Pierre-Luc Granjon
「ピーターと狼(Pierre et le loup)」監督:Suzie Templeton
4,5,6 Melie pain d'epice
「水泳の練習(La lecon de natation)」監督:Danny de Vent
「昼と夜(Tot ou tard)」監督:Jadwiga Kowalska
「しあわせな鴨(Le joyeux petit canard)」監督:Gili Dolev
「メリーの春(Le Printemps de Melie)」監督:Pierre-Luc Granjon
「ピーターとおおかみ」に関しては予告編を観て映像も気に入っていたし、なにより音楽がプロコフィエフというのが良くて、有り体に言えば親の趣味に子どもをつきあわせた格好。そしてもう1本は子どもが選んだ。(わたしも賛成したけど)
はじめの1本は6歳から、2本目は3歳からとなっていたので子どもっぽくて辟易するかと危ぶんでいたけれど、全然心配する必要はなかった。大人でも十分鑑賞に堪える素晴らしい作品ばかりだった。
今回の6本に共通するのは全部マリオネットとか粘土細工とか紙細工とかでできた映画だったということ。短い映像でもそれができるまでにどれだけの手間がかかっているのか、考えただけでも気が遠くなるほど、いずれも手のこんだ作りだった。
内容も子ども向けながら容赦がない(仲良くしていた鳥が狼に食べられてしまう。捕まえて来たウサギの首を両親がちょんと斧で切ってしまう)話あり、哲学的な話もあって侮れない。
つまりは「子ども向け」と書かれているけれど、子ども用にかわいく楽しく作られている作品というわけじゃなく、しっかり手を抜かずに作り上げた結果「子どもにも見せられる」作品になっているということなのだと納得。
こういう良質な映画を様々なプログラムで上映してくれる映画館があり、子どものための映画週間なんかを企画してくれる自治体があり、というのがパリに住むことのメリットだと実感した1日だった。
とても楽しかった。
「ピーターとおおかみ」の予告編はこちらで見られます。
http://www.cinefil.com/film/pierre-et-le-loup-23/bande-annonce
by poirier_AAA
| 2009-10-30 11:33
| 観る・鑑賞する
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